発達障害グレーゾーン の商品レビュー
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「発達障害の傾向がある」と診断されながら、健常者と発達障害者の中間で生きづらさを感じる当事者や専門医へのインタビューについてまとめた本。 グレーゾーン当事者同士のトーク会やインタビューでは、当事者が生きづらさを感じる場面について「あるある」と頷くことが多々あった。特に、発達障害傾向を会社や家族、知人に打ち明けることが出来ず、抱えこんでいる方が多く登場し、周囲の理解を得ることの難しさを感じた。 本書の特徴は、登場する医師や就労支援スタッフといった支援のスペシャリストまでもグレーゾーン当事者であることだ。生きづらさを感じている人に寄り添ってくれている。 結局のところ、発達障害の診断の有無は重要なことではなく、今生きづらさを感じていることへの認知と、その人なりの対処を工夫していくしかないというのが読み終えての結論だった。最後の章にまとめている当事者の対処法は些細なことだけど、だからこそ気軽に取り組める貴重な知見だった。
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発達障害の当事者に関わる機会があり、興味を持って購入。ひとまず興味のあるところを読んだ。 発達障害はグラデーション状のため、多様性がある。そのため、本書が紹介しているとおり、発達障害の傾向がありながら、診断は出ず、日常生活を送っている人がいる。そのような方々の生きづらさが紹介され...
発達障害の当事者に関わる機会があり、興味を持って購入。ひとまず興味のあるところを読んだ。 発達障害はグラデーション状のため、多様性がある。そのため、本書が紹介しているとおり、発達障害の傾向がありながら、診断は出ず、日常生活を送っている人がいる。そのような方々の生きづらさが紹介されている。 人の個性を認め合える社会、職場をつくりたいというのと「仕事ができる=有能」みたいな価値観を壊したい。発達障害グレーゾーンの方々をきっかけに生きやすくなる社会を考えたい。まあまずは自分が一番大事なので自分が生きやすくなるように…。
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うちの小学6年の息子も発達障害の診断を希望してるのだけれど、診察を受けるのに数ヶ月は待たないといけないぐらい希望者が多いそうだ。幸い、診断がなくても支援を始めてもらえる環境があったので助かるけれど、それでも周囲に理解してもらうのは大変である。実は今まで周りから発達障害の疑いを指摘...
うちの小学6年の息子も発達障害の診断を希望してるのだけれど、診察を受けるのに数ヶ月は待たないといけないぐらい希望者が多いそうだ。幸い、診断がなくても支援を始めてもらえる環境があったので助かるけれど、それでも周囲に理解してもらうのは大変である。実は今まで周りから発達障害の疑いを指摘されたことはなく(ママ友に聞いたところ、うちの学校は発達については学校側から指摘することはないという噂)私一人が息子の発達に疑問を持ち、あれこれ調べてヤキモキしている状態だった。なのでこの本に出てくるグレーゾーンの人たちの気持ちはよくわかる。息子が「俺はわがままだ」と落ち込んで不登校気味になってやっと行政に相談。「診断がなくてもこれなら支援できますよ」と言ってもらえてホッとしたのと同時に「もっと早く相談すればよかった」と後悔した。子どもなので社会人よりはいくぶんスムーズに支援に結びついたような気はする。この本でも大人になってから発達障害の診断をもらうために病院をいくつも受診したり、発達障害の傾向があることを隠して苦しんでいたりと読んでいてこちらも苦しくなるような例が載っているが、この人たちのような場合もどこかで救われる機関や支援があればいいなと思う。
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自分に期待しない、他人に期待しない(がっかりを減らす、感情が動くと疲れるから感情の動きを減らす)自分は努力する。ことあるごとに思い出す。他人の自己重要感を高める。人によって満たされ方は違うからそこを一生懸命考える。 優先順位をつける、それを守る練習。(練習だからうまくいかないのが当然)。 作業を終えたらウインドウを閉じる。巻末の数節はとてもありがたい。
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発達障害そのものも理解が 進まない中、クロでもシロでもない、曖昧な 位置にいるグレーゾーンの人々の悩みが 具体的に綴られている。 そもそも、正常ってなに?という根本的な 疑問が突きつけられている気がする。
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わかりやすく、学びも多かった。「発達障害はグラデーション状」という部分は非常に腑に落ちた。確かに、そう簡単に、人間を線引きする事なんてできないよね。
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ASD,ADHDD,ADHDなどの診断がつかないけど傾向があるというグレーゾーンのグレさんたちのケース紹介や、その人たち向けの支援などについて。登場人物ほとんど当事者。 ま、私も傾向あるだろうな。 こういうのは傾向の度合いが強いか弱いかであって、診断がつくかどうかも線引きをどこに...
ASD,ADHDD,ADHDなどの診断がつかないけど傾向があるというグレーゾーンのグレさんたちのケース紹介や、その人たち向けの支援などについて。登場人物ほとんど当事者。 ま、私も傾向あるだろうな。 こういうのは傾向の度合いが強いか弱いかであって、診断がつくかどうかも線引きをどこにするかなのではないか。 けっこう、受診しても「傾向がある」とのみいわれて様子見されてしまうことも多いみたいだね。 でも、手帳や薬が欲しいだけじゃなく、自分が納得したいから診断が欲しい、という人が多いように感じた。 自分が抱える生きづらさは、なんでなのか知りたい。理由を求めたいのか。診断がつかなくても、傾向があるんだなとわかるだけでも自分の分析がしやすくなるかも。 あとは、当時者会があるから、いろんな人の話を聞けて対策を共有したり、安心したり、するかも。
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「発達障害グレーゾーン」腑に落ちました。 これを知り、子どもたちにも落ち着いて接する事が出来そうです。
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発達障害であると診断されず、かといって定型発達者でもない、いわゆるグレーゾーンの方に焦点を当てた本。 こういう本は今までなかったように思われる。 私自身、ASD 傾向が平均値よりも高いこともあり、飲み会の雑談が苦手だったり、人と仲良くできなかったりと生活を営む上で支障があった...
発達障害であると診断されず、かといって定型発達者でもない、いわゆるグレーゾーンの方に焦点を当てた本。 こういう本は今までなかったように思われる。 私自身、ASD 傾向が平均値よりも高いこともあり、飲み会の雑談が苦手だったり、人と仲良くできなかったりと生活を営む上で支障があった。だからといって、本当にASD なのかというとそういうわけでもない。 そのような人が自分だけでもないことを知り、少し救われた気分になった。
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