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チャイナ・イノベーション の商品レビュー

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21件のお客様レビュー

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2022/05/16

とても面白かった。中国史にハマり、なぜ戦争や内乱で国力を落とした中国が今時代の最先端を走るまでに急成長したのか興味があったが、その一端を垣間見ることができた。決めてになるのはプラットフォームのオープン化。でも日本がそこに追いつくには手法だけまねてもだめで、柔軟な思想をこそ見習わな...

とても面白かった。中国史にハマり、なぜ戦争や内乱で国力を落とした中国が今時代の最先端を走るまでに急成長したのか興味があったが、その一端を垣間見ることができた。決めてになるのはプラットフォームのオープン化。でも日本がそこに追いつくには手法だけまねてもだめで、柔軟な思想をこそ見習わないとだめなんだろうなぁ

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2022/01/05

色々なことを聞いていたとはいえまとめて読むとやっぱり激しいショック。「中国が真似る」時代から「中国を真似る」(もしくは中国での経験から学ぶ)時代はすでにとっくに来ている、と感じさせる。そのタイミングを見損なわない様に色々な人にこれは読んで欲しい。物凄い学ぶこと多かった。2(続編)...

色々なことを聞いていたとはいえまとめて読むとやっぱり激しいショック。「中国が真似る」時代から「中国を真似る」(もしくは中国での経験から学ぶ)時代はすでにとっくに来ている、と感じさせる。そのタイミングを見損なわない様に色々な人にこれは読んで欲しい。物凄い学ぶこと多かった。2(続編)も読むの楽しみ。

Posted byブクログ

2021/05/16

アリババ、テンセントを中心に、中国が「下請け工場」「模倣」から脱却し、デジタル関連でアメリカの先端企業と並ぶに至った経緯が解説されている。 アリババ・アリペイの解説からは、日本の「キャッシュレス狂想曲」がいかに的外れだったかが分かる。 キャッシュバックの消耗戦も中国の再現でしか...

アリババ、テンセントを中心に、中国が「下請け工場」「模倣」から脱却し、デジタル関連でアメリカの先端企業と並ぶに至った経緯が解説されている。 アリババ・アリペイの解説からは、日本の「キャッシュレス狂想曲」がいかに的外れだったかが分かる。 キャッシュバックの消耗戦も中国の再現でしかなかったようだ。 またテンセントの解説では、何度も危機を迎えながら消費者志向で進化してきたかが分かる。 アイフライテック、滴々出向などBAT以外の企業も紹介されている。 Microsoft、Facebook、Uberなどが進出し、検索サイトとして中国から閉め出されたGoogleが別サービスでなんとか中国に入り込もうとしているなどアメリカ企業が中国市場を狙っている一方で、日本企業は「反日デモ」を契機として中国から撤退、工場なども東南アジアへシフトした。 しかし結果として、その後の中国はアメリカと並んで最先端テクノロジーが生まれる場所になった。 その中国市場をつかんでいる日本企業としては本書ではユニクロしか紹介されていない。 (ただし、そのためウイグル問題ではユニクロは難しい立場に立たされている)

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2020/06/24

仕事柄、インド関連の市場研究をしているのだが、現地のサービスプロバイダーと話すと、たいてい彼らが見ているのは欧米ではなく中国である。昨年、アフターデジタルを読んで中国の発展に衝撃を受けたが、より詳しく知りたいと思い手に取った本。   こちらは、中国のアリババ、テンセントを中心に、...

