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骨を弔う の商品レビュー

3.8

63件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

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2024/09/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館予約本が届かないので、本棚を物色!最近は見つけたら何人の読み友さんが読んでいるか読メを確認して、既読が多いとに借りています。さて、四国の替出町に住む小学5年生の友人たちが、冒険心から教室から盗んだ骨格標本を山中埋めた。そして約30年、同町の土手から骨格標本が出土したというニュースが!あれ?場所違くないか?と友人の1人が疑いを持つ。あの骨は本物だったか?彼が友人たちを訪れ、真相を追求する。着服、羞恥心、虐待、敵意、多くの秘密、カタルシス、そして、へっ?宇佐美まこと!そうきたか!④ 宇佐美まこと、女性だったんだ!!!!先入観ってだめだね。。。

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2024/08/21

地元紙の小さな記事から小学生時に骨格標本を盗んだことを思い出した家具職人の豊は、当時盗み、捨てた骨格は本物だったのではないかと考える。主犯だった少女は消息不明で豊はかつて一緒に盗んだ幼馴染のもとをおとずれながら、真相を追い求める。  ミステリーとしては大体の真相は読んでいる途中で...

地元紙の小さな記事から小学生時に骨格標本を盗んだことを思い出した家具職人の豊は、当時盗み、捨てた骨格は本物だったのではないかと考える。主犯だった少女は消息不明で豊はかつて一緒に盗んだ幼馴染のもとをおとずれながら、真相を追い求める。  ミステリーとしては大体の真相は読んでいる途中でわかってしまうだろうが、人生の岐路に立たされている幼馴染が過去を振り返り、各々人生の新たな局面を迎えるというエモさを楽しむ物語だと感じた

Posted byブクログ

2024/08/09

※ 一つの新聞記事がきっかけで 呼び起こされた子供の頃の記憶から 曖昧な部分が削ぎ落とされた時、 想像を超えた真実が明らかになる。 話の主要人物になる幼馴染たちに混じる 一人の登場人物が異色で違和感を感じて 言動が気に掛かっていたけれど、まさか こんな風に関係するとは想像してい...

※ 一つの新聞記事がきっかけで 呼び起こされた子供の頃の記憶から 曖昧な部分が削ぎ落とされた時、 想像を超えた真実が明らかになる。 話の主要人物になる幼馴染たちに混じる 一人の登場人物が異色で違和感を感じて 言動が気に掛かっていたけれど、まさか こんな風に関係するとは想像していなかった。 宇佐美まことの著書は何作か読んでいて 好きな作家さんだったけれど、今の今まで なぜこの本を読まなかったのか不思議に 感じるぐらい、奇想天外で捻りも効いていて 面白かった。

Posted byブクログ

2024/07/12

読んでる途中はなかなか重い展開が続き辛い所ですが、最後にほぼ全てスカッと解決してくれます。素晴らしい。

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2024/05/02

豊、正一、哲平、京香、 真美子5人の幼馴染達。 真実子が仕掛けた子供の頃の特別 な冒険が後の四人の人生に新たな 局面を紡ぎ出す。 豊がある記事から骨格標本の骨が 発見されると言う記事を見つけ 子供の頃に真美子を先頭にそれぞれ リュックに標本の骨を背負い それを山中に埋めた事を思...

豊、正一、哲平、京香、 真美子5人の幼馴染達。 真実子が仕掛けた子供の頃の特別 な冒険が後の四人の人生に新たな 局面を紡ぎ出す。 豊がある記事から骨格標本の骨が 発見されると言う記事を見つけ 子供の頃に真美子を先頭にそれぞれ リュックに標本の骨を背負い それを山中に埋めた事を思い出す。 でもそれは人間の骨では無いかと 疑問に思う。 豊は大人になりそれぞれの人生を 歩んでいる四人に会い、骨の謎を 探す旅に出る。 楽しかった子供時代とは全くかけ離れた 生活を四人は送っていたのだ。 骨を弔う真美子の詩は優しい琴美の 酷い過去を弔い、また幼馴染五人の 苦い現実さえも封印し子供の頃の 輝きをもう一度取り戻す詩となった。

Posted byブクログ

2024/03/07

『いけ好かない担任を困らせるために骨格標本を盗み出し、山奥に埋めた』 小5の仲良し男女5人が、リーダー格の佐藤真実子の計画の元、バラバラの骨をリュックに入れ、ちょっとした小旅行でも楽しむようにバスを乗り継ぎ山奥を目指した。 29年の時を経て、骨格標本が発見されるという新聞記事...

