女が死んでいる の商品レビュー
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久々にKindleで新作が出た!と 意気揚々で購入 デビュー作の「慟哭」から追い続けてる 大好きな作家の一人である 貫井徳郎氏 本作は、表題である 「女が死んでいる」を始め 「殺意のかたち」 「二重露出」 「憎悪」 「殺人は難しい」 「病んだ水」 「母性という名の狂気」 「レッツゴー」 8編からなる短編集 喜びのあまり、すっかり長編ミステリーだと 思い込んで読み始めたら 実は短編集だった…という しかも、内4作品は e-NOVELSで発表してたやーつ 以前に読んだ短編集は 連作だったり、テーマが一貫してたりだったので さほど違和感なく読めたけど 今作はイマイチ 得意の叙述トリックで挑んだ割に 設定に無理があるのかなー 後味の悪い、救いの無い長編ミステリーが読みたいっす! #貫井徳郎 #叙述トリックの帝王 #エグい長篇ミステリーが読みたい #読書好き
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大体の話も真相には驚かされました。 中には頭悪い話やどうしようもない話もあったけど短編で読みやすい
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ミステリ短編集。発表時期にばらつきがあって、テーマもさまざまなのだけれど。それぞれにひねりのある作品ばかりです。 お気に入りは「憎悪」。いったいどうなるのかというストーリーの流れにぐいぐい惹きつけられたのもだけれど、案外単純にも思える「仕掛け」にあっさり引っかかってしまったのでし...
ミステリ短編集。発表時期にばらつきがあって、テーマもさまざまなのだけれど。それぞれにひねりのある作品ばかりです。 お気に入りは「憎悪」。いったいどうなるのかというストーリーの流れにぐいぐい惹きつけられたのもだけれど、案外単純にも思える「仕掛け」にあっさり引っかかってしまったのでした。思い込みは最大の敵。 「母性という名の狂気」も恐ろしく悲しくて印象的な作品。これもまたまんまと引っかかってしまったのでした。 問題編と解決編に分かれている「殺人は難しい」、これはなんとなく解けましたが。まだまだ修行が足りないなあ。だけれど、「やられた!」と思ってしまうのも楽しいのでこれでいいのかな。
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目覚めると、自分の寝室。見たことのない女が死んでいた。 自分が殺した記憶はない。 充哉はその女性の持ち物から、身元を推測し、知人とも思われる女性に接近して、自らの潔白を晴らし、謎を暴こうと焦る。 短く、起承転結もあり読みやすいミステリー。 時折、お笑いコンビのライセンスの...
目覚めると、自分の寝室。見たことのない女が死んでいた。 自分が殺した記憶はない。 充哉はその女性の持ち物から、身元を推測し、知人とも思われる女性に接近して、自らの潔白を晴らし、謎を暴こうと焦る。 短く、起承転結もあり読みやすいミステリー。 時折、お笑いコンビのライセンスの藤原一裕氏が物語に沿って写真で登場するため、若い人には特に入り込みやすい一冊かな。 物語の誰にも共感出来なかったけど、途中で伏線なども上手く折り込まれていて、最後まで飽きずに読めた。
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おすすめ小説で検索して知って買った一冊。 題名だけで買ったような本だったので、自分のあまり好きでない短編としりちょっとがっかりだった。 しかし読んでみたらどの話も意外な内容の話ばかりで楽しめた本でした。 ただ最後が中途半端に終わったなと感じる話もあり、ちょっと残念だった ...
おすすめ小説で検索して知って買った一冊。 題名だけで買ったような本だったので、自分のあまり好きでない短編としりちょっとがっかりだった。 しかし読んでみたらどの話も意外な内容の話ばかりで楽しめた本でした。 ただ最後が中途半端に終わったなと感じる話もあり、ちょっと残念だった いろんなどんでん返しが楽しめた小説でした。
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予想がついたものもあれば、なるほど!となったものも。短編集は好きだから楽しく読んだ。殺意のかたちはスッキリ纏まってて好き。二重露出はなんだか切なかったな…
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表題作以外の7篇は文庫オリジナルで90年代の作品が大半。叙述トリック、どんでん返しが多い。私のお気に入りは「殺意のかたち」「レッツゴー」
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短編集。叙述トリック多めの作品。 表紙や表題の雰囲気よりかは不気味な話は少なめ。 最も好みだったのは「母という名の狂気」 多重人格トリックは好きだがどうにもご都合主義でアンフェアな感じは否めない。しかしありきたりな多重人格トリックではなく非常に手の込んだものであると感じた。子か...
