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聖母 の商品レビュー

4.1

102件のお客様レビュー

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2025/02/04

2025年2月4日 母強し。子への執着、執念を感じた。 まさかのどんでん返しで一気読み。 子を想う親の気持ちがこんな形になるとは。

Posted byブクログ

2025/01/22
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友人に勧められて読んでみました。叙述トリック物はあまり読まないのですが、いや〜すごかったです。後半に畳み掛ける種明かしが驚きの連続です。特に最後の章は鳥肌立ちました。タイトルにある"聖母"たる様が、最後2ページで書かれていますが、その表現描写もグッときます。まさかこういうハッピーエンド(?)に持っていくとは。 そういえば、途中途中で心理描写にどことなく違和感を感じていたもののスルーしていたのですが、もう一度読み返してみると、あえてそういう表現をとっていたのだと気付かされ、ストンと腑に落ちるとともにやられたなと思いました。ヒントはちょくちょく出ているんですね。ミステリ好きの方なら気付けるのでしょうか。二度読んでも楽しい本です。 物語の本筋とは逸れますが、この作品の良いところがもう一つあるなと思いまして、それは、このような誰でも読みやすいエンタメ性の高い作品の中に、女性に課せられる社会問題(男女格差、不妊治療、強姦被害など)のエッセンスが、違和感なくサラッと端々に散りばめられている点です。他の方の感想では、読後の叙述トリックに対する衝撃ばかりに触れられますが、取り扱っているテーマについてもグッと考えさせられる側面もあります。そして、それが物語の深みを増してくれているとも感じました。 心からおすすめする作品です。

Posted byブクログ

2024/12/22
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久々に面白かった!途中から味方してるのは、、、、って気づいたんだけど、それがまさか!笑 最近どんでん返し系多いけど、ここまで不自然なくどんでん返しも珍しい。

Posted byブクログ

2024/12/18
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一気早読み。残酷だった。直視できない どんでん返し。 母が子を思う気持ちの記述と 残酷シーンや暴力男児がかなり相容れなくて もう、大切に育てられた安全を望む家庭や親子と そうでない家庭や親子を完全に分けた方が 治安維持できるのでは? ある程度地価の高い街に住んでも 100%排除できるわけではないから アメリカのようなゲーテッドシティを作ったら 日本でも人が殺到しそうだと思った ……… 母ではなく、祖母だった 高校生は男の子ではなく、女の子だった 不妊治療に苦しんで、待望の子を産んだ記述は、 祖母と母(子)=PTSDに苦しむ娘、男っぽくしている、この子がレイプされて産んだ子を 祖母が養子にしてお迎えに行ったり、育てていた 胸糞…!

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2024/12/17

大どんでん返しで気持ちよく騙されたい方 本作品です。 気持ちいいーぐらいに騙されます笑 タイトルの「聖母」 なるほどなるほど!

Posted byブクログ

2024/07/24
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自分にも子供がいるので、他人事には思えない内容だった。 真琴の性別って本当に男なのかな?とちょっと疑うこともあったが、やっぱり性別トリックあったか! でも真琴の母が保奈美は気付かなかった。 保奈美が真琴を想う気持ち、真琴が薫を想う気持ちに、心にくるものがあったし、結局真実が暴かれていないというところも、この話においてはいいなと思った。 どんな理由があろうと絶対に人の命を奪ってはいけないけれど、どんな手を使っても自分の子供を守ろうとする母の気持ちには感銘を受けたし、自分の子への思いにも通づる部分があると思った。

Posted byブクログ

2024/06/27
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ほんのり後味が悪くイヤミスという感じでおもしろかった。 聖母というタイトルから、母が隠蔽工作をしてくれていることには気付いたが、まさかそれが保奈美とは思わなかった。 この後警察と話して、蓼科が犯人でしたので安心してくださいと説明を受けて終わるのだろうか? 田中家が捕まる可能性があるとすれば、 ・蓼科に盛った睡眠剤の成分が検死で摘出され、蓼科の死因が他殺と推定される ・男児の切り落とした指が発見される ・蓼科の通報をした時の情報を掘り下げて聞かれてボロが出る ・蓼科の部屋から盗んできたDVD等が見つかる というところだと思うが、そもそも家宅捜査まで踏み切れる情報が見つからないと逮捕には至らないんじゃないかなと思った。 真琴の動機も保奈美の動機も共感しやすいもので、最初に読んだときは「逃げ切れてよかった」と感じてしまったが、冷静に考えると、やはり幼児を殺害する罪は重く、きちんと裁かれてほしかったと感じる。 蓼科の殺害については、車種から真琴が近くに住んでいることを察して、理由はさておき接触してこようとしていたことは伺える。「懐かしくて」という言葉からは、謝罪するつもりだったのか、またよからぬことを企んでいたのか、一概に真意はわからないが、まだ何も危害を与えられていない以上過剰防衛にすぎないなと思った。 なんにせよ短時間で読めて、きちんと驚きもあっておもしろい小説だった。

Posted byブクログ

2024/06/02

都内で幼児殺害事件が発生。 死後に性的加害が加えられる残虐な手口に、ニュースを見た保奈美は自分の一人娘も狙われるのではと疑心暗鬼になり… 追い詰められた母親の行動、犯人の正体に驚愕。真相には胸が痛くなるものの、これで平穏になるなら…とも思ってしまう。

Posted byブクログ

2024/04/25
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初めて読ませて頂いた作者さん。ラスト20ページからの展開で頭が混乱するほどのどんでん返しが待っていました。 読み終えた後に再度本書のタイトルを見ると、なるほどなと思えるほど、合致していましたね。

Posted byブクログ

2024/04/23
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2024.4.20 特に前情報なく読んだので、叙述トリックが含まれていたことに驚き、後半は 「どういうこと?!」という衝撃を抱えたまま読み切った。 全く関係のない子持ち主婦と青年だと思っていたのが こうつながるのか、、と読後もしてやられた、、と思わずこの評価を書いている。 名前や立ち振舞いや言葉遣いで勝手に男性と決めていたが しっかり伏線回収もされ、すっきりと読み終えられた。 記憶をなくしてもう一度読みたい、と思える作品。

Posted byブクログ