ファイナンス思考 の商品レビュー
長期目線で大きな決断をした人は、自分の決断に自信が増す一冊です。 ファイナンス思考とは「長期的、未来志向的、戦略的な思考」です。 対比されているのはPL思考であり、「短期的、過去追走的、管理的な思考」です。 短期的にはリスクがあっても、ゴーイングコンサーンで長期的にデカい投資回...
長期目線で大きな決断をした人は、自分の決断に自信が増す一冊です。 ファイナンス思考とは「長期的、未来志向的、戦略的な思考」です。 対比されているのはPL思考であり、「短期的、過去追走的、管理的な思考」です。 短期的にはリスクがあっても、ゴーイングコンサーンで長期的にデカい投資回収をしていくためのスタンスや、会社の事例が描かれています。 会社だけでなく、個人の生き方にも転用できる考え方です。
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社長として業績が低迷したミクシィを復活させた人が書いた本。日本の企業は短期の売り上げと利益を求めてばかりいるので、将来を見据えた長期的な投資ができずにAmazonやGoogleのように成長ができないと言います。日本経済の低迷は30年も続いているので、確かに著者が主張するとおりです...
社長として業績が低迷したミクシィを復活させた人が書いた本。日本の企業は短期の売り上げと利益を求めてばかりいるので、将来を見据えた長期的な投資ができずにAmazonやGoogleのように成長ができないと言います。日本経済の低迷は30年も続いているので、確かに著者が主張するとおりです。
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日本にAmazonが生まれない理由がここに。ポイントはPL脳から脱却し、価値・長期・未来に目を向けること(ファイナンス思考)。Amazonなどを例に、いまの時代に必要な考え方を紹介
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長期的な市場の構造変化の早期把握と対応、対投資家目線、企業価値ベースの発想の重要性。 割引率はリスクフリーレートと、リスク評価を合算したもの → 事業のリスクをどう評価するか自体も重要。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
広義の経営にとってのファイナンスの重要性がよく理解出来る。会計やファイナンスを本格的な学ぶ前に本著を読むと、なぜそれらを学ぶ事が重要なのか、どう活用すべきなのかといった一段上の視座を得られるのでとても良い。 事例が多いので読み物としても面白く、色々なニュースに触れる中で、その背後にある他社の財務戦略にも関心がいくようになる。 ・ファイナンスの本質は、お金の循環を健全にコントロールしながら、段階的により多くのお金を生み出す仕組みを作る事。
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◯得たいもの GCにおける投資のスタンスの参考にする 会計のある程度の知識があれば難しくなく読める。 楽しかった。 会社をマクロに捉える良い機会になった。 具体的にM&Aをした場合会計としてどうなるかを想像したり 経費じゃなくて資産処理すればいいんじゃね?とか 想像する...
◯得たいもの GCにおける投資のスタンスの参考にする 会計のある程度の知識があれば難しくなく読める。 楽しかった。 会社をマクロに捉える良い機会になった。 具体的にM&Aをした場合会計としてどうなるかを想像したり 経費じゃなくて資産処理すればいいんじゃね?とか 想像するだけで勉強になった。 最後に、理心運→1:4:5と作者は考えているとあって 運は、理と心あって引き寄せると。 ファイナンスは言うても理。 ファイナンスの大切さを語る作者が、 心の伴わない理は無価値、理のない心は凶器と 心(やり遂げる胆力)を語るのは説得力があった。 大丈夫、自分が学び続けるスタンスはこれなので ベースはブレてないと自信になった。 目の前のPLに囚われず、志を成し遂げる強い意志と 同時に目の前のPLを達成できるスキルの向上 やはり両軸だなと思った。
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テクニックでPLは作れる。 開発人件費のフェーズ毎の形状方法や、押し込み販売。 東芝の不正会計のメカニズムを知れたことは興味深い。 日本の四半期決算、縦割り部門制による部分最適が会社全体として悪を生むことがある。 会計基準によってのれんの減価償却方法が違い、PL脳になってい...
テクニックでPLは作れる。 開発人件費のフェーズ毎の形状方法や、押し込み販売。 東芝の不正会計のメカニズムを知れたことは興味深い。 日本の四半期決算、縦割り部門制による部分最適が会社全体として悪を生むことがある。 会計基準によってのれんの減価償却方法が違い、PL脳になっていると、この減価償却費用の計上を恐れて最適なM&Aを行えない可能性がある。 Amazonのファイナンス視点での戦略が見えたことが大きい。 フリーキャッシュフロー最適化を長期的な目標とし、 R&Dへの投資を惜しまない。 営業キャッシュフローを改善するために、キャッシュコンバージョンサイクルを短くし、高収益部門のみを残していく。 株主の配当金はほぼないが、企業価値の向上を約束して綿密なコミュニケーションをとっている。 最後に会計の基礎知識が掲載されていて勉強になった。 ディスカウントキャッシュフロー法、WACCとROICの考え方、ROEの構造など。
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高度成長期時代にはPL脳でもよかったとかいう前書きで一気に読む気がなくなるけど、まあ、高度成長期の残り香すら知らない会社生活だからそういうふうな話をしちゃうんだろうなあ。いや、高度成長期なんかPLとかいう高級な話なんて知らんて。BSなんてもう21世紀に入る前くらいの感じでその後が...
高度成長期時代にはPL脳でもよかったとかいう前書きで一気に読む気がなくなるけど、まあ、高度成長期の残り香すら知らない会社生活だからそういうふうな話をしちゃうんだろうなあ。いや、高度成長期なんかPLとかいう高級な話なんて知らんて。BSなんてもう21世紀に入る前くらいの感じでその後がキャッシュフローだよん。って話なんだけど、キャッチーにするためにある世代を攻撃するという手法なので仕方がない。まあ、その一点を除けばとてもよくまとまっていると思います。そして、間接金融とはみたいな最後のまとめも面白く読みました。でも、それは、たぶん、自分がこの間接金融の勃興した時に現場にいなかったからだろうかなとも思ったり。
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PL脳は、 利益最大化が目的化 そのため、短期的に黒字がでる事業群になる。 長期的な芽を摘む可能性も。 一方、ファイナンス思考では、 企業価値の最大化、将来キャッシュの最大化が目的 従い、企業価値を高めるアクションを実行、 目的にそぐうポートフォリオになる。 短期...
PL脳は、 利益最大化が目的化 そのため、短期的に黒字がでる事業群になる。 長期的な芽を摘む可能性も。 一方、ファイナンス思考では、 企業価値の最大化、将来キャッシュの最大化が目的 従い、企業価値を高めるアクションを実行、 目的にそぐうポートフォリオになる。 短期の利益を犠牲にすることもある。
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ファイナンス思考に相対する考えをPL思考とし、 PL思考のマイナス要素を挙げ、日本企業の成長を妨げている理由を綴る。 どちらかといえば、PL思考に陥らないよう、その弊害を多く書き、 そうならないように(本書ではファイナンス以降)すべきという内容。 いわんとすることはよくわかるが、...
ファイナンス思考に相対する考えをPL思考とし、 PL思考のマイナス要素を挙げ、日本企業の成長を妨げている理由を綴る。 どちらかといえば、PL思考に陥らないよう、その弊害を多く書き、 そうならないように(本書ではファイナンス以降)すべきという内容。 いわんとすることはよくわかるが、ファイナンス思考に関して、 もっとどうやるのか?が欲しかった印象。 PL思考の悪い点はよくわかった。
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