ミスター・メルセデス(上) の商品レビュー
当たりハズレはある
読んでいて思わざるを得なかったのは、車に鍵を置き放しだったはず、ということに固執し過ぎで、作者の意図は理解できるにしても、丸で素人上がりの作家1年生のような理由付け 執拗な、車の持ち主に対する「アンタが車に鍵置き放しして無かったら」 いや、現実に起きてる車の盗難事件でも、犯人...
読んでいて思わざるを得なかったのは、車に鍵を置き放しだったはず、ということに固執し過ぎで、作者の意図は理解できるにしても、丸で素人上がりの作家1年生のような理由付け 執拗な、車の持ち主に対する「アンタが車に鍵置き放しして無かったら」 いや、現実に起きてる車の盗難事件でも、犯人たちは手近にあった車を「どんな手段でも」盗むもんで、その高級車の代名詞のドイツ車を盗むんであれば、どのMercedesでも良いはず、という理由付けから当然来るはずのstory展開を短縮した感じがしてしまう 要するに、その車の持ち主をstory上で自殺させたくて、ああいう展開になってる その事件が起きた時でも、合衆国なんてSilicon Valleyの国だし、昔気質の刑事だつっても、地方の警察署にもIT犯罪の部署か、それなりに知識がある署員か、可能性を考える義務ってあるように思った、警察官て公務員で、税金で生活してる、たった2名の、熟練だろうと刑事がリモコンで電波読み取るとか、考えもしないって、クレジットカード犯罪でもスキミングって一般的じゃん そこに不自然さがあって、巨匠といっても、もう少し考えてから書いたら良かったんじゃないかと思ってしまった 犯人のFreddyは、まぁ、いるだろうね、こういうの、どこにでも、で、キャラ設計は無理が無い アルコール中毒の母親も、まぁ、アメリカ人には大勢いるだろう 巨匠は、とっととdetalilを端折ってFreddyとホッジズの対決に持ち込みたかったし、オタク少年も登場させたかった、それで、車の鍵どうたら、をカンタンに済ませた Spielbergにも当たりハズレがあるから、超有名作家の作品にも、当然当たりハズレはあるし、全体的には面白い
beehot09
アウトサイダーを先に読んでいてビルとホリーの話が読めるとのことでいざ読み始め、やっぱり面白い…そういえばキング先生の人間vs人間の話はこれが初めてかもしれない…!!!犯人に同情しちゃいけないけど、社会の理不尽さ、やりきれない怒りや運命を呪いたくなる心情はリアル。
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キングをけっこう読んでいるつもりでいたが、今世紀に入ってから書かれた長編を読むのは初めて。彼の作家生活の半分以上が未踏と言える。まだ楽しみがあるものだ キングにミステリーを書かせてもうまいであろうことは全然想像に難くなかったのだが、それにしてもお見事 舞台はオハイオかインディ...
キングをけっこう読んでいるつもりでいたが、今世紀に入ってから書かれた長編を読むのは初めて。彼の作家生活の半分以上が未踏と言える。まだ楽しみがあるものだ キングにミステリーを書かせてもうまいであろうことは全然想像に難くなかったのだが、それにしてもお見事 舞台はオハイオかインディアナあたりのイメージだろうか キングはassholeは単純にthe assholeとして描くことが多かった気がするが、ややそれへの反省というか少し変えたところもあるのかも
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上巻はまだ登場人物たちの紹介に終始。ぶっ飛んだ展開はなく元刑事と犯人の心理戦もまだ鞘当て程度のやり取り。下巻への期待が高まるが大丈夫か?期待していいのか⁉︎さあどうなる⁉︎
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2022.5.7 最近ライトな本しかページが進まない。 翻訳モノなので遅読になりました。 面白くなってきたので下巻にも期待。 読書スランプを打破してほしい。
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アウトサイダー読了後、アウトサイダーで活躍したホリー・ギブニーと過去のパートナーホッジスの話が気になり読んでみました。 メルセデスキラーという犯人VS退職刑事ホッジスというお話。キングだけど、ホラーでも、SFでもなく。しかしキングらしい人物描写と息もつかせぬ展開で読む手が止まりま...
アウトサイダー読了後、アウトサイダーで活躍したホリー・ギブニーと過去のパートナーホッジスの話が気になり読んでみました。 メルセデスキラーという犯人VS退職刑事ホッジスというお話。キングだけど、ホラーでも、SFでもなく。しかしキングらしい人物描写と息もつかせぬ展開で読む手が止まりませんでした。 目的のホリーは前半ではほぼ登場しないのと、アウトサイダーの時のイメージとはかけ離れた性格での登場で、多少びっくりしましたが、この後いろいろ乗り越えて、あの活躍があったんだなと残りの2部も大変楽しみになりました。後半のホリーもジェローム活躍は嬉しかった!! 今まで読んだキングだと、犯人というか、敵対するものは完全な邪悪、その理由には踏み込まず、とにかく邪悪として存在しているもの、という表現が多かったと思うのですが、今回は相手が人間ということで多少圧倒的な存在感としては薄かったかなと思います。かと言って面白くないわけじゃないんですが。そして人間であっても、その背景はただの背景として書かれており、今回のブレイディーもその成長家庭に問題があれど、言い訳とか憐憫みたいなものは感じさせないところは今までの悪の存在と一貫してるのかなと思いました...。 アウトサイダーにつながる過程では、超常現象的な内容にも踏み込んでいるみたいなので、この先の2部がまた楽しみです!!キングすごいな!!
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上下一括感想 下巻にて キングはやっぱり根っからの物書きだよね…… ミステリーよりも登場人物が面白くてたまらない。ホントしつこいぐらいで……
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久しぶりのキング、超常現象もいいけど、正当性ホラーサスペンスはゾクゾクしてしまう。上巻では犯人とネット対決、灯台下暗しの距離でありつつ。母子密着がサイコの根っこにあるのか、鶏タマゴ論争になるが、幼児期の弟を殺した理由が?のまま。レンタル店での同僚との掛け合い、店長との対立ネタも面...
久しぶりのキング、超常現象もいいけど、正当性ホラーサスペンスはゾクゾクしてしまう。上巻では犯人とネット対決、灯台下暗しの距離でありつつ。母子密着がサイコの根っこにあるのか、鶏タマゴ論争になるが、幼児期の弟を殺した理由が?のまま。レンタル店での同僚との掛け合い、店長との対立ネタも面白い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
出だしは良かった。 得体の知れない狡猾な犯罪者と一線を退いた優秀な刑事ホッジスとの再対決。 過去の事件を新たな視点で紐解く系。 徐々に明らかになっていく犯人の不完全生、事件追うホッジスのステレオタイプ的な事件関係者との情事。 あまりにもありがちで低級な構図に成り下がってきてしまい下巻で転換がないと飽きてしまいそう。 スティーブン・キングってこんなもんだったっけ!?
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