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ESG経営を強くするコーポレートガバナンスの実践 の商品レビュー

4.5

4件のお客様レビュー

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2022/01/03

「難しいことは言わない」「綺麗ごとも言わない」「何かあればイチから説明する」ことにこだわったガバナンスのテキスト。軽妙でちょっと毒舌な語り口が楽しくてどんどん読めてしまう。天才なの? おまけに事務局の日程調整の苦労まで知ってるって…。

Posted byブクログ

2021/04/20

会社のガバナンスに関わる事務局で業務をしている役割の方に向けた本である。 筆者はコーポレートガバナンスの本質を、「株主が経営者を規律づけること」としている。また、各章にそれぞれコラムが掲載されており、実際に企業で起こった問題事例などを細かく説明しており、内容がより具体的に理解しや...

会社のガバナンスに関わる事務局で業務をしている役割の方に向けた本である。 筆者はコーポレートガバナンスの本質を、「株主が経営者を規律づけること」としている。また、各章にそれぞれコラムが掲載されており、実際に企業で起こった問題事例などを細かく説明しており、内容がより具体的に理解しやすくなっている。

Posted byブクログ

2020/09/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

平易な言葉で語られており、気軽に読み進めることが出来た。ファイナンス偏重の読書になっていたが、ガバナンス関連の本も読んでいきたいと思った。色々と学びがあったが、特に学びがあった点は以下。 ・多角化企業がその存在を認められるのは、一つには事業間でのシナジーが実現していること、二つ目にはそれら事業を束ねる本社が巷の投資家よりも投資家能力に優れていること(自分でPFを作ってしまうのは、株主がやっていることと同じことをしてる)。 ・監査役は監督的機能を持ち、経営トップの不正を糾弾出来るが、取締役会に於ける議決権を有して無いので経営トップを解任する権利は無い。執行を行わずに取締役会において議決権を持つ人間がガバナンス上重要となるが、その役割を社外取締役が果たすことになる。(日本の取締役は執行役を兼ねており、経営トップの部下であり経営トップの取締まりを行う立場となることが実質難しい。) ・経営者人材を育てるには早い段階で経営の経験をさせること。 ・不動産投資はREIT等が出現してから投資家が自分で投資出来る商品となり、現金・有価証券と並び投資家が毛嫌いする。三菱地所や三井不動産は街作りにPFを作り変えることでその潮流を乗り越えた。

Posted byブクログ

2019/02/23

あまりの面白さに止まらず一気に読了。これまでも松田先生の著作は示唆に富むものが多かったが、自分にとっては、この本が最もインパクトが強かった。 コーポレートガバナンスの現在の潮流について、いつもながら読者に優しい表現でまとめ、難しい部分をあっさり脚注に流す気前の良さ。本文が参考にな...

あまりの面白さに止まらず一気に読了。これまでも松田先生の著作は示唆に富むものが多かったが、自分にとっては、この本が最もインパクトが強かった。 コーポレートガバナンスの現在の潮流について、いつもながら読者に優しい表現でまとめ、難しい部分をあっさり脚注に流す気前の良さ。本文が参考になるのはもちろんだが、脚注が充実(特に1,2,4章)していて、本文読みながら、脚注頁を指で挟んで、両者を行き交うように楽しめた。ここまで脚注も真剣に読んだのは初めて。

Posted byブクログ