さよならの夜食カフェ の商品レビュー
第一話 さくらんぼティラミスのエール 第二話 幻惑のキャロットケーキ 第三話 追憶のたまごスープ 第四話 旅立ちのガレット・デ・ロワ これまでのシリーズを読みついに最終巻になりました。 次はどんな心の癒され方、心の温まり方なのだろうかと 作品が始まるごとにワクワクしました。 ...
第一話 さくらんぼティラミスのエール 第二話 幻惑のキャロットケーキ 第三話 追憶のたまごスープ 第四話 旅立ちのガレット・デ・ロワ これまでのシリーズを読みついに最終巻になりました。 次はどんな心の癒され方、心の温まり方なのだろうかと 作品が始まるごとにワクワクしました。 そしてこれが最終巻だと思うと丁寧に読まないと もったいないと思いつつも先が気になってしまい どんどんと早く読んでしまいました。 今回はこれまでに登場した人物が更に出ていて、 あらゆる所で過去の登場人物が接点になっていて 出逢える楽しさがありました。 シャールの体調も一時はどうなるかと心配でしたが、 徐々に良くなっていって本当に良かったと思いました。 今回も素敵な言葉が沢山散りばめられていて、 中でも印象的だったのは 自分を憐れみたくなったら、誰かに八つ当たりしたり、 甘えないで、自分で自分の機嫌を上手に取って元気になる。 それこそが、大人の嗜みというものよ。 人は誰かに見送ってもらえれば、 案外、次の一歩をしっかりと踏み出せるものよ 何かを得るたびに、 何かを失いながら、 明確な答えのない毎日を懸命に生きている我々は、 それだけ勇敢だ。 どの章でも考え深いものがありましたが、 ラストの章の「旅立ちのガレット・デ・ロワ」は この作品のラストに相応しく、全てが素敵な言葉で埋め尽くされて ぎゅっと今までの事を濃縮されたように濃い内容でしたが、 悲しい旅立ちではなく明るく未来のある旅立ちに 乾杯をしたくなる気分でした。 食を通して心と身体の健康を知ることができ、 そしてシャールから人生の生き方、考え方などと 素敵で幸せな時間が沢山いただけました。 この本のシリーズを最後まで読めて本当に良かったと思えます。 これまで読んだ素敵な言葉を忘れないように、 いつまでも心に留めて、 またゆっくりと再読してみたいと思います。 もし出来ることならば、 また何処かでシャールさんに出逢えたら良いなと 密かに願っています。
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シャールさんの優しくて強くて、時にに厳しいことばの数々は自分にも掛けて貰っているような気持ちになりながら読んだ。特に、希実の話はより一層気持ちが入って読んだ。亡くなった母のために、と自分の気持ちではなく何でも母と同じ道を選んでいこうとする姿に切なく胸が苦しくなった。湯気や香りがこ...
シャールさんの優しくて強くて、時にに厳しいことばの数々は自分にも掛けて貰っているような気持ちになりながら読んだ。特に、希実の話はより一層気持ちが入って読んだ。亡くなった母のために、と自分の気持ちではなく何でも母と同じ道を選んでいこうとする姿に切なく胸が苦しくなった。湯気や香りがこちらまで漂ってくるような夜食カフェのごはんの描写がたまらなかった〜。 〖しおり〗 ・度々行き違いが起きるままならない人間関係は、この先もずっと続く。けれど、難しいことをそのまま解決せずに抱えていてもこんな風に誰かと笑い会うことは出来るのだ。 ・自分で自分を救うのに、どこの誰に、一体なんの配慮がいるというの。 ・どれもこれも、簡単に失われる、虚しいものばかりなのに。けれどこの虚飾をはぎ取られたら、自分は何も残っていない。その事に気づいてしまった。 ・あなたはちゃんと努力の出来る人じゃない。髪型だって、肌だって、スタイルだって、あなたは今まで一人でよく頑張った。けどこれからは、その頑張り方を、ほんの少し変えればいいだけの事じゃないかしら。
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ついに終わってしまった。 シャールさんの言葉に励まされることが多々あった。 またいつかマカンマランに出会えるといいな。
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終わりだなんて悲しすぎる。カムバックー! #シャール 。終わりってわかってたから、なかなか読めずにいました。全巻素晴らしい。いろいろ考えさせられたし、人生の勉強?になった気がします。 #マカンマラン
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これでおしまいなんて寂しい…………ということはとりあえず置いといて、今回も素敵な言葉たちばかりだった。旅立ち、見送りがテーマなのかな。やっぱりマカン・マランを必要としている人だけが辿り着ける場所なんだな。まさか芦澤さんもマカン・マランに来るとは。人の悪意もきちんと描かれていて、自...
