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ファイナンス思考 の商品レビュー

3.8

96件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

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  3. 3つ

    18

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2022/06/27
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売り上げ重視の時代は終わったんだと感じさせる本です。 会計の知識があると更に理解できますし無くても朝倉さんのオススメ本も紹介されています。

Posted byブクログ

2022/06/07

キチンとファイナンスの基礎を押さえておきたい人に最適な本。若手のビジネスマンでしっかりと企業経営の要点を理解しておきたい向上心のある人に良いと思う。とても読みやすいし、2、3日もあれば読めると思う。巻末の説明もとても重要。良書。

Posted byブクログ

2022/04/14
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ーー「利益は意見。キャッシュは事実」。 利益はPLで表される。このPL的観点(本書ではPL脳を呼んでる)は、会計知識に基づいていはるが、ファイナンスの観点(「時間的価値」と「資本コスト」を勘案した長期的に事業価値を向上させること)に欠け、長期的な成長よりも直近の業績の見栄えを優先しがち。本書はこのPL脳の囚われずにファイナンス思考というコンパスを得るための本。 ファイナンス思考の成功事例としてアマゾンの事業投資、Facebookの敵対的買収、リクルートの「人材派遣のジャイアント」実現のための買収などを解説。各章末にポイントがあるだけでなく、巻末に「押さえておきたいファイナンス思考の総まとめ資料」もある。教科書的に使える内容。

Posted byブクログ

2022/03/17

この本のおかげでリース会社の営業の人が言ってた「リースは金融じゃなくて物融」の話がちょっと理解できた気がします。面白かったです。

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2022/03/14

PL脳になっていることが多いなと思った。数字についていくので精一杯になっているが、数字を使えるように練習させてくれる本だった

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2022/03/13
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まず、この本、非常に参考になります。 特にどんな小さな部署でも、事業企画や商品企画、工場運営などに携わっているサラリーマン。 また、もちろんこれから起業を目指す人、多くの人にとっての良書です。 おそらく、5年前の私であれば手にとっても流していた内容かも知れません。 しかし、異動などでサラリーマンは急に今までやったことのない業務を遂行しないといけません。 PLやBS,CFの「財務三表」は特に30代以上になると、いつの間にか「常識」となり、 読めないと、レベルが低いと断定されても、致し方ない状況になります。 本書はある程度の知識を前提としますが、巻末に非常に細かい「用語集」がついていますので、 知らない言葉も簡単に索引できます。 業務の中で将来のPLを想定し、算出する場面に出会うことが多い方も多いでしょう。 数字で営業利益などが見えるので、定量的に管理しやすいもので頼りになりますが、 事業企画を考える中で、本書ではPL だけに頼ってはいけない、と述べています。 「ファイナンス思考」とは何か、将来の企業価値を考えるのに大切なことは何か、 ヒントが書かれていますので、仕事で使用される方は、一度読んでください。

Posted byブクログ

2021/12/26

会社の価値を最大化するために長期的な目線で事業戦略を組み立てる考え方がファイナンス思考である。日本企業はこのファイナンス思考が欠けており、目先の売上や利益を上げることに重視してしまったため成長できてない。その原因として、高度経済成長の成功体験や間接金融中心の金融システムがあげられ...

会社の価値を最大化するために長期的な目線で事業戦略を組み立てる考え方がファイナンス思考である。日本企業はこのファイナンス思考が欠けており、目先の売上や利益を上げることに重視してしまったため成長できてない。その原因として、高度経済成長の成功体験や間接金融中心の金融システムがあげられている。確かに高度経済成長期には人口も増えておりモノを作れば売れる時代であったため、長期的な視点は必要かなかっただろう。また銀行も貸した金が返ってくるかどうかしか興味ないので、利益が上がっているかどうかしか気にしない。このような土壌でビジネスをしてきた人が今の日本の役員クラスには多いのでファイナンス思考というのが欠けているというのは納得した。 最近、日本の大企業でも早期退職を募集することが多いのは古い考え方の人間を排除するには有効だろう。 ただ早期退職を希望する人間は、むしろファイナンス思考ができる人間であることも多く悩ましいところである。 高度経済成長やバブルを経験した人間が引退するまでしばらく日本企業は成長しないのではないかと思った。

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2021/10/17

サラリーマンは「偉い人の不安」を取り除くのも仕事なのかも。だから売上を「作る」 【感想】  私はSEとして働いており、小規模の案件のPMを複数している。その中で、最近「売上」を意識した調整や段取りが多いことに疲れてきた。「ここまでに検収をあげてくれ」「ここで検収を上げたいから、...