『いけ好かない担任を困らせるために骨格標本を盗み出し、山奥に埋めた』 小5の仲良し男女5人が、リーダー格の佐藤真実子の計画の元、バラバラの骨をリュックに入れ、ちょっとした小旅行でも楽しむようにバスを乗り継ぎ山奥を目指した。 29年の時を経て、骨格標本が発見されるという新聞記事が掲載され… その記事を見た豊が当時の仲間を訪ね、当時の話を聞いていく中で点と点が繋がっていくあたりは、読んでいて引き込まれるものがあった。 ただ、作者「宇佐美まこと」の名前を作中に出してしまうのは、急に現実に引き戻される感じでどうもな〜とは思ったものの。 それがキーポイントになるとは、、、 ラストはちょっと無理がある気がしたが、嫌いではないです。 四国の方言がとてもかわいくてよかった!

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2023/12/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

骨格標本が発掘されたことを報じる地元紙の小さな記事を見つけた家具職人・豊は、数十年前の小学生時代、仲間数人で山中に骨格標本を埋めたことを思い出す。 しかし、それは記事の発掘場所とは明らかに異なっていた。 同時に、ある確かな手触りから「あれは本当に標本だったのか」との思いを抱いた豊は、今は都内で広告代理店に勤務する哲平に会いに行く。 最初は訝しがっていた哲平も、ふと、記憶の底に淀んでいたあることを口にする。 リーダー的存在だった骨格標本埋葬の発案者・真実子の消息はわからないまま、謎は思いも寄らぬ方向に傾斜していく。 (アマゾンより引用)

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2023/11/10

子供の頃の「いたずら」という名の冒険。ある朝見かけた新聞の記事から、時系列は遡っていく。いろいろな苦しみや悲しみの中で成長してきていた子供たちが、新たな道を歩いていく希望があった。

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2023/03/25

ある日四国の地方紙に「堤防から白骨が…」という記事が載った。その後白骨は骨格標本と判明して人騒がせな珍事件だと解決した。 記事を見た豊は小学生の時に仲間たちと学校から盗んだ骨格標本を埋めた事を思い出し、その時の骨は本当に標本だったのだろうかと疑問を持つ。 何故なら自分達が埋めた...

ある日四国の地方紙に「堤防から白骨が…」という記事が載った。その後白骨は骨格標本と判明して人騒がせな珍事件だと解決した。 記事を見た豊は小学生の時に仲間たちと学校から盗んだ骨格標本を埋めた事を思い出し、その時の骨は本当に標本だったのだろうかと疑問を持つ。 何故なら自分達が埋めた場所は全く違う場所だったからである。真実を知る為に今はバラバラになった幼馴染5人に連絡をし調べ始めるのだか… とまあこんな出だしで始まるミステリーです。 読み進めるうちに何か思ったのと違うぞ⁇⁇となって、もう気になって気になって一気読み‼︎ 大人になった5人は当時の事を思い出すことで、あの頃仲間達と過ごした日々や無くなってしまった故郷がいかに大切だったか気づいていきます。 真実がわかったラストはスッキリ‼︎ そしてさらに嬉しい真相が⁇ またまた気になる作家さん発見です\(//∇//)

Posted byブクログ

2023/03/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

宇佐美まことさん、初読み。 小学生の時に埋めた骨格標本が実は本物の骨だったのかも、っていうミステリー。 面白かったんだけど、そこに自分自身を作家として登場させちゃうあたりが斬新で、ちょっと混乱。 私も宇佐美さんは男性かと思ってたから読んですぐに画像検索してみた。確かに女性。笑 表紙の感じから重いラストになる気がしたけど、なんだかほのぼの終わって良かったかな。

Posted byブクログ