これでおしまいなんて寂しい…………ということはとりあえず置いといて、今回も素敵な言葉たちばかりだった。旅立ち、見送りがテーマなのかな。やっぱりマカン・マランを必要としている人だけが辿り着ける場所なんだな。まさか芦澤さんもマカン・マランに来るとは。人の悪意もきちんと描かれていて、自分の中にある悪意にも気付いてしまうこともあったからしんどいんだけど、でも宝物のような言葉をたくさんもらったシリーズだった。またいつかどこかでマカン・マランに巡り会えたらいいな。
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シリーズ4冊いっきに読了。 非常に丁寧に調査をされて作られたストーリーと感じる。 各話毎に切り替わる主人公それぞれに感情を移入して、どの話を読んでも必ずツンと涙する感じでした。
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"おしまい"の1冊だったので淋しい内容になるのかと覚悟しいていたけど、読了後は清々しい気持ちになれた。 更紗の話にウルウルした。 ことしの年末年始にガレットデロアを食べたいな〜。 これまでにシャールに励まされた登場人物達のその後も描かれていて、すっきりおしまい...
"おしまい"の1冊だったので淋しい内容になるのかと覚悟しいていたけど、読了後は清々しい気持ちになれた。 更紗の話にウルウルした。 ことしの年末年始にガレットデロアを食べたいな〜。 これまでにシャールに励まされた登場人物達のその後も描かれていて、すっきりおしまいできた。 でもリターンがあったらまたにぎやかなマカンマランに会いたい!
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図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) これまでたくさんの悩める人が訪れたカフェのクリスマス。店内では、一人の時間に浸る店主・シャールの姿が。シナモン香るココアの湯気の中、彼女―御厨清澄が心の内をひっそりと語り出す。深夜のカフェを開いた理由と、その未来を―。 知らず知らずどこか無理して生きている人って案外多くて、その居心地の悪さや生きにくさには目をつぶっている状態が普通になっているのよね。 それに気がついたときに行きつく場所がマカン・マランであったらそれは幸せな事だと思う。 シャールさんにはなれなくても、マカン・マランのようなエキセントリックさはなくても、息をつく場所を大事な人のために作ってあげれる人になれたら、と思うことのできたシリーズでした。 終わっちゃうのはやっぱりさびしい。
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さよならなんて言わないで~おしまいなんて言わないで~。大好きになった『マカン・マラン』の最終巻。最終巻は、今までの1~3を読み返したくなるような、様々な登場人物が目白押し。『たまごスープ』の話もとても好きだけれど、やはり最終巻らしさは最後の『ガレット・デ・ロワ』に集約されている。...
さよならなんて言わないで~おしまいなんて言わないで~。大好きになった『マカン・マラン』の最終巻。最終巻は、今までの1~3を読み返したくなるような、様々な登場人物が目白押し。『たまごスープ』の話もとても好きだけれど、やはり最終巻らしさは最後の『ガレット・デ・ロワ』に集約されている。初めてシャールさんが主役になって、その内心を綴ってくれる。「どうか忘れないで、あなたも私も、決して一人じゃないのよ」心に沁みます。刺さります。私もいつか『マカン・マラン』にたどり着けますように...
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ブクログ登録、記念すべき555冊目。 とうとう終わってしまった。マカンマランシリーズ。 今回も優しく暖かく、ときにしんどいお話達でした。 希実のお話が好きでした。大人の嗜みね。 「おしまい」と冠されていたので、最終話ドキドキしながら読みましたが、笑顔になれる終わり方でよかった。 まだまだシャールさんもマカンマランも続いていく、これからも救われ続けていく人がいるなんて、素敵なこと。 このシリーズには、今年の夏たくさんの幸せをもらいました。 ありがとうシャールさん。 またきっと。いつかどこかで。
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