仕事柄、インド関連の市場研究をしているのだが、現地のサービスプロバイダーと話すと、たいてい彼らが見ているのは欧米ではなく中国である。昨年、アフターデジタルを読んで中国の発展に衝撃を受けたが、より詳しく知りたいと思い手に取った本。   こちらは、中国のアリババ、テンセントを中心に、なぜデジタル革命がこれだけ急激にこの15年ほどで起きたかをわかりやすくまとめている。 まず国策として予算も出して推進していること、その上で法律も変えていき、イノベーションの発展を止めないようにしていること、インフラが発展していなかった故に、顧客中心主義でサービスを磨くと顧客がついてくることが挙げられる。まさにデジタルを通じて負を解消して、そこに大規模なマーケティング還元キャンペーンで顧客獲得が功を奏している。 一方で各国で活躍していた優秀な中国人エンジニアたちがこれらの会社には集まっており、実際に人材の宝庫であるといえる。またオープン化戦略により、彼らのデータや機能を他社が活用することで、さらなるイノベーションが起きている点も見逃せないポイントである。 では、両社の違いはなにか?アリババ、テンセントとも決済は押さえてるが、アリババは小売とそのトランザクションデータをメインに、テンセントはソーシャルプラットフォームとしての強さを武器に滴滴行行などシェアサービスなどをメインにした戦略となっている。 2018年時点ではGAFAに続くような時価総額となっている二社だが、この本を読むと中国にはさらにユニコーンが出てくるイメージしかない。 日本も中国から学ぶ必要があるな、と感じた。

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2020/06/12

テンセントvsアリババに止まらない中国テック企業の事例が沢山載ってて面白かった。この本を読むまでDiDiが元々はテンセント系の会社だって知らなかった…。 日本はITに対する法規制が多いけど、テクノロジー起点で法律が変わるキッカケが生まれればいいなと思いました。

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2020/04/19

・テンセントの躍進。 ・JDファイナンスの不正検知システム"The Magic Cube" ・不正組織の羊毛党 に関する記述など、ここで初めて知った情報もあった。 メルカリの話もちらっと紹介があるが、それまでの中国の規模感と比較すると、日本の小ささが歴然。働...

・テンセントの躍進。 ・JDファイナンスの不正検知システム"The Magic Cube" ・不正組織の羊毛党 に関する記述など、ここで初めて知った情報もあった。 メルカリの話もちらっと紹介があるが、それまでの中国の規模感と比較すると、日本の小ささが歴然。働き方の猛烈さもテンションもスピードも負けてる。色々と難は加味しつつも中国から真剣に学ぶ価値は十分ある。

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2020/02/02

モバイル決済をはじめとする、デジタル経済の発展度の日中の差を、あらためて確認できる。 日本の企業は、こういった分野で、普通に負けているし、追いつくことは、既に難しい。

Posted byブクログ

2019/08/03

めっちゃ面白かった。アリババとテンセントを中心に、近年のイノベーションが簡単にまとまっている。 正直BATとかもよく分かってないし笑、この本振り返りながら、この先も中国の状況ウォッチしたい。

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2019/06/29

隣国にはGAFAを超えるビッグデータの巨人がいる。 そして14億人近いマーケットで凌ぎを削っている。 米国撤退後に、日本企業は生き残ることが出来るのか? 警告の書です。

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2019/06/09

<目次> 序章米中貿易戦争とチャイナ・イノベーション 第1章習近平国家主席とデジタル強国戦略 第2章なぜ中国でイノベーションが爆発的に生まれているの 第3章アリババ集団とテンセント 第4章2強を追う先端技術企業 第5章急速に進むデジタル化の負の側面 第6章中国型イノベーション...

<目次> 序章米中貿易戦争とチャイナ・イノベーション 第1章習近平国家主席とデジタル強国戦略 第2章なぜ中国でイノベーションが爆発的に生まれているの 第3章アリババ集団とテンセント 第4章2強を追う先端技術企業 第5章急速に進むデジタル化の負の側面 第6章中国型イノベーションの本質と先端企業との付き合い 終章データーを制するものは、世界を制する 2018/10/2初版発行著者は中国人コンサル。 中国製造2025の国家戦略で、ハイテク産業へ舵とりをした中国の現状を記す。 私は2014/2-2018/10まで上海に住んだので、肌感でよくわかっているつもりのことを、この著者は中国を知らない人にも論理的に伝えている。 イノベーションが中国で起っているのはよくわかるのだが、会社としてどのように大きくなったのか、中国の会社組織とは何なのか、少し記述があり、ふにおちた。それは、とりあえずやってみよう、やりながら修正しようという観点である。

Posted byブクログ