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中山七転八倒 の商品レビュー

3.9

26件のお客様レビュー

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2018/09/25

締め切り直前にトリックが使えないことが判明。栄養ドリンクを一気飲みし徹夜で考え抜く…。どんでん返しの帝王がプロットの立て方や原稿の進め方、編集者とのやりとりを赤裸々に告白する 中山七里は多作な作家だとは思っていたけれど、年6冊をノルマ並みにこなしていることに驚く。栄養ドリンクを...

締め切り直前にトリックが使えないことが判明。栄養ドリンクを一気飲みし徹夜で考え抜く…。どんでん返しの帝王がプロットの立て方や原稿の進め方、編集者とのやりとりを赤裸々に告白する 中山七里は多作な作家だとは思っていたけれど、年6冊をノルマ並みにこなしていることに驚く。栄養ドリンクをがぶ飲み、机に座ったまま20時間以上居眠り…、そんなに身を削って大丈夫なのだろうか。締め切り直前にトリックが使えないことに気づくというのが2年続けてあったことに驚くけど、どうやって切り抜けたかもっと赤裸々に描いて欲しかった。 (Ⅽ)

Posted byブクログ

2018/09/12

多分、著者初の日記風エッセイ。 この作品を読んだ後に、ブクログの感想を書くのには正直ためらいもあるのだけど、私はブクログは自分のための読書記録と、本好きの友達との交流の場として使っているので、ちゃんと感想を書こうと思う。 もともと作者のファンと言う訳でもなく、何となく目に付いた作...

多分、著者初の日記風エッセイ。 この作品を読んだ後に、ブクログの感想を書くのには正直ためらいもあるのだけど、私はブクログは自分のための読書記録と、本好きの友達との交流の場として使っているので、ちゃんと感想を書こうと思う。 もともと作者のファンと言う訳でもなく、何となく目に付いた作品を順番関係なく、読み始めた。 初めて読んだのが「魔女は甦る」、そして、本当に面白いと思ったのが「嗤う淑女」なので、多分、デビュー当時からのファンの方には邪道な入り方だと思う。 それでも、作品を読み重ねていくうちに、多才な作家さんであることに気付く。そして、出版ペースが異様に早い。でも、どの作品にも手抜き感がない。 それだけで、天才感がとてつもないが、この日記でその執筆スタイルを知り、ただただ唖然…仕事の量もだけど、これほどの多方面に渡る内容にも拘わらず、ほぼ自分の頭の中だけで描いているとは… 私もかなりの本好きではあるが、不思議なことに小説を書こうと思ったことはほとんどないので、世の中に小説家志望が溢れている事実にびっくり!そんなに小説講座なるものがあるのか! でも、この作品でも触れているが、やはり売れている作家さんに言えるのは、デビューした時点でネタを溢れるほど抱えていることだと思う。 デビュー作を生み出すのに苦労している人は、たとえ賞を取っても続かないのは目に見えている。 この作品の中に名前は出て来ないが、某人気警察小説家さんもデビュー当時に言ってました、ネタは尽きないほどあると。 本が売れない時代に、本を仕上げた後のことまで考えることの出来るこの作家さんは、本当にやり手のサラリーマンだったことが分かる。 今は普通の会社でも、「自分の仕事の先を見て、仕事をする」と言うことを聞かなくなった気がする。 出版社や書店などのことも考えているところなどは、とても変わり者ではなく、きちんと常識を踏まえた方なのだと、すごく感心。 そして、これだけ仕事をしていても、社会情勢にもきちんと関心を向けていることが、これだけの作品を書ける理由なのだと思う。 読んでいたのが、9.11。そして、先週には北海道の震災。作品の中にも熊本の震災が描かれている。 その中での印象的な言葉。「決して、情報亡者にはならず」人それぞれ、被災地の方に出来ることは違って、当然だと常々思ってきた。実質的な時間もなく、ボランティア休暇などない、小さい会社の社員である私にはもちろん現地に行くことも出来ず。でも、ニュースだけはきちんと見よう、そして、現地に行かなくても、被災地に心を寄せていよう、と思っていた私の中に一番響いた言葉だった。 300ページぐらい残っていたのを、一気に読んで、ふと気づく。 自分にもやらなければならない仕事が山積みだった…

Posted byブクログ

2018/09/01

爆笑かつとても正論な日記風エッセイ。著者の多作の理由が脅迫観念だと知り少し安心。多作だとネタがなくなり面白くなくなるものですが、著者の場合そもそも著作に思想がないのでその点安心か(笑)。3日徹夜が基本スタイルだと豪語しておられるので典型的なワーカホリックなのかと思いきや、困った困...

爆笑かつとても正論な日記風エッセイ。著者の多作の理由が脅迫観念だと知り少し安心。多作だとネタがなくなり面白くなくなるものですが、著者の場合そもそも著作に思想がないのでその点安心か(笑)。3日徹夜が基本スタイルだと豪語しておられるので典型的なワーカホリックなのかと思いきや、困った困ったで映画3連チャンとか(笑)。かなり謙遜して書いておられるが、羨ましいほどの才能の持ち主。麻薬飲料&アルコールの大量摂取は控えていただき、いつまでも健康で著作を開陳していただきたく。もっともっと違うジャンルの小説もお願いしたい。また映画愛に満ちた小説も期待しています。

Posted byブクログ

2018/08/30

おもしろい!!!! 読んでる私もわらけてしまって七転八倒 あははうふふころころ ドキッ ギクッ 作家さんが書く ご本人 のことって、作品を読んで抱いていたイメージと違うことが多くて読まなくなっていたのだけれど、面白いと思った3人目。 カバーに写真が無かったので検索したらな...

おもしろい!!!! 読んでる私もわらけてしまって七転八倒 あははうふふころころ ドキッ ギクッ 作家さんが書く ご本人 のことって、作品を読んで抱いていたイメージと違うことが多くて読まなくなっていたのだけれど、面白いと思った3人目。 カバーに写真が無かったので検索したらなんと! 人のよさそうなオジサマ風。この人が、あんなのやそんなのやこんなのを書いた??人は見かけじゃないね (゚д゚)(。_。)ウン 京極さんほどではないけれど結構厚い600ページを超える文庫本だけどサクサク読めますよ (^^♪

Posted byブクログ

2018/08/24

書くということに自己実現を見出すのではなく,あくまで職として臨む姿勢は,森博嗣氏と相通づるものがある.読者側の方も読んでいて心臓が止まりそう.アイデアの閃きこそ作家たる所以か.

Posted byブクログ

2018/08/13

犬養刑事と御子柴シリーズ、その他を少しと、あまり著者の良い読者ではないが、このエッセイは面白い。同世代のせいか、ツボにはまる点が多い。特に映画や特撮がらみ。

Posted byブクログ