一度読んだら絶対に忘れない 世界史の教科書 の商品レビュー

山﨑圭一(著者)

2022/12/18

言語を学ぶほど、文化を学びたくなって、文化を学ぼうとすると、歴史を知らなくてはいけないことに気づいた。
今、世界で起きていることの背景や原因が少しわかってきた気がする。
人生で初めて赤点をとった世界史に、やっと興味を持てて、この本のおかげでやっと本質に近づけた。

2022/12/03

学び直ししようと思って読んだ。
高校生のころ、世界史が好きだった私にとってとっても面白かった。
懐かしいのはもちろん、改めて学ぶことがが多かった。
どの時代も共通して言えることは民衆を抑え込むと反乱が起きる。人や国家は大きなリーダーシップが動かしていくということ。
そのリーダーシップは時に宗教だったりナショナリズムだったり。お金だったり。それぞれをツールとして動かしていく。そう思った。
各章ドラマを見ているようでとてもドラマティックかつストーリーが分かりやすい。
また忘れたころに読み返したいと思った。

2022/11/23

山川の歴史教科書の順序から、地域別に時系列を進めて行き、大航海時代で統合する、と言う試みです。

教育的に新しい良い試みだと思います。今の受験のトレンドに沿った作りだそうです。

過去、世界史で挫折した(受験は政治経済)身からすると世界史を敬遠させているのは"高校からのスタートで知識量が中学校から積んで来ている日本史と同じ位"、"名前がゴチャゴチャしている"、"視点がコロコロ変わるから唐突感がある"等などだと思います。

1番最後の課題に応えてくれているのは良いかな。
ただ、やっぱり年号が欲しいのと、世界史を習得するのは何よりも反復だと思います。

2022/11/16

地図が多いのでこれにした。
高校入試過去問を解いていて、「あ、そういえばこれあの本にこう書いてあったな」とちらっと思うことが多かった。
詳しく書かれているわけではないが、導入には十分だと感じている。

2022/10/16

高校生の頃に読んだ世界史の教科書は同じ年代で様々な地域の出来事を並行して解説していくもので、苦手意識を感じていました。
こちらの本はある程度年代をまとめて地域ごとに解説していたので内容がスッと頭に入る構成でわかりやすかった。

日本史や現在の社会情勢にも繋がることだが、歴史は誰がどの地域をどんな思想で支配するかの争いを繰り返していると感じた。
中東の宗教や領土問題、中国・台湾の問題や、朝鮮半島の問題などの背景を知ることができ、ニュースを見る目が変わりそう。
エリザベス女王の崩御にインドの方々の一部が、不謹慎な反応をしていたのは、今でも植民地時代のことで対立があるからなんだろうと思えたし、中東とアメリカの対立のきっかけもこの本を通じて知ることができた。

歴史的が分かると海外旅行をしたり、職場で海外の方と話をする時に見える世界が広がり、新しい発見ができたり失礼な言動を控えることができるので、読んでよかった。
特に仕事柄職場にインドの方をはじめとした海外の方が増えている今、歴史は知っておくべきだと感じた。

高校生の頃に出会いたい本だったなぁ。
日本史版も出版されているので読みたい。

2022/10/25

断片的に持っている世界史の知識を体系的に整理するのにとても役立つ。
古代から中世まで西洋（ギリシャ、ローマ）中東、インド、中国の4つの世界をそれぞれ解説。アレクサンドロス大王の遠征などそれぞれの解説の中で共通する事件が横串として整理に役立つ。
今まで、横串を刺す事件が逆に「これは西洋史?メソポタミア?」わからなくなる要因だったが、それぞれ視点をぶらさずに理解することで遥かに理解がしやすくなった。
20220930インドまで。

【ギリシャ】
エーゲ文明→ギリシャ文明→ポリス　
★ペルシア戦争→アテネ・スパルタ対アケメネス朝
ペロポネソス戦争→アテネ対スパルタ→弱体化
政治体制・・・成年男子による直接民主制
ドラコンの立法、僭主政治→陶片追放から
コリントス同盟→アレクサンドロス帝国→遠征
死後、マケドニア、セレウコス朝シリア、プトレマイオス朝エジプトに分割

【ローマ】
共和政ローマ→
帝政ローマ→第一回三頭政治・・・カエサルのガリア遠征→ブルートゥス暗殺→第二回三頭政治・・・オクタヴィアヌス（アウグストゥス）対プトレマイオス朝のクレオパトラ
五賢帝時代→パクス・ロマーナ
ローマの立て直し
キリスト教迫害
ミラノ勅命　コンスタンティヌス帝
キリスト教国教化→東西分裂

西ローマ→なくなる→フランク王国がメロヴィング朝宮宰カール・マルテル→ピピン・カロリング朝にクーデター→ローマ教皇に寄進。息子カール大帝でカールの戴冠。フランス（西フランク）ドイツ（東フランク）イタリアに分割。

【中東】
メソポタミア・・・ウルウルク→バビロニア
エジプト・・・古王国→新王国　
小アジア・・・ヒッタイト→バビロニア滅ぼす→海の民に滅ぼされる
アッシリア・・・オリエント統一→恐怖政治
アケメネス朝ペルシア・・・柔の政治。ギリシアとの戦い（ペルシア戦争）→アレクサンドロス大王の遠征によりセレウコス朝シリアに
ササン朝・・・ビザンツとの戦い（十字軍）
★メッカにムハンマド現れる★ヒジュラ
正当カリフ時代→ウマイヤ朝　ジズヤ（土地）ハラージュ（人頭税）の不平等　アラブ優遇
→アッバース朝　ジズヤを全員からハラージュを異教徒からとる政策
→後ウマイヤ朝・ファーティマ朝・アッバース朝時代
→ムラービト朝・セルジューク朝（トルコ系）・ガズナ朝
→ムワッヒド朝・アイユーブ朝・ゴール朝

【インド】

2022/09/17

　世界史を始めて学ぶ、学び直したいという世界史の知識がほとんどない人にぜひおすすめしたい。

　本書の特徴はなんといっても、地域ごとに話が進められていく点だ。この特徴により、2つの地域が密接に関わり合う場面が分かりやすい。本を読み進めていくことで「この地方とはこの出来事でつながりがあったんだ！」と印象に残りやすい構成になっている。

　また、年号がほとんど出てこないので、時系列に沿って読む意識が薄れて読みやすい。個人的に第5,6章は現在の世界情勢の土台となっており、面白いと感じた。

2022/08/20

学生時代、歴史を選択しなかったことを後悔。歴史は過去のものではなく、まさに生きている。昨今のパレスチナ、ウクライナ、台湾、世界事情はすべて繋がっている。再読したい一冊です。

2022/08/18

【読書レビュー 595】
山﨑圭一『(公立高校教師YouTuberが書いた)一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』SBクリエイティブ、2018年

世界史の試験対策について、基礎が身に付いていない自分にとって、この書は大変ありがたいです。
細かい語句や年号の網羅性ではなく、「平易なストーリーで世界史の大きな流れをがっつり掴む」事に特化されています。

世界史選択の受験生の多くは、この参考書をまず読む事になるのだろうと思います。
また、世界史を学び直す重要性が高まっている現在、社会人にもこの書は大いに役立つと思います。

2022/08/10

流れがとてもわかりやすくて最高です。
人物事典で読んだ人たちも大活躍します。
一度読んだら絶対に忘れないが本当であれば更に良いのですが。