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ここから先はどうするの 禁断のエロス の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2024/06/16

新潮文庫、スピン付きの文庫…。 久しぶりに読んだわ…(普段、エンタテイメント小説とライトノベルばっかり読むので)。 さぞ昔の本なんかと思えば初版が平成31年…。おお…。最近…、と、思ってももう5年まえか(笑)。 忘れそうやったのでタイツにタイツしたけど、 「そうやった、官能小...

新潮文庫、スピン付きの文庫…。 久しぶりに読んだわ…(普段、エンタテイメント小説とライトノベルばっかり読むので)。 さぞ昔の本なんかと思えば初版が平成31年…。おお…。最近…、と、思ってももう5年まえか(笑)。 忘れそうやったのでタイツにタイツしたけど、 「そうやった、官能小説ってこうやったわ」 と、思いながら読んだ。 こうってどうって…。面白いとか面白くないとかではなく、まあ、ものを食べながら読めない本。(わたしは) わたしはご飯を食べながら本を読むので、この本はそれができないため読了するのにちょっと時間がかかった。 ほんで、わたしが好きなエロスは官能小説ではなく 「ちょっとえっちなTLなんやな」 と、あらためて思った。官能小説がどうとか、この本がどうではないです。この本は面白かった。 なんちゅうか、エロスって結局「背徳感」と切り離せないと思う。 なので、どこに背徳感を感じるかに好みと好みのレーベルがでるんやろう。 ほんで、官能小説は、基本、自分自身に背徳感があるんやなと思った。 自分自身の行動? 感情? つまりは肉体? わたしはそこまで具体的なものより抽象的なものを好むので、 「悪いことをするシチュエーションを想像して背徳感を味わう」 くらいのTLが好みなんやろうなというか。 どちらがどう、とかではないです。(何回も言う) 「してはいけないこと」 を、することにスリルがあり、さらに悦びにつながる、と、いうタイプじゃ残念ながらないんやろう、わたしは。 そこに悦びを感じられる人は芸術肌というか、ものづくりができるタイプのような気がする。 だって、ゼロから何かを作り上げるきっかけも 「してはいけないこと」 に、繋がる部分があると思うねんな。してはいけないこと、と、いうか、おすすめされていないことを、自分で考えて、情熱のおもむくまま 「ちょっとやってみる好奇心」 と、いうたらええんか。 万人が求めるものは量産されている場合がおおいので、敢えて作らなくてもいい、そこを敢えて作ろうとするあたりに欲求と好奇心がある、ちゅうか…。 (否定はしていない) 多くの人がやらないからしてはいけない、と、いうのは、わりと古い考え方なのかもしれへんので、最近はまた「背徳感」の意味合いが変わってきてるのかもしれないなあ。 「してはいけないこと」を犯す悦びって、でも、純愛にもつながる気もするね。 ないのならあきらめよう、で、終わらないほど渇望するってそれはもう純愛。 なので、官能小説ってある意味純愛なんよな。ただ、その、愛の対象や表現のベクトルが、マイノリティすぎる。

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2024/05/26

好きな言葉はエロスです。 ってな事で、『ここから先はどうするの 禁断のエロス』 澤村 伊智 壁の向こうで誰かが 彩瀬 まる 噛みあとはオレンジ 木原 音瀨 Lotus 樋口 毅宏 ROMANCE 窪 美澄 バイタルサイン の5人の官能アンソロジー それぞれええ感じ...

好きな言葉はエロスです。 ってな事で、『ここから先はどうするの 禁断のエロス』 澤村 伊智 壁の向こうで誰かが 彩瀬 まる 噛みあとはオレンジ 木原 音瀨 Lotus 樋口 毅宏 ROMANCE 窪 美澄 バイタルサイン の5人の官能アンソロジー それぞれええ感じのエロスです。 眠っていた自身のエロスを解放していく様… 脚フェチから纏足に魅せられ、また自身の纏足との別れ と共に、過去の複雑な呪縛から解放された『何だか清々したわ』にシビれた 1番はやっぱり窪美澄さんのバイタルサインがえかったな 義父と娘のズルズルと沼にハマっていく禁断の愛が…… それぞれの作家さんのエロスの表現とストーリーの展開、心情、ミステリーと色んな意味で楽しめる一冊じゃなっと。 禁断のエロスと言うけど、禁断じゃなくて、もしかすると日常のエロスなのかも( *ˊꇴˋ)エヘッ 2024年15冊目

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2024/03/01

官能小説を読んでみたくなって当時選んで買ってみて久々読んだけど、エロくはないんですよね。んー。フェチ的な要素が高いかなぁ。 私が思っていた小説とは違うかなー。 短編なのでスラスラは読めます。だけど、短いから感情移入とかはしない! ただ、様々なフェチを書いてるのを読んでるだけ。 ...

