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自衛隊の闇組織 の商品レビュー

3.4

63件のお客様レビュー

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2019/05/12

2019.5.12 31 ジャーナリズムを感じた。シビリアンコントロールの必要性、国益、情報取得方法、各国との情報合戦などある一方、別班になった人々の、人生について。 飲みの席での情報収集。大臣みたいな2年で代わってしまう存在に、そんなことは教えないのかなぁ。 電気工事として入っ...

2019.5.12 31 ジャーナリズムを感じた。シビリアンコントロールの必要性、国益、情報取得方法、各国との情報合戦などある一方、別班になった人々の、人生について。 飲みの席での情報収集。大臣みたいな2年で代わってしまう存在に、そんなことは教えないのかなぁ。 電気工事として入ってきた人の特徴。

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2019/03/13

【244冊目】自衛隊、主に陸自が国内・国外で情報提供者を作り上げて情報収集(ヒューミント)している。その組織は「別班」(本書の中では、MIST(Military Intelligence Specialist Training)やDIT(Defense Intelligence ...

【244冊目】自衛隊、主に陸自が国内・国外で情報提供者を作り上げて情報収集(ヒューミント)している。その組織は「別班」(本書の中では、MIST(Military Intelligence Specialist Training)やDIT(Defense Intelligence Team)との呼び名も記載されている。)と呼ばれている。本書は、共同通信の記者である筆者がその存在に迫る過程を書いたルポルタージュ。 筆者は「別班」の存在に否定的。自衛官は文民統制の下に置かれなければいけないが、「別班」の活動は総理や防衛大臣にも報告されてこなかったとのこと。特定秘密保護法案が成立すれば(2013年成立)、「別班」の活動はさらに納税者の知り得ないところに追いやられるのではないか、文民統制から遠ざかっていくのではないか、というのが筆者の危惧。 その他、興味深い点は下記のとおり。ただ、どこまで本当か分からないし、現在もこれが当てはまるのかは分からないけれど。 (1) 「別班」の活動資金は豊富。その一部は、米軍(キャンプ座間内の第500部隊?)から拠出されている。 (2) 2001年頃から、退役自衛官による「別班」暴露の本がしばしば出版されている (3) 「別班」は、戦前の陸軍中野学校の系譜を継いでいる (4) 特殊作戦群が海外展開する際に、「別班」も同時展開させ、一体的に運用する構想があった (5) かつては、旧ソ連・中国・韓国に海外拠点があったが、現在は、ロシア・韓国・東欧の国辺りに海外拠点がある (6) 海外拠点の「別班」は、民間人に身分を偽装している(公務員の身分は維持しつつ、自衛官からは退役しているという記述もあったかも。) どこまで本当か分からないが、自衛隊は電波情報を扱う部署もあるはずで、それに加えてヒューミントまでやるとは、なかなか欲張りなのね…

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2019/03/09

共同通信のスクープに至流までの取材記の印象。取材上の苦労なども多く産みの苦しみとスクープの達成感に溢れるが、ノンフィクションにも関わらず曖昧なことが多く、残念。

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2019/02/24

 池上さんがTVで紹介していた方、共同通信社の石井暁さんが著者。陸軍中野学校は、大日本帝国陸軍の諜報や防諜に関する教育や訓練を目的とした教育機関&情報機関だったが、そのDNAを引き継いだ組織が、現自衛隊にも存在するという。もしも本当であれば、文民統制(=シビリアンコントロール)と...

 池上さんがTVで紹介していた方、共同通信社の石井暁さんが著者。陸軍中野学校は、大日本帝国陸軍の諜報や防諜に関する教育や訓練を目的とした教育機関&情報機関だったが、そのDNAを引き継いだ組織が、現自衛隊にも存在するという。もしも本当であれば、文民統制(=シビリアンコントロール)という視点から許されるものではない。共同通信より記事が発表されると、その存在は国会でも議論されたが、政権としては存在は否定している。本当に存在するかどうかは分からないが、満州事変を引き起こした関東軍の独走を想像してしまい、怖い気持ちになる。  石井さんはいまでも取材を続けているようだが、特定秘密保護法が成立してしまった今は、かなり厳しい状況ではないかと推察する。ただ、メディアとしての意地というか、良心というか、そんなことを感じた本だった。

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2019/02/24

情報源の秘匿の要請などから難しい話とはいえ、物証を示さず、匿名証言と推測だけで組み立てられているため、眉唾の域を出ない。

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2019/02/16

安倍晋三総理大臣は改憲による自衛隊の国家武力としての地位確立を目指している。 ・国家権力の抑止力となる憲法を政府が変えようとしていること ・特定秘密保護法という国民の監視を政府が拒む法案を通したこと など、旧日本軍が辿った戦争への暴走を最悪のケースでは再現しかねない危険な現状にお...

安倍晋三総理大臣は改憲による自衛隊の国家武力としての地位確立を目指している。 ・国家権力の抑止力となる憲法を政府が変えようとしていること ・特定秘密保護法という国民の監視を政府が拒む法案を通したこと など、旧日本軍が辿った戦争への暴走を最悪のケースでは再現しかねない危険な現状において、さらに総理大臣や防衛相にも秘密裏に行動する部隊(別班)が存在し、シビリアンコントロールがすでに破たんしつつあるという警鐘を鳴らす内容。 しかしながら、半分以上は取材の苦労話で読むのが苦痛になってしまった。 もっと掘り下げて欲しいテーマだっただけに、残念で仕方ない。

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2019/02/11

どこまでが本当の話かはわからないが、読み物として大変面白い。旧陸軍の亡霊的な存在で米軍の手先的な存在、別班。

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2019/01/27

なんか途中から読むのが面倒くさくなって投げ出した。 陸軍中野学校から続く闇部隊が存在する。 で、防衛大臣も総理大臣も知らないのは文民統制についての大問題だ。 さらに特定秘密保護法が成立すればこうした情報すら追えなくなる。 うーん。 ことがことだからなんだろうが、取材の過程に...

なんか途中から読むのが面倒くさくなって投げ出した。 陸軍中野学校から続く闇部隊が存在する。 で、防衛大臣も総理大臣も知らないのは文民統制についての大問題だ。 さらに特定秘密保護法が成立すればこうした情報すら追えなくなる。 うーん。 ことがことだからなんだろうが、取材の過程に臨場感もなく。 思想的な偏りももちろんあって。 なんか色々面倒で、もうちょっとまともな情報が出てからかな。 最後まで読んでないので結論違ってたらすみません。

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2019/01/10

第1章 別班の輪郭 第2章 別班の掟 第3章 最高幹部経験者の告白 第4章 自衛隊制服組の独走 著者:石井暁(1961-、ジャーナリスト)

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2018/12/26

2〜3時間で読める。取材後日談みたいなもので、繰り返しが多くて半分くらいの頁数で足りる。 ただ、国内の公安・諜報でもそうだが、海外諜報に携わると人間関係は断絶するのは、この本のとおり。中央官庁に入り、卒業後一年くらいは飲み会に参加してたのに、急に来なくなって年賀状も途絶えたヤツが...

2〜3時間で読める。取材後日談みたいなもので、繰り返しが多くて半分くらいの頁数で足りる。 ただ、国内の公安・諜報でもそうだが、海外諜報に携わると人間関係は断絶するのは、この本のとおり。中央官庁に入り、卒業後一年くらいは飲み会に参加してたのに、急に来なくなって年賀状も途絶えたヤツがいる。この本に書いてあるとおりだ。

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