サラリーマンは「偉い人の不安」を取り除くのも仕事なのかも。だから売上を「作る」 【感想】  私はSEとして働いており、小規模の案件のPMを複数している。その中で、最近「売上」を意識した調整や段取りが多いことに疲れてきた。「ここまでに検収をあげてくれ」「ここで検収を上げたいから、こういう段取りで進めてくれ(やや無茶な計画)」といったような話を、営業部長側からされる。「売上が大事」という前提がいまいち理解できず、しんどい思いをしていた。その中で、「売上が大事」という考えを少しでも学びたく、「売上大事思考」に批判的な本書を手にとった次第。  私として、一番知りたかったのは「なぜ売上という表面的な数字に経営層がこだわるのか」というコトである。ここにおいては、モヤモヤが残るが、本書を読んで分かったのは、主に以下のような要因だ。 ・日本は株主もメディアも銀行も短期的な数字ばかり評価する。だから、経営層も、見かけの数字をよくしようと、売上の数字にこだわる ・「売上」以上に分かりやすい「成果指標」が無い。または作れない  ・売上はある程度、計上タイミングを操作可能である → だからこそ、「数字を作る」ための仕事が生まれる ...うーん、なんとなくわかったが、しっくりは来ない。結局、この「売上」という数字が、企業としてサービスを提供した、価値を提供した、ということの指標になるし、キャッシュが後々入ってくることの目安になるから、ということなのだろうが。サラリーマンとは、上司や部長や社長や株主という評価者の不安を取り除くことまでが仕事なのかなぁ、と思い始めた。この「不安を取り除く」ということは、何ら付加価値は生んでないものの、どの組織でも起きている問題だと思うし。  本自体への率直な感想は、挑戦的な帯の煽り、タイトルに対して抽象化が足りない気がした。本書は繰り返し「売上偏重ではダメ。短期的思考ではだめ。」ということが語られる。読んでいて「まぁ、そうだな」というコトになる。短期的な視点だけでなく、中長期的な目線でビジネスができるのが理想には決まっている。ただ、この本では、「PL脳⇔ファイナンス思考」を行き来するためのフレームやコンセプトは余り提示されなかった。あくまで、PL脳だといかに問題かということ、ファイナンス思考(中長期的な目線で投資配分をすること)のメリット・ケースの記述が中心だった。成功のケースの取り上げ方も、ハロー効果問題に陥っている気がして、ビジネス雑誌チックな論理構成だった。ファイナンス思考に偏重しすぎれば、それこそ手元の運転資金も無くなり、経営破綻のリスクは高まる。私としては「PL脳」も「ファイナンス思考」も企業・事業の時期によって使い分けができるのが大事だと思うのだが、そういった関係性の分析もやや少なかったかように思う。終章で、著者が、PL脳にまつわる問題の責任を「ファイナンス思考とは態度の問題」「年配の世代が高度経済成長期の成功体験を捨てきれていない」と記述していたのも、ちょっとなぁ。ファイナンス思考が取れるような態度に遷移するための知的フレームを提供するのが、研究者の付加価値だと思う。「日本はPLばかり重視しすぎる」ことを批判しているが、かといって、中長期的な視野にたった投資において、一般的な評価基準を設けるのは難しいとも、著者は指摘している。その一般化への道を研究者が切り開いてほしい。※著者は正確には研究者というより、ビジネスパーソンとしてのキャリア、成績が圧倒的に顕著であるものの、「スタンフォード大学客員研究員」であったことをマーケティングに利用しているから、上記のような感想を抱くのは許してほしい    【本書を読みながら気になった記述・コト】 ・「PL」より「企業価値」の上昇に目を向けよ  →「企業価値」が何なのかの見極めは簡単ではない ・利益の上下を測るにはEBITDAがよい  →減価償却費を含めて、利益を測ると、挑戦的な投資をするときは、必ず利益が低く見えてしまう。だから、減価償却費を利益に加えたEBITDAのほうが「実際に生んでいる付加価値としての利益」が見えやすい、という発想 「企業の収益性を測るEBITDAとは?M&AでEBITDAが使われる理由」https://fundbook.co.jp/ebitda

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2021/10/15

日本の会社・ビジネスパーソンの多くが、長期的視点で企業価値を最大化させるファイナンス思考ではなく、短期的視点で売上や利益を過剰に重視し、長期的に見ると企業価値を下げてしまいうることもやめられなくなってしまうようなPL脳に侵されてしまっていると説く。自分も会社も照らし合わせて考える...

日本の会社・ビジネスパーソンの多くが、長期的視点で企業価値を最大化させるファイナンス思考ではなく、短期的視点で売上や利益を過剰に重視し、長期的に見ると企業価値を下げてしまいうることもやめられなくなってしまうようなPL脳に侵されてしまっていると説く。自分も会社も照らし合わせて考えると心当たりしかない。色々と噛み砕いて記述されていたり、同内容が繰り返し述べられているので、ファイナンス思考に馴染みがなくても読みやすかった。 これは企業活動だけの話ではなく、今がよければそれでいいかと思っちゃうような人生・日々の生活にも近しいことが言えそうで身が引き締まる。

Posted byブクログ

2021/10/06

前半はファイナンス思考とPL脳の対比を説明しているけど、同じ内容を言い方を変えて繰り返しているだけ。 後半は事例を挙げて説明しているが、この本以外でもよく載っている内容だった。

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