縄文の奇跡！東名遺跡 増補改訂版 の商品レビュー

佐賀市教育委員会(編者)

2021/12/14

佐賀県の有明海からちょっと入った高台に8000年前から7400年前まで存在し、縄文海進によって埋没してしまった東名（ひがしみょう）縄文遺跡に関して詳細に分析・研究した結果を佐賀市教育委員会がまとめた一冊。
ここからは編みかごも大量に発掘されており、第一章は貝塚から見つかった遺物ではなくいきなり編みかごの分析から始まるのはユニークなアプローチだと思った。この頃の縄文人の重要な食料の一つの堅果類のアク抜きのためのものだったらしい。材料や編み方についての内容を読むと7000年以上前にすでにかなり高い文明がすでにあったんだと分かった。