官能小説を読んでみたくなって当時選んで買ってみて久々読んだけど、エロくはないんですよね。んー。フェチ的な要素が高いかなぁ。 私が思っていた小説とは違うかなー。 短編なのでスラスラは読めます。だけど、短いから感情移入とかはしない! ただ、様々なフェチを書いてるのを読んでるだけ。 また読むことはないです。 ※本の概要※ 官能小説の依頼に難航していた女性ホラー作家は、女性同士のカップルの後をつけ漫画喫茶へ。隣の壁に耳を澄ませ聞こえてきたのは、衣擦れ、溜息、潤みの音で……(「壁の向こうで誰かが」)。医師の寺沢は急患の老女の足に驚く。爪先に向かって細く、指は折り畳まれ、足裏は窪んでいた。纏足だ。それは、性具だった──(「Lotus」)。歪んだ欲望が導く絶頂、また絶頂。五人の作家の官能アンソロジー。

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2023/08/25

個人的、図書館にある木原音瀬さん全部読みますキャンペーンの一作。 副題 禁断のエロス 借りにくいから表紙に書かないでほしいです。まあ、平気だけども。 「壁の向こうで誰かが」澤村伊智  官能小説に初挑戦する女性作家が、新しい扉を  開く。 「噛みあとはオレンジ」彩瀬まる  最...

個人的、図書館にある木原音瀬さん全部読みますキャンペーンの一作。 副題 禁断のエロス 借りにくいから表紙に書かないでほしいです。まあ、平気だけども。 「壁の向こうで誰かが」澤村伊智  官能小説に初挑戦する女性作家が、新しい扉を  開く。 「噛みあとはオレンジ」彩瀬まる  最初の危険人物は、親戚のお兄ちゃんだったり  する。 「Lotus」 木原音瀬  Lotusは蓮。纒足とされた初老の女性の足に欲情を覚える若い医師。すごいところついてきます。  理想的な纒足を「三寸金蓮」と言うらしい。 「ROMANCE」 樋口毅宏  戸建て持ち家を手に入れるための新興住宅地。  地元の者と転入者。白い街並み。そうこの既視  感は、村田沙耶香「しろい街の、その骨の体温  の」オマージュされています。  頭脳明晰な男子と自他共に不釣り合いな女子。  そこに友人のサッカー男子の三つ巴。  この短編は、これだけなのが惜しい。  これこそ、「ここから先はどうするのって言い  いたい」  もう一作 有馬頼義「終身未決囚」をオマージュしてるらしい。この作品を読みたくて調べたけれど廃版らしく、手に入らず、図書館にもない。 直木賞まで取っていると言うのに。 「バイタルサイン」窪美澄 これは、別の短編集で既読。 母の再婚相手の父親と娘の禁断のエロス。

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2020/11/25

エロスを描いた五人の作家のアンソロジー。 なかなかに独特な世界満載だった。。 自分の嗜好が「覗き」であると発見した醜形障害気味の女性。 高校生の従兄弟と怪しい関係になった!?小6の女の子。どこまで妄想なのだ!? 纏足が性的嗜好と繋がっているとは…の第3編。 3P(未遂!?)しちゃ...

エロスを描いた五人の作家のアンソロジー。 なかなかに独特な世界満載だった。。 自分の嗜好が「覗き」であると発見した醜形障害気味の女性。 高校生の従兄弟と怪しい関係になった!?小6の女の子。どこまで妄想なのだ!? 纏足が性的嗜好と繋がっているとは…の第3編。 3P(未遂!?)しちゃった信枝。これまた妄想が入ってるのかよく分からなかった。 最後は養父と関係してしまった、作家の娘。 これと最初のが一番分かりやすかったのは分かりやすかった。 とりあえず表紙が持ち歩くには恥ずかし過ぎた。

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2020/08/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

官能小説アンソロジー。 木原音瀬を目当てに読む。フェチのお話。纏足が題材になっていて、さすがの独特の雰囲気が、とても面白かった。最後の「清々した」という一言がまた良い。 窪美澄さんのも良かった。義父と娘との恋のお話。ドロドロになりそうな題材なのに、人を愛することへの前向きな感じに仕上がっていて良かった。 その他の作品も、なかなか興味深いお話で、面白い。 残念だったのは装丁のデザインの悪さ。この色合いで本屋に並んでいたとして、まぁ、まず買わない。「官能」がテーマなら、もう少しセンスの良い装丁にしてほしかった。ので、☆は3つで。

Posted byブクログ

2020/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

*官能小説の依頼に難航していた女性ホラー作家は、女性同士のカップルの後をつけ漫画喫茶へ。隣の壁に耳を澄ませ聞こえてきたのは、衣擦れ、溜息、潤みの音で…(「壁の向こうで誰かが」)。医師の寺沢は急患の老女の足に驚く。爪先に向かって細く、指は折り畳まれ、足裏は窪んでいた。纏足だ。それは、性具だった―(「Lotus」)。歪んだ欲望が導く絶頂、また絶頂。五人の作家の官能アンソロジー* こ、濃ゆいです・・・!!ぬったりもったり、まとわりつくような濃度の読後感。禁断のエロス、と言うか、禁断の闇、と言うか。一風変わった感触の1冊。

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2019/03/31

羽田から九州の、とある空港へのフライトの機中で。 他に読む本を持っていなかったので最後まで読んだけれども、そうでなければ、早々に読むのをやめていたと思う。

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2019/01/18

アンソロジー形式の官能短編集。 好きな作家さんが書いていたので読んでみた。二人とも官能小説よりの小説が多い作家さんだから違和感はない。 それぞれ特徴が出た短編集だ。面白いのだが、若干物足りなさも感じる。アンソロジーの限界なのだが。

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