骨を弔う の商品レビュー
骨格標本が発掘された、という新聞記事を見つけた豊は、小学生時代、仲間と山中に骨格標本を埋めたことを思い出す。ある確かな手触りから「あれは本当に標本だったのか」との思いを抱き、かつての仲間に会いに行くが…。 登場人物の描写がいやに細かいと思っていたら、作者は女流作家だった。なるほ...
骨格標本が発掘された、という新聞記事を見つけた豊は、小学生時代、仲間と山中に骨格標本を埋めたことを思い出す。ある確かな手触りから「あれは本当に標本だったのか」との思いを抱き、かつての仲間に会いに行くが…。 登場人物の描写がいやに細かいと思っていたら、作者は女流作家だった。なるほど。最後まで読めたけれど、ミステリーとは言い難いし、どうにも魅力の感じられない作品だった。 (Ⅾ)
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そうきましたかあ~。と。 なんとなく予想していて、まさにその通りだったのですけど、まさか本人て。 話そのものは、ミステリーというより登場人物たちの再生物語。 正一の話は胸を抉られる。 彼が一歩踏み出せたことが一番リアリティがあった。 豊と、父との関係も非常によかった。 女性が酷い目に遭うシーンが多くて辟易したことだけがマイナスでしたが…… に、してもご自身の名前をこういうふうに使うのは、勇気があるなあとは思いました。
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先日、たまたま借りてきた本が良かったので、同じ作者の別の本をと思い借りてくる。 真実子、小学生とは思えないわ〜。でも、いるかもね。 この子がいたから救われた人、多いのかも。 同級生たちが数十年も経ってから会って、昔を思い出し、未消化だったものが消化できて次の人生に向けて気持ちよく...
先日、たまたま借りてきた本が良かったので、同じ作者の別の本をと思い借りてくる。 真実子、小学生とは思えないわ〜。でも、いるかもね。 この子がいたから救われた人、多いのかも。 同級生たちが数十年も経ってから会って、昔を思い出し、未消化だったものが消化できて次の人生に向けて気持ちよくスタートできたラストに救われた。 あぁ、別の本も読みたい。
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意外な事実が少しづつ明らかになっていく展開。 最後のどんでん返しは、賛否両論あるだろうが新しい。 小学生でそこまでは無理かなとも思うが、 とても面白く読めました。 個人的には2018年ミステリー№1
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ミステリー。久しぶりに読後感の良い作品を読んだ。 豊は父親から聞いたことを、何十年後かに誰かに語るのかな?と想像してみたり。 中盤に、東日本大震災の様子が深く描かれているので注意。
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29年前、山の奥深くに埋めたはずの骨格標本。それがなぜか、川の土手から発見された。じゃあ、あの日僕らが埋めたものは一体何だったんだろう?
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胡散臭そうな話から一転、読めば読むほどにハマっていく面白さ。 パズルのピースを一つづつはめていくような謎解き感があり、思わず前ページに戻って読み直したくなるほど上手い構成で描かれていた。 登場人物がきれいにみんな役どころがあり、捨てる人物が一人もいないこのすし詰め状態は完全な当たり小説でした!
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骨格標本が発掘されたと新聞に載る。それは、小学生時代に自分が仲間と埋めたものだと豊は思い出したが、場所も違うような気がするし、標本であろうかという疑問もあり昔の仲間を訪ねる。 宇佐美まことで始まり宇佐美まことで終わるって感じね。全体としてどうもアンバランスな感もするけれど一つ一つ...
骨格標本が発掘されたと新聞に載る。それは、小学生時代に自分が仲間と埋めたものだと豊は思い出したが、場所も違うような気がするし、標本であろうかという疑問もあり昔の仲間を訪ねる。 宇佐美まことで始まり宇佐美まことで終わるって感じね。全体としてどうもアンバランスな感もするけれど一つ一つのお話は、一人一人の暗い心情が重く、重く、読み応えがありました。最後にどどどーっと真相やらなんやらでお重い内容が薄れてしまった感じ。そして、いくらリーダー的存在で知的好奇心が豊富であっても小学生が考えて行動を起こしていたというのは少々無理があるかと。ここのお話が深かった分、少々残念かな。
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骨格標本が発掘されたという新聞記事を読んで、小学5年生の時の冒険を思い出した豊。 あの出来事には、謎が隠されていたと感じた豊は、その時行動を共にした同級生たちを訪ねることにした。 読ませる展開で、一気に行きました。 途中である程度の想像はついたものの、豊のお父さんの登場でわかる...
骨格標本が発掘されたという新聞記事を読んで、小学5年生の時の冒険を思い出した豊。 あの出来事には、謎が隠されていたと感じた豊は、その時行動を共にした同級生たちを訪ねることにした。 読ませる展開で、一気に行きました。 途中である程度の想像はついたものの、豊のお父さんの登場でわかる新事実には、なるほどと納得させられました。 ただ、小5の少女が中心になってやった事、というのは少し無理があるかなとは思います。 そして、著者の登場。 これってどう解釈したらいいのか、悩んでいます。
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