物語 アラビアの歴史 の商品レビュー
先イスラーム期、南アラビア史の記述が中心。豊富な考古学資料をもとに詳述されているものの、初心者にも分かりやすく記述されている。
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蔀先生は30年近く前に大学での講義を受けたことがありまして、その時もエリュトラー海航海記を中心とした内容だったのでイスラム化前の状況が中心だったのは予想通りでした。それにしても史料の量の差とは言え、海岸部に話が偏ります。まぁインドと地中海を結ぶ貿易ルートから外れると史料が減るので...
蔀先生は30年近く前に大学での講義を受けたことがありまして、その時もエリュトラー海航海記を中心とした内容だったのでイスラム化前の状況が中心だったのは予想通りでした。それにしても史料の量の差とは言え、海岸部に話が偏ります。まぁインドと地中海を結ぶ貿易ルートから外れると史料が減るので仕方がないのですが。あと古代にはエチオピアがローマ、ペルシャに並ぶ大国だったということで、今度はエチオピアの歴史も確認したくなりました。
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アラブに記された最初の石碑は紀元前9世紀に至る。メソポタミアとエジプトの両文明に挟まれた砂漠に誕生した諸外国は交易と遊牧で栄えた。尚知らざれざる3000年の興亡とありますが時代的には前近代に軸足を置いた形にになっています。その意味でも古い時代のアラビアについて知りたい人にとってはより、価値にある書籍であると思います。アラビアの歴史と言うタイトルの通り地理的な意味合いから、アラブに全体ではなくアラビア半島とシリアとなっています。新書籍ですから社会と経済等の個別のテーマについて記述していますが、若干手薄なところもあり、アラビア史の入門編として最長の一冊であると思います。 参考資料 岩手県立大学メディアセンター https://libipu.iwate-pu.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=335379 livedoorBlog_個人のブログ http://blog.livedoor.jp/facecollabo-life
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シリア砂漠からアラビア半島の先端まで、古代の王国からイスラームの勃興をへて現代の産油国まで、中東の核心地域のはじめての通史
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宮下 志朗(仏文学者・放送大客員教授)の2018年の3冊。 古代アラビアの「ロマン」に惹ひかれる読者に贈る名著。
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第1章 都市と国家の成立と発展―アラビア史の黎明 第2章 新旧勢力の交替と文明の変質―前一千年紀末の変動 第3章 オリエント世界の三極構造化―三世紀の変動とその後 第4章 アラビアの古代末期―諸勢力の角逐 第5章 イスラームの誕生と発展―アラビアの新世紀 第6章 沈滞と混迷の数百...
第1章 都市と国家の成立と発展―アラビア史の黎明 第2章 新旧勢力の交替と文明の変質―前一千年紀末の変動 第3章 オリエント世界の三極構造化―三世紀の変動とその後 第4章 アラビアの古代末期―諸勢力の角逐 第5章 イスラームの誕生と発展―アラビアの新世紀 第6章 沈滞と混迷の数百年―中世のアラビア 第7章 ヨーロッパ人の来航とオスマン朝の支配―近世のアラビア 第8章 独立と繁栄―近現代のアラビア 著者:蔀勇造(1946-、アラビア史)
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