短編集。叙述トリック多めの作品。 表紙や表題の雰囲気よりかは不気味な話は少なめ。 最も好みだったのは「母という名の狂気」 多重人格トリックは好きだがどうにもご都合主義でアンフェアな感じは否めない。しかしありきたりな多重人格トリックではなく非常に手の込んだものであると感じた。子から子への因果の連鎖ようなものを感じ、とくに最後の義母の回想にはゾッとした。 「レッツゴー」はこれまでの貫井氏の作品とは毛色が違いこれはこれで面白かった。姉妹の性格の違いを面白おかしく描いている。自由奔放な姉が人生経験を生かし、妹を慰めているシーンはすごく暖かくポジティブな気持ちになった。実はこの姉は機知に富んでおり、自分の気持ちを吐き出すのも上手いし他人のこともよく配慮できておりすごく魅力的な人物だなと感じた。
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短編8編。帯に「必ずあなたも騙される!どんでん返し8連発!」とあります。 「女が死んでいる」・・・朝起きると知らない女の刺殺体が転がっていた。酔いつぶれた自分が殺したのか? 真相はそこまでやるのか?という展開。女の人は大事にしたほうがいい。 「殺意のかたち」・・・青酸カリ中毒で死んだ男。誰が殺したのか?という王道なミステリー。登場人物も少なく、真相に気づきましたが、素直にどんでん返しを受けました。面白かったです。 「二重露出」・・・公園に住み着くホームレスが放つ悪臭のためお客が激減した飲食店。ホームレスと話し合いで解決しないため殺害を計画します。この結末はずるいです。 「憎悪」・・・素性のわからない男性と愛人契約をした女性。男性のことを調べようとします。ミスリードされます。結末は後味悪いです。 「殺人は難しい」・・・夫の浮気を確信し、浮気相手を殺害する妻。【問題編】と【解答編】があります。この夫の軽い感じがすごく嫌だ。 「病んだ水」・・・産業廃棄物処理場を建設する会社の社長令嬢が誘拐される。身代金はたったの30万。身代金の運搬役をした社長秘書の手紙による独白。そういう方法なら犯人は捕まらないわけだなと納得。 「母性という名の狂気」・・・子供を虐待する母親の気持ちが痛々しい。結末はこれも後味悪い。 「レッツゴー」・・・女子高生が恋愛成就のため張り切ります。胃袋を掴むため料理を習得し奮闘します。そこへ恋多き女の姉が首を突っ込んできます。主人公の名前も鳩子ちゃんとか面白く、全体的に軽く、ほほえましいです。 残念なのは、だんだん読み進めるうちに、どんでん返しなんだろうな~と思ってしまうのが嫌になってきました。帯のせいで騙そう騙そうとしている雰囲気が出てしまっているというか・・・帯が悪い気がします。先入観なしで読みたかったです。
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どんでん返し8連発に惹かれて作者の作品、初。ミステリーとして面白かったのは断然「殺意のかたち」だ。逆にうーん?って思ったのは、二重露出。調子良すぎ?「母性という名の狂気」はありそうで怖かった。レッツゴーは可愛い話で、こういう姉妹って良いなあと憧れてた。ミステリーとはちょっと違うけ...
どんでん返し8連発に惹かれて作者の作品、初。ミステリーとして面白かったのは断然「殺意のかたち」だ。逆にうーん?って思ったのは、二重露出。調子良すぎ?「母性という名の狂気」はありそうで怖かった。レッツゴーは可愛い話で、こういう姉妹って良いなあと憧れてた。ミステリーとはちょっと違うけど。
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