シビックテック の商品レビュー
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団塊Jr世代の自分にとっては、「老後はのんびり」という選択肢はないと覚悟している。そしてプロジェクト・マネジメントと経営を重ねた先に広がる主戦場は、シビックテックの領域と考えてる。事例を解説する本に今から触れてシミュレーションとできることから始めていきたい。
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シビックテックとは、「市民主体で自ら望む社会を創りあげるための活動とそのためのテクノロジーのこと」である。本書は、シビックテックの背景の説明やアーンスタインなどを援用した理論的解説に加え、具体的な最先端の事例やRESASなどシビックテックをはじめるのに役立つツールの紹介も豊富であ...
シビックテックとは、「市民主体で自ら望む社会を創りあげるための活動とそのためのテクノロジーのこと」である。本書は、シビックテックの背景の説明やアーンスタインなどを援用した理論的解説に加え、具体的な最先端の事例やRESASなどシビックテックをはじめるのに役立つツールの紹介も豊富であり、とても実践的なシビックテックの入門書となっている。
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かなり読みやすい本。2日間の通勤電車往復で読み終わった。 知ってる内容も多いが、いくつかキラリと光る言葉が印象的であり、ここにメモする。 (ネタバレ注意!) ・お金は大事だがお金が最も大事なわけでは無い ①自ら地域の課題を解決したいからにほかならない。 お金がもらえなくても、その地域課題を解決したいためそれを自分たちで解決できるならやる、それだけ。 お金がもらえるならやるというのであれば、所詮それはその程度の課題でしかなかったのかもしれない。 →ん~まったくもって同感。最後の一文がこの本全体を通して最高の一言。 ②貢献することへの満足感 課題に共感できれば十分に参加する動機になる。その課題を解決できれば自分ゴトのように喜べるのだ (これは技術者に圧倒的に多い) →わかるわかる。でも私は自分ゴトでしか燃えれないけどね。 ・社会をDIY(Do It Yourself)する シビックテックに参加する市民は課題を自分ゴトとし、自分のために働ける人。 誰かに未来を委ねるのでは無く、自分たちで作っていく。我々の活動は、この協働の「喜び」を地域に呼び戻す活動になりつつあると感じている ・今後の行政サービスはプラットフォームになるべき これからの行政はサービスを提供するのでは無く、必要なデータやリソースをできるだけ市民に提供し、 市民自らが必要なサービスを決定したり、創ったりすることができるようなプラットフォームになるべきだ。 CODE for America の理念は「21世紀における政府は市民のために働き、市民によって運営されるべき」 ・シビックテック キャンバス シビックテック プロジェクトプランニング キャンバスはBMG(ビジネスモデルジェネレーション)のような フレームワーク。 http://www.civicwave.jp/archives/52130027.html →知りませんでした。次のプロジェクトで使ってみよう ・鯖江の福野さんべた褒めwww ・協働 ホットケーキモデルの例えが秀逸。プロジェクト(ホットケーキを焼いてる兄弟)に参加せず後ろで見ていた姉が突如参加! (「何もしない」を許容するということは、自分も含め、疲れたら休めるということである。また力が及ばなかったり 忙しくて何もできない人でも適宜、協働に参加できるということである) ・活動を伴走するシビックテックコミュニティの重要性 →以前から福島さんの言われてる言葉、染みてます。(以前、福島さんにも直接相談したこともありますが) プロジェクトがうまくいかず、孤独に感じる瞬間がどうしてもあります。ここで潰れてしまうことが多いけどここで伴走できる人、チームでありたい。 失敗した分だけ大きくなってると思いたい。
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