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女が死んでいる の商品レビュー

3.3

51件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    25

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2020/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1/28読了 ○女が死んでいる⭐️⭐️⭐️ 朝起きたら自分の家で女性が死んでいる。考えただけで恐怖。しかも何度も記憶ないほどお酒飲んでたり何人も部屋に連れ込んでたなら自分が殺した?って絶対なる。濡れ衣着せられてもおかしくないけど記憶なくて自信ないのによく耐えれたよな。しかも自殺って、里見の執念が怖すぎるし、友達も謝罪の言葉を聞き出すために盗聴器しかけるとか。これは警察は信じてくれるのかって疑問が残った。 ○殺意のかたち⭐️⭐️⭐️ 車に跳ねられたときに安西に怒ったのは不倫中の岡田さんてこと? ○二重露出⭐️⭐️⭐️⭐️ ホームレスのせいで蕎麦屋と喫茶店の客が減り、2人の店主は話あったにもかかわらずそれぞれの考えでホームレス殺害を決意。方法は同じで違う場所に埋めるという。先に気付いた蕎麦屋が埋めた場所が違うと掘り起こしに行って捕まるって、、後から知った喫茶店も掘り起こしに行って見つかるって、、、まさかのホームレス2人www 最後の煙草屋のお婆ちゃんがかっきなかったあのが嘘みたいに店を畳むつもりはないと言うしホームレスがいっぺんに2人ともいなくなるっていうセリフでまさか蕎麦屋と喫茶店がホームレスになってた?とか深読みしたけどたぶん煙草屋にとって両側の店は邪魔やったんやろうなと思った。ホームレスがいなくなったことより両側の2人がいなくなったことが嬉しかったのか。それかホームレスの残飯あげてたのがお婆ちゃん? ○憎悪⭐️⭐️⭐️⭐️ 不倫相手を本気で好きになってしまって相手のことを調べるうちに不倫ではなく息子だった。その息子は母親を恨んでいて自分より年下の旦那をさらに憎む。自分のことを不倫相手と勘違いしていることを利用して女と父親を殺す。その2人を裸のままベッドで横たわらせ、母親が殺害して自殺したように見せる計画という話。意外性よりもすごくうまいアリバイ作りと思ってしまった。 ○殺人は難しい⭐️⭐️⭐️⭐️ 外国人の奥さんということを伏せて始まる短いストーリー。やたら日本語に弱い弱いゆうてるなと思ったし浮気見つけてすぐその人を殺しに行く展開の早さに驚いたけどミホと同僚の三木の見間違いというオチ。それに気付いた旦那がそれを脅しに使って別れてくれと。凄すぎ ○病んだ水⭐️⭐️ 誘拐事件の犯人は誘拐された社長の娘の狂言。事業計画反対派たちも手伝って、結局娘の安全と引き換えに事業の白紙大成功 ○母性という名の狂気⭐️⭐️ ありがち。解離性同一性障害。母親が虐待しているように書き、読んでいくうちに名前の使い方とかの違和感で母親ではないやろなとは思ったけどまさか父親とは。母親は浮気されていたことを苦にすでに自殺していて現在進行形で出てくる佳美さんは元愛人で亜紀ちゃんのお世話をしていたと。そんで自殺した奥さんの人格になった父親が佳美さん殺害。まぁまぁ無理くり ○レッツゴー⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 恒例のそっちかーみたいなのはありつつも1番まともで颯爽としてて読みやすく姉妹のドロドロとおもいきやのいい終わり方。

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2020/01/21

思いのほか叙述ミステリーだったので、先入観なく読むとほんとにオチに驚くものだなと改めて感じさせられた。 最後の「レッツゴー」のポッポちゃん家族すごくいいなと思うし、それに伴う叙述のオチも結構好き。

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2020/01/05

短編集なのでサクサク読み進められた。 どのストーリーも、大なり小なりのどんでん返しというか、読者の予想や思い込みを裏切られる展開になって驚かされた。面白い。誘導するテクニックというか。見事。

Posted byブクログ

2019/08/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最後の『レッツゴー』がよかったです。「どちらかがペースを合わせるんじゃなく、ごく自然に並んで走ったり、歩いたりしていた。だから心が通い合うこともあった。恋愛ってのはそういうものだと思うんだ」という安宅の父親の恋愛観は、素敵だなと思いました。

Posted byブクログ

2019/08/07

貫井君の書いたものは重たいものが多いのだが、この最後のレッツゴーは実にオモロイ。短編に必要な落ちも洒脱だし文体も読みやすく好感度大。

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2019/07/26

騙されたー。読者を騙しにかかっているという作品の数々。 レッツゴーは、筆者に珍しく青春を題材したものでファンとしては新しい感覚がした。

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2019/07/15

佳作を集めた短編集。筆者の文体はキビキビとしていて読んでいて気持ちがいい。最後の短編の「レッツゴー」は、ミステリーの要素もありながらも、家族の暖かさを上手く取り入れた良作だったが、女子高生を主人公として一人称で書かれているのに読んでいて全く違和感なく、作者の表現の幅の広ささに驚か...

佳作を集めた短編集。筆者の文体はキビキビとしていて読んでいて気持ちがいい。最後の短編の「レッツゴー」は、ミステリーの要素もありながらも、家族の暖かさを上手く取り入れた良作だったが、女子高生を主人公として一人称で書かれているのに読んでいて全く違和感なく、作者の表現の幅の広ささに驚かされた。

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2019/06/22

1997年〜2015年までの短編8編。 「女が死んでいる」 二日酔いで目覚めた朝、ベッドの横の床に見覚えのない女の死体があった。 とぼけた主人公が面白かった。 叙述ミステリーが多くて意外だった。 (図書館)

Posted byブクログ

2019/05/21

短編集。 やられたー!という感じより、気付いたら騙されてたような、あれ?なんで?いつの間に?という感じで上手いなと思いました。 母性という名の狂気、レッツゴーが良かった。

Posted byブクログ

2019/05/20

わたしの嫌いな短編集。貫井さんに限らず、やはり長編が好きだなぁ。読み応えがないもの。でも、表題作、「憎悪」「病んだ水」の三編は面白かったですね^^

Posted byブクログ