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きれいなシワの作り方 淑女の思春期病 の商品レビュー

3.8

94件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2024/04/08

30歳独身女性として、ここまで共感したエッセイは過去なかったように思う。 30歳が近づいてきた頃から、本当に毎日毎日人生について悩み倒している。 身体の様子も20代前半の頃とはあきらかに違ってきていて戸惑う日々。 心と体がぐらぐら揺れるこの感覚を、“大人の思春期病”というのは言い...

30歳独身女性として、ここまで共感したエッセイは過去なかったように思う。 30歳が近づいてきた頃から、本当に毎日毎日人生について悩み倒している。 身体の様子も20代前半の頃とはあきらかに違ってきていて戸惑う日々。 心と体がぐらぐら揺れるこの感覚を、“大人の思春期病”というのは言い得て妙。 “大人である自分が、もっと大人になっていく” その過程だからこその成長痛なのだと思えば、なんだかこのモヤモヤも愛しいものに思えて救われた。 特に好きなもの ・淑女の思春期病 ・きれいな皺のつくりかた ・はじめての結婚願望 ・「なんか違う」のこと ・「活」の怖さとひりつく痛み ・メリットがない女 ・仕事の中で思うこと ・女の人生と愚痴 ・店員として処女

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2024/03/31

考えてることもなりたい姿も似てるな〜と、友達と話してるみたいで楽しかった。私って自意識過剰ってやつだったのか!気づき!

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2024/02/12

大人の思春期病をテーマにしたエッセイ 作者が30代前半の頃に書いていた話なので、今の自分と年齢が近いから分かる…!という気持ちと、これからそんなことを思うようになるのか?という気持ちで読んだ。 30代の自意識にジタバタしているような話が多いけど、しんどさはなくて笑ってしまうよう...

大人の思春期病をテーマにしたエッセイ 作者が30代前半の頃に書いていた話なので、今の自分と年齢が近いから分かる…!という気持ちと、これからそんなことを思うようになるのか?という気持ちで読んだ。 30代の自意識にジタバタしているような話が多いけど、しんどさはなくて笑ってしまうようなものも多くて良かった

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2024/02/17

2024.1.6 小説の雰囲気や世界観が独特なので、どんな人だろうと興味本位で読んでみた。 失礼かもしれないけど、普通の人でよかった笑 “綺麗なことしか起こらない人生なんてない。人生について本音で話せば話すほど、汚い感情だって出てくる。私の友達が、「ごめんね、愚痴だけど…」と...

2024.1.6 小説の雰囲気や世界観が独特なので、どんな人だろうと興味本位で読んでみた。 失礼かもしれないけど、普通の人でよかった笑 “綺麗なことしか起こらない人生なんてない。人生について本音で話せば話すほど、汚い感情だって出てくる。私の友達が、「ごめんね、愚痴だけど…」と前置きをして話してくれる感情は、私にはいつも美しい。傷つきながら生きているから、傷から膿が出るのだ。その膿を、私はどうしても、汚いとは思えない。友達が懸命に生きている証拠のようにすら思う。”

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2024/01/25

コンビニ人間で村田ワールドに足を踏み入れた私は 村田さんってどんな人?と気になりだし(恋だね) 次はエッセイを読むことにした あれ?なんか親近感を感じるぞ... 小説の内容からは想像できないほっこりする村田さんの日々のあれこれ

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2023/12/20

小説のイメージから、ぶっ飛んだ日常を連ねたエッサイかと思い構えて読み始めたのだが、全然違った。 本書は作者がアラサーと言われる年齢の頃に書いたものなのだが、その年齢の女性が感じていることや抱えている悩みをストレートに記しているので、共感できることが多々あった。「わかるわかる」と頷...

小説のイメージから、ぶっ飛んだ日常を連ねたエッサイかと思い構えて読み始めたのだが、全然違った。 本書は作者がアラサーと言われる年齢の頃に書いたものなのだが、その年齢の女性が感じていることや抱えている悩みをストレートに記しているので、共感できることが多々あった。「わかるわかる」と頷けることや、腹を抱えて笑ってしまうおかしな出来事(やっぱりあるにはあった)がページから溢れていて、繰る指が止まらなくなるかっぱえびせんなような本だった。 念の為にと、共感できる箇所や考えさせられた箇所の端を少しだけ折っていたのだが、ほとんどのページに折り目がついてしまいそうだったので途中でやめてしまった。それぐらい女性なら楽しく読める一冊だと思う。

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2023/12/24

「あんな小説書く人の頭の中って…?」と緊張しつつ手に取ったけど、等身大の女性像が浮かんで共感の嵐。モヤモヤを代弁してくれて嬉しかった。

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2023/12/07

ショックだった。 エッセイはほぼ読んだことないけど、常人ではないこんな発想を持っている村田沙耶香さんてどんな人なんだろうと気になりすぎて手に取った。 思ってたより等身大の女性だった‥! もっととんでもない変人だと勝手に思ってました。(すごく失礼) 村田先生とは同い年の同性で...

ショックだった。 エッセイはほぼ読んだことないけど、常人ではないこんな発想を持っている村田沙耶香さんてどんな人なんだろうと気になりすぎて手に取った。 思ってたより等身大の女性だった‥! もっととんでもない変人だと勝手に思ってました。(すごく失礼) 村田先生とは同い年の同性で、結婚願望がなく、村田先生の作品を読んでいると、こんなズレた人間でも生きてていいんだと思わせてくれることがある。 結婚は?こどもは?の地獄は、年齢とこのご時世の後押しでだいぶ生きやすくなったけど、30代まだ産める年齢のうちは本当にこのままでいいのかと人生の選択の期限を迫られている気がしてつらかったっけと思い出しました。 「本当に怖いのは、同窓会ではなくて、その合わない価値観に引きずり込まれそうになること」 この感覚、それだったんだ‥と納得

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2023/12/03

老化に対してこんなに…こんなに普通の感性のある人がどうしてあんな問題作を書くのか…?????????(困惑)

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2023/11/11

私は村田沙耶香さんの1ファンなので彼女のエッセイを読めることを嬉しく思います。本書には彼女が普段生活するうえで現れる彼女らしさやそんな彼女が仲良くする友人たちのある種の異質さを垣間みることができます。特に異常なほどに自分を下げる行為をしている村田さんがお気に入りです。また、本書で...

私は村田沙耶香さんの1ファンなので彼女のエッセイを読めることを嬉しく思います。本書には彼女が普段生活するうえで現れる彼女らしさやそんな彼女が仲良くする友人たちのある種の異質さを垣間みることができます。特に異常なほどに自分を下げる行為をしている村田さんがお気に入りです。また、本書では「自意識過剰」という言葉が頻出します。これは理性では自らを取り巻く状況を理解しながらも本能では生き遅れたくないと察知するからなのかなと人生の素人がながら考えていました。

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