名探偵誕生 の商品レビュー
同作者の本は二冊目。本文は小気味よく、何より傍注があるのがやはり面白かった。ただ自分のミステリ適正(あとがきによればミステリに関する知識)のなさが足を引っ張った。第四話が終わった時点で、真犯人はもしや、と不安になるのは素人だけなのかもしれない。また一話ごとに時間が飛び、脇役が次か...
同作者の本は二冊目。本文は小気味よく、何より傍注があるのがやはり面白かった。ただ自分のミステリ適正(あとがきによればミステリに関する知識)のなさが足を引っ張った。第四話が終わった時点で、真犯人はもしや、と不安になるのは素人だけなのかもしれない。また一話ごとに時間が飛び、脇役が次から次へと跡形もなく退場してしまうのは寂しかった。一巻ごとなら……というのは高望みか。ところで表紙の彼は三話の終盤のシーンということでいいのだろうか。謎だ。
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何でも教えてくれる隣の綺麗な千歳お姉さん。彼女に恋する星川君が小中高校時代に起きた謎を解決してもらう連作短編。それぞれ違う視点でのアプローチの説明が秀逸で星川君と一緒に名探偵への道を歩めそう。小学校の時は隣町に冒険した時に出会った謎で真相は他愛ないながらも裏にエッジが効いている。...
何でも教えてくれる隣の綺麗な千歳お姉さん。彼女に恋する星川君が小中高校時代に起きた謎を解決してもらう連作短編。それぞれ違う視点でのアプローチの説明が秀逸で星川君と一緒に名探偵への道を歩めそう。小学校の時は隣町に冒険した時に出会った謎で真相は他愛ないながらも裏にエッジが効いている。時が進むと謎が複雑になってくるし星川君の恋心が思春期の王道に変化してきて色々悩むのが読んでて楽しい。ラスト2話は大学での殺人事件。今までは千歳お姉さんの解決編をただ拝聴していただけだった星川君の成長が凄い!実は似鳥さん苦手なんだけどこれはお薦め。
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初恋っていいなーーー!!!しかもそれが隣人で年上で美人で聡明でなおかつ名探偵なお姉ちゃんっていいなーーー!!!と叫び出したくなる小説。主人公がそんなお姉ちゃんに恋をしつつ成長していく王道話なんだがそんなド直球さも面白かった。それにしても似鳥先生ってあとがきいつも面白いよね今回も笑...
初恋っていいなーーー!!!しかもそれが隣人で年上で美人で聡明でなおかつ名探偵なお姉ちゃんっていいなーーー!!!と叫び出したくなる小説。主人公がそんなお姉ちゃんに恋をしつつ成長していく王道話なんだがそんなド直球さも面白かった。それにしても似鳥先生ってあとがきいつも面白いよね今回も笑えた。
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大切な「初恋」であり、「宝物」であり。 「お姉ちゃん」は、みーたんを形づくっているもののひとつなのだろう。逆もまた然り。切なくなったり、温かくなったりしながら読んだ。 羨ましいなあ。 最初からずっと、最悪の結果を想定しながら読んでいたので、外れてよかったー 事件の真相は考えさせられるところが多い。 「推理のポイント」は、これからミステリ読むときに考えてみようかな…まあだいたい分からないと思うけど…最後のはなしも普通にミスリードされた… 第1話のみーたんと、長男が同じ歳なので、男の子はこんなこと考えながら成長するのか〜と、子育て本?としても実用的。
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主人公星川くんは小学校4年生。高速道路の手前までという決められた小さな世界を、少し飛び出して経験した不思議な体験を、隣の高校生、千歳お姉ちゃんが抜群の頭脳回転と行動力で解決してしまいます。章を追うごとにみーくん(星川くん)とお姉ちゃんは年を重ね、成長し、また事件と出会い…。ミステ...
主人公星川くんは小学校4年生。高速道路の手前までという決められた小さな世界を、少し飛び出して経験した不思議な体験を、隣の高校生、千歳お姉ちゃんが抜群の頭脳回転と行動力で解決してしまいます。章を追うごとにみーくん(星川くん)とお姉ちゃんは年を重ね、成長し、また事件と出会い…。ミステリでありながら、これはみーくんの強く優しい初恋の物語でもありました。どれだけ成長しても年の差は縮まらない。重い事件を扱っていたのに残ったのは、ピュアで美しく切ない青春の輝き。今後の彼に想いを馳せました。
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最初に読んだ本が今一つ合わなくてあまり読んでなかった著者。 読友さんのレビューで手にとった。 小学生の時の「シンカイ」の話と 最後の大学生の時の話、 名探偵が誕生するその瞬間がとてもよかった。 みーくんから瑞人へ お姉ちゃんから千歳さんへ 年齢と共に変わっていく流れが わかりや...
最初に読んだ本が今一つ合わなくてあまり読んでなかった著者。 読友さんのレビューで手にとった。 小学生の時の「シンカイ」の話と 最後の大学生の時の話、 名探偵が誕生するその瞬間がとてもよかった。 みーくんから瑞人へ お姉ちゃんから千歳さんへ 年齢と共に変わっていく流れが わかりやすくて気持ちの表れでもあってわかりやすい。 中・高生らしい感じもよかったなぁ~ その頃の男子の脳内が文字になるともう。。笑える。 似鳥氏と言えば 注釈が特徴なんだけど。 以前はあの注釈が気に入らなかったのに 今回は面白さが倍増しだった。 めっちゃよかったぁ。 やっぱりいろいろ読んでみなきゃだめだなぁと思った。
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日常謎系かと思いきや結構重い話がしょっぱなから。 小学生から大学生へと、主人公の男の子が成長しつつ、「隣のお姉ちゃん」への恋心もつづられてる青春ミステリー・・・みたいな? 中学生の事件が割と好きでした。 でもやはり最後の事件でのみーくんの活躍が一番良かった。 憧れの人と対等になれたその成長ぶりが良かったなと。 しかしやたらと出てくる注釈はこの作者さん、あるいはこの作品だけの特徴かな。最初はなくてもいいと思ったけど、コミカルさが出されて読みやすくはあった。
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“僕”と“お姉ちゃん”、小学生と高校生、中学生と大学生の関係までんところの青春ミステリーで完結すればよかったのに。なんでまた、不似合いで大それた事件にまで広げちゃったんだろう。幼く初々しい恋慕も、悶々とした欲求との葛藤色が濃くなっていくし。いずれにせよ、政治、権力に対する稚拙な批...
“僕”と“お姉ちゃん”、小学生と高校生、中学生と大学生の関係までんところの青春ミステリーで完結すればよかったのに。なんでまた、不似合いで大それた事件にまで広げちゃったんだろう。幼く初々しい恋慕も、悶々とした欲求との葛藤色が濃くなっていくし。いずれにせよ、政治、権力に対する稚拙な批判で締められてしまった。スーパーヒロインは最後まで超えられない憧れの存在である方がいい。
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とても素敵な青春。ピュアで真っ直ぐで怖いもの知らず。隣のお姉ちゃんに恋した長い年数を経て、彼女の為に名探偵が誕生する。時には二人で。二人でっていうのもちょっの残酷な気がするけど、みーくんが決めて幸せならそれで良い♪注釈に相変わらず笑い、後書きにも笑わせてもらった。楽しい読後でした。
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あとがきが一番面白かったかな。本編も良かったけど、さほど引き込まれる感じもしなかった気がする。太陽系の展示、実際にあったら見てみたい。天王星の犯人は、サイコパス診断で使われるあれですね、ヤバイ。子供の頃の隣町の感覚はすごくよくわかる
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