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朝が来る の商品レビュー

4.1

648件のお客様レビュー

  1. 5つ

    204

  2. 4つ

    299

  3. 3つ

    100

  4. 2つ

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  5. 1つ

    3

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2025/09/01

中学生で母親になったひかり(広島のお母ちゃん)、育ての親、栗原佐都子、清和。 朝斗くんのストーリー。 ひかりを含め、この家族がこれからも良い関係で居てほしい、居るだろうなぁと思った。 しっかりした考えの育ての親、居場所を失ったひかりを通して優しさ、誠実さが伝わってきた。

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2025/08/30

親子というのは血の繋がりだけではないのだなと思った。親が子を思う気持ち、愛情が、絆を深めていく。 守りたい存在を守れる、素敵な大人に私もなりたいと思った。 いろいろな立場の人が思いやりを持って、周りの人を大切にできる社会になってほしい。

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2025/08/28

辻村深月さん(1980~)の作品、ブクログ登録は4冊目になります。 本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 長く辛い不妊治療の末、特別養子縁組という手段を選んだ栗原清和・佐都子夫婦は民間団体の仲介で男子を授かる。朝斗と名づけた我が子はやがて...

辻村深月さん(1980~)の作品、ブクログ登録は4冊目になります。 本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 長く辛い不妊治療の末、特別養子縁組という手段を選んだ栗原清和・佐都子夫婦は民間団体の仲介で男子を授かる。朝斗と名づけた我が子はやがて幼稚園に通うまでに成長し、家族は平仮な日々を過ごしていた。そんなある日、夫妻のもとに電話が。それは、息子となった朝斗を「返してほしい」というものだったー。 ---引用終了

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2025/08/26

特別養子縁組を経て結ばれた親子を描く、感動系のお話かと思いきや、後半のひかり視点は苦しかったです。 中学生なら誰でも、みんなより大人っぽくありたい、ひととは違うことを示したいと思うことがあるのではないでしょうか。そのあたりの思いが作用して、それぞれに黒歴史があると思います。。 ひ...

特別養子縁組を経て結ばれた親子を描く、感動系のお話かと思いきや、後半のひかり視点は苦しかったです。 中学生なら誰でも、みんなより大人っぽくありたい、ひととは違うことを示したいと思うことがあるのではないでしょうか。そのあたりの思いが作用して、それぞれに黒歴史があると思います。。 ひかりの場合は、そんな思いもあったのかとは思いますが、偶然の連鎖で普通とされる範囲から飛び出してしまいました。そこから始まる転落人生には、目が当てられなかったです。 ひかりの無知さにはイライラしますが、今現在もこんな風にドツボにはまっていってしまうひと多いんだろうな。誰か一人でも、本気で導いてくれる大人がいたら違ったのか。それでも、最後に救いがありそうな描写で終わっていてホッとしました。

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2025/08/16

ひかりと佐都子、それぞれの立場の語りから、それぞれの人生の辛さがわかる。 朝斗がいなければ繋がることのなかったふたりの人生が、最後に雨上がりの夕陽と朝斗の眼差しで希望を感じられた。 ひかりの不器用で安直な考え、ころころと転落していく様が読んでいて苦しかった。 特別養子縁組で迎...

ひかりと佐都子、それぞれの立場の語りから、それぞれの人生の辛さがわかる。 朝斗がいなければ繋がることのなかったふたりの人生が、最後に雨上がりの夕陽と朝斗の眼差しで希望を感じられた。 ひかりの不器用で安直な考え、ころころと転落していく様が読んでいて苦しかった。 特別養子縁組で迎えた息子を、産みの母が奪いに来るという佐都子目線の展開を予想していたのでとても意外だった。

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2025/08/05
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あまりスッキリしない最後。 序盤は不妊治療夫婦、子どもと過ごす過程、その他家族との違いで引き込まれる。生みの親の章でグッズと引き込まれる。2人が出会う場面はドキドキした。途中まで構成がよかったまでに、最後のスッキリしない感があった

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2025/08/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初は不妊治療の話ね、くらいに読んでいたが、途中から養子縁組の話になり、視点を変えて赤ちゃんを提供する側の話になり…意外な展開でした。ひかりの人生は、もう一つ歯車が狂うとこうも…と終始苦しかった、、でも読み進める手が止まらず… ずっとどこかで救われてほしいと思いながら読みました。最後は、この先の物語がもう少し読みたいと思ってしまった。叔父からも守ってくれて、味方という言葉を唯一かけてくれたお姉さんとも会えてたらいいな…

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2025/07/29

人が罪を犯してしまうに至る心の動きや状況の変化をありありと真正面から描いていて、後半苦しい思いがしたけど、こういうことこそをしっかり描くべきだと思う。辻村さんの作家としての素晴らしさを感じた。 ラストシーンは言葉にできない感動がある。

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2025/07/20
  • ネタバレ

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長い不妊治療の末に養子を取る選択をした夫婦と、若気の至りで妊娠・出産をしたことで人生が大きく変わった少女による、家族の愛を探す物語。 テーマが深刻なだけに物語は全体的に重い展開が多く、特に後半で描かれる少女の望まぬ出産とその後の転落はずっと深い闇の中を彷徨い続けるような苦しさを感じる。それだけに、最後の最後に描かれる再会がタイトルの通り暗闇に朝日が差し込んだかのような明るさを持つ。読み返すには気が重いが、とても考えさせられる話だった。

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2025/07/18
  • ネタバレ

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『朝がくる』というタイトルに二面性を感じた。 長い不妊治療の末に特別養子縁組を決定した夫婦。 その2人にとって迎え入れた養子は朝が来たような尊さだった。 その一方産みの母の人生は悲惨だった。 朝が来ても絶望や借金に追われる日々。 そんな2人が最後に繋がるのは良かったが、今後がもう少し知りたくなった。

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