犬を飼う そして…猫を飼う の商品レビュー
図書館にて。 エッサイ漫画。 胸の詰まる、辛いエピソードがあって、いいお話だけどちょっとしんどいなと感じた。
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人から勧められて読了。 「孤独のグルメ」作者が自身の体験をもとにした漫画と、実生活を綴ったエッセイが収録されている。 幾つかの短編で構成されているが、メインの話はタイトルにもなっている、愛犬が死を迎えるまでの日々を主人公の想いと共に描き切った「犬を飼う」と、その後引き取った猫との...
人から勧められて読了。 「孤独のグルメ」作者が自身の体験をもとにした漫画と、実生活を綴ったエッセイが収録されている。 幾つかの短編で構成されているが、メインの話はタイトルにもなっている、愛犬が死を迎えるまでの日々を主人公の想いと共に描き切った「犬を飼う」と、その後引き取った猫との賑やかな暮らしを描いた「そして…猫を飼う」。 ペットとの時間を通じて、命の重みそして儚さを感じる作品。 動物系はどうしても号泣してしまう。
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動物との暮らしを描いた短編読み切り漫画。老犬を看取る話は、思い出してしまいます。実家で飼っていた犬、我が家で飼っていたウサギ(いずれも引き取った動物たちです)との楽しい日々と最後の看取った日を。 動物との暮らしはとても心を豊かにしてくれるのですが、必ず最期別れの時がくるのですよね...
動物との暮らしを描いた短編読み切り漫画。老犬を看取る話は、思い出してしまいます。実家で飼っていた犬、我が家で飼っていたウサギ(いずれも引き取った動物たちです)との楽しい日々と最後の看取った日を。 動物との暮らしはとても心を豊かにしてくれるのですが、必ず最期別れの時がくるのですよね。それが、自然の摂理だと理解はしていても、悲しいものです。 家族ですからね。いつかご縁があれば、猫と共に過ごす日がくればいいなぁ。 そんなことを思いながら読みました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私はジローさんの熱烈なファンではない。しかし「犬を飼う」の老犬の克明な看取りの記録物語には号泣してしまった。動物は大好きだが、別れがつらいから飼わないという人は多い。私もそのひとりだ。だが、母の逝去に伴い、母の愛猫を引き取り飼っている。愛猫とのいつかくる別れの時が今からつらい。でも猫より先に自分が死ぬのはもっとつらい。だから今一緒に愛猫と過ごせる時間をあらためていとおしく思った。
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1992年に単行本として出版され、初めて作品に対する賞を受賞した作品。表題作は、長年寄り添った犬を看取ることになった夫婦の悲しみ、そしてひょんな縁で猫、それも知らぬうちに妊娠してしまっていた猫であることから生まれた子どもを含めて3匹の猫と暮らす喜びがが綴られている。 著者自らの...
1992年に単行本として出版され、初めて作品に対する賞を受賞した作品。表題作は、長年寄り添った犬を看取ることになった夫婦の悲しみ、そしてひょんな縁で猫、それも知らぬうちに妊娠してしまっていた猫であることから生まれた子どもを含めて3匹の猫と暮らす喜びがが綴られている。 著者自らの実体験に基づき作品であるということもあるからか、特に犬の看取りの描写は非常にきめ細かく、読者の涙を誘う傑作である。また、3匹の猫と暮らす後半においては、とにかく気ままに家じゅうを遊びまわる子猫たちの描写が可愛い。 全ての人間は犬好きか猫好きのどちらかでしか論理的にあり得ない。ということは本書は全てに人間にとって価値のある一冊といっても過言ではないだろう。
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「毎日散歩」「糞尿処理」「旅行に行けない」・・飼う前の甘い想定。でも、いつかそれが楽しみになる。しかし、どうしても克服できないこと、それが看取り。実話を語ったエッセイの中では、後から飼った猫三匹が先に逝く、前足に障害を持ったサスケが長く生きた。飼われたことが幸せだったろうか?そし...
「毎日散歩」「糞尿処理」「旅行に行けない」・・飼う前の甘い想定。でも、いつかそれが楽しみになる。しかし、どうしても克服できないこと、それが看取り。実話を語ったエッセイの中では、後から飼った猫三匹が先に逝く、前足に障害を持ったサスケが長く生きた。飼われたことが幸せだったろうか?そして、犬も逝く。その死が生み出した作品「犬を飼う」。日に日に弱っていく”タム”。寝たきりになりやせ細る。思い浮かぶのが若き元気なころの姿・・。ペットを飼うのは、人生の様々な出会いの凝縮図。いつかは誰もが死を迎える。そして、猫を飼う
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犬、そして猫を飼う(最終的に看取る)ことのさまざまについて考えさせる作品集。元は1990年代の作品がほとんどなので、今とは若干感覚が違うが、それでも基本は変わらないだろう。 そしてその作者谷口ジロー氏も今は亡い…
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『犬を飼う』について 我が家の愛犬がちょうど老い初めていた頃に初めて本作を読んだので、ハンマーで殴られたような衝撃を受けました。 『犬を飼う』は、谷口ジローさんの実体験を基にしており、飼い犬の老いから看取りまでを中心に描いています。 タム(作品中の飼い犬)の表情や仕草がとて...
『犬を飼う』について 我が家の愛犬がちょうど老い初めていた頃に初めて本作を読んだので、ハンマーで殴られたような衝撃を受けました。 『犬を飼う』は、谷口ジローさんの実体験を基にしており、飼い犬の老いから看取りまでを中心に描いています。 タム(作品中の飼い犬)の表情や仕草がとても緻密に描かれており、また言葉一つ一つにも重みがあるため、リアリティがあります。作者さんが、飼い犬を愛し、丁寧に育てられたことが推察されます。 本作を読むことで、「犬を飼う」(あるいは「犬と生きる」)とはどういうことか、理解が深まる思います。 大事にすればするほど、死に直面した際の悲しみは深くなるが、与えてくれるものは大きい。これは、人間も犬も同じことだと思いました。 本作のおかげで、愛犬に対する心構えが引き締まったので感謝しています。 今動物を飼っている方には是非読んでいただきたいですが、飼っていない方、昔飼っていた方、これから飼おうと思っている方、すべての方におススメしたいです。 駄文・長文失礼しました。
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猫を看取った時のことを思い出して涙が止まりませんでした。 そして今も18歳になる猫がなかば介護のような状態でいます。 作中のおばあさんの言葉もよくわかるし、それを聴いた奥様の気持ちもよくわかるから、このシーンが一番胸がギュッとしました。
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本書のタイトルとなった2作品は、それぞれ読切として描かれた……とあとがきのようなエッセイを読んで、その短さに驚くほど濃い作品だと再認識した。仔犬から飼いはじめ成犬、老犬、そして犬を看取るまでを追体験し、最後は涙が流れた。動物を「飼う」と言うが、実際は作者が言うとおり「暮らす」のだ...
本書のタイトルとなった2作品は、それぞれ読切として描かれた……とあとがきのようなエッセイを読んで、その短さに驚くほど濃い作品だと再認識した。仔犬から飼いはじめ成犬、老犬、そして犬を看取るまでを追体験し、最後は涙が流れた。動物を「飼う」と言うが、実際は作者が言うとおり「暮らす」のだ。我が家も保護施設から猫を1匹、そして、畑に捨てられた猫を1匹(当時は3匹が捨てられ、2匹は里親に引き取られた)と暮らしている。大変な時もあるが、癒されることの価値は計り知れない。
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