浜町様 捕物帳(3) の商品レビュー

牧秀彦(著者)

2024/02/15

江戸の下屋敷で､浜町様と言われるご隠居の大名がいる。
これが､国許から抜擢された柴幹之介が､登場。
最初は､話が､余り展開しないのだが､この柴なる人物に好感が持てて､読み急ぐ。
無骨者と言われつつも､密命を完遂しようと……
そんな堅物なのに､好いたおなごがいて、可愛い娘までなしているとは……
しかし､そんな仕事一徹なのに､愛する人と子供と共になるなら､仕事も捨てる気になっている。
今のご時世､子供の虐待や、子育て放棄。
この本を読んでいると、現在の親のあり方を考えてしまう。
しかし、おひさの父親も､現在の親を誇張しているのかも。
最後は､満天の星の如く綺麗な終わり方だった。
気付いたら､これは､第3巻!!!
これからのを読むべきか､今までの経過を知るために、1.2巻を読むべきか……と､悩んでいる私であった?(笑)