センスメイキング 本当に重要なものを見極める力 の商品レビュー
私は、理系人間で数学や論理が大好きだった学生時代。 いまは、システム関連の会社にいる完全に自然科学の 範疇にいますが。この年になって哲学や文学、歴史、芸術 などが面白くなってきています。 また、息子は文系で、人文科学系(心理学や社会学)のほうに歩もうとしているようです。 そこで、...
私は、理系人間で数学や論理が大好きだった学生時代。 いまは、システム関連の会社にいる完全に自然科学の 範疇にいますが。この年になって哲学や文学、歴史、芸術 などが面白くなってきています。 また、息子は文系で、人文科学系(心理学や社会学)のほうに歩もうとしているようです。 そこで、書店で目に入った、AIをはじめとしてのSTEM(科学、技術、工学、数学)よりも人文科学(文学・歴史・哲学・芸術)が大事であるとの記載が気に入って読みました。 一言でいうと面白かったです。 文脈を把握する大事さが改めて感じる内容です。
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著者が北欧の戦略ファームで働いていると知り、興味を持って読んでみた。結論から言うと、とても示唆に富む良書だが、センスメイキングのアプローチをこの本だけで理解することは難しいと思う。シリコンバレーやデザイン思考を叩いている箇所は痛快
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大事なところを突っ込んでて偉い 今、こういう向きの発言が大事 でも、言ってることは、簡単 センスメイキング、意味形成 意味は数学からは見出せないぞ、と
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ビジネスにおいては、定量情報(STEM=科学・技術・工学・数学)だけでなく定性情報(=人文系学問)も必要、いやむしろ定性情報の方が大事だと言うことを主張した本。 ユヴァル・ノア・ハラリの「ホモ・デウス」で話題になっている通り、人間は全てビッグデータの蓄積によって人間個々のアルゴリ...
ビジネスにおいては、定量情報(STEM=科学・技術・工学・数学)だけでなく定性情報(=人文系学問)も必要、いやむしろ定性情報の方が大事だと言うことを主張した本。 ユヴァル・ノア・ハラリの「ホモ・デウス」で話題になっている通り、人間は全てビッグデータの蓄積によって人間個々のアルゴリズムが解明され、ホモ・デウスとなるといった説の正反対の内容。人間のあらゆる行動や思考は、先の読めない変化ががつきもの。したがって数値化できないことの方が、ビジネスに限らず人間には重要だという説。
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STEAMというフレーズは出てこないけど、STEAM本でしょうね。センスメイキング=さらなる情報収集 という印象になって読了しました。
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ちょっと長くて読みにくかった印象。 STEMよりも人文科学の方が大切なんじゃないのっていう内容。 自分なりの解釈として、現状STEMで抑えられる範囲は定常状態における統計的性質のみである一方、人間や経済のような多重度の複雑系は非定常状態こそ意味があるよね。そこを見るには現在のST...
ちょっと長くて読みにくかった印象。 STEMよりも人文科学の方が大切なんじゃないのっていう内容。 自分なりの解釈として、現状STEMで抑えられる範囲は定常状態における統計的性質のみである一方、人間や経済のような多重度の複雑系は非定常状態こそ意味があるよね。そこを見るには現在のSTEMに頼りきるより、人文的な価値観、経験や勘を古典から学べる人文科学にこそ重きを置きましょうっていうストーリー。 それはそうだなっていう一方、STEMも大事で、文理の枠にとらわれない柔軟な思想を持つ必要があると感じた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
技術の進歩によってデータ重視の経営や戦略になっている世の中に対して、事例を交えながら人間の人生、体験という文脈に紐づいた観点が必要であることを主張した本。 事例は豊富でわかりやすく、読みやすいものが溢れている。特にソロスの事例や研修での事例、ナパバレーの事例など、興味深いものが多い。 ただ、センスメイキングという言葉が散見されているので、一見主張が濁っている所があるのは勿体無い気がしている。(原著を読んでいないので、意図して残されているのか不明だが)
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普通のビジネス書のように、スキルやテクニックの重要性を啓発する本ではない。現在の世界が薄っぺらな「技術」に乗っ取られそうになっており、観察も判断も機械に任せるようになっていることに危惧をいだき、人文知を重視せよ、というスタンスの本。ハイデッガーやフッサール(現象学)に言及されるの...
普通のビジネス書のように、スキルやテクニックの重要性を啓発する本ではない。現在の世界が薄っぺらな「技術」に乗っ取られそうになっており、観察も判断も機械に任せるようになっていることに危惧をいだき、人文知を重視せよ、というスタンスの本。ハイデッガーやフッサール(現象学)に言及されるのもむべなるかな。テクニックや数学を磨くのではなく、全体観や感性や歴史を勉強せよということだ。
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デザイン思考に対する攻撃的な姿勢には全く共感することはできないが、AI等のテクノロジー主導による世界観の危うさを訴える書として共感。 人文科学がどういうものなのか、私自身は理解していると思っていないが、今日の経営学でもそれは融合、活かされつつあるようには感じている。 この作品...
デザイン思考に対する攻撃的な姿勢には全く共感することはできないが、AI等のテクノロジー主導による世界観の危うさを訴える書として共感。 人文科学がどういうものなのか、私自身は理解していると思っていないが、今日の経営学でもそれは融合、活かされつつあるようには感じている。 この作品から得たと思える事は、全体に対する完全さというものは、そもそも有り得ないもので、もしそのような唱え方をしている人や理論は疑ってかかった方が良いということ。
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ビッグデータはじめ、行き過ぎたSTEM信仰にアンチとしとの人文科学を提案。 6章での「デザイン思考」批判がコミカルかつ痛烈で読んでいて気持ち良い一冊。
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