50代のいま、やっておくべきお金のこと 新版 の商品レビュー
私が転職したのはアラフォーで、今でも会社の中では、対象者が全員50代(それも半ば!)に突入したにもかかわらず、会の名前は相変わらず「アラフォー会」です。 それはさておき、50代の今やっておくべき、というタイトルですが、対象者はどこなのでしょうか。アラフィフと言われる、四捨五入し...
私が転職したのはアラフォーで、今でも会社の中では、対象者が全員50代(それも半ば!)に突入したにもかかわらず、会の名前は相変わらず「アラフォー会」です。 それはさておき、50代の今やっておくべき、というタイトルですが、対象者はどこなのでしょうか。アラフィフと言われる、四捨五入して50になる人なのだろうか、と思いつつ、ギリギリの年齢である私は、本屋さんの店頭で見つけて慌てて購入した次第です。 この本のポイントは、1)とにかく長く働きなさい、退職年齢(なんと67歳まで!)まではバリバリ、81歳まではノンビリ働く、本当の意味でのんびりするのはそれ以降、2)バリバリ働く(67歳まで)間に、年収(おそらく現役最高額だと思います)の1.5倍を貯金する、3)預貯金だけでなく投資も考え、複利効果を享受する、でした。 67歳までバリバリと言われて、社会人になったときに、60歳で退職することを考えて人生設計するように、と言われた私は、少し戸惑いまいますが、60-67歳の間位まで頑張るべきなのでしょうね。 以下は気になったポイントです。 ・人生65歳のときは、16歳まで教育を受け、49歳までバリバリ、59歳までノンビリ、65歳までが老後であったが、現代(人生90年)では、23歳まで教育を受け、67歳までバリバリ、81歳までノンビリ、90歳までが老後(p4) ・老後までに貯める金額は、自分の答えを見つけること、自分の今の収入、生活費をもとに「自分軸」で考える(p22) ・65歳以降は、貯金をおろさずに暮らせるくらい働く(p24) ・50代から目指したいライフスタイルは、シンプル、不要なものを整理して捨てる。自分がときめくモノだけを身近に置く(p36) ・退職後の生活費は、現役時代の平均手取り年収の6割、平均的な数字であれば300万円、貯金しておきたい額は3000万円(p40) ・標準コースとは、50歳までに教育費以外で、年収の2倍の貯金、年収の2倍の退職金あり、50-65歳までにさらに年収の1.5倍貯められること。合計3300万円、ゆとりコースは、合計9000万円(p49、50) ・これまでの年金改正は、すでに年金を受け取っている人、10年以内に受け取り始める人には、マイナスの影響がほとんどない形で行われてきたので、1968年以前生まれの人には大きな影響がないと思われるが、油断は禁物(p74) ・月10万円くらい稼げる仕事を、60-65歳から10-20年続けると、貯金を崩さずに暮らせる。(p90) ・自筆証書遺言書は全文手書き、日付、名前、印鑑、パソコンでつくると自筆署名があっても無効なので、必ず手書き。(p155) ・何らかの形で残しておきたいもの、1)終末医療をどうするか(延命処置か自然死)、2)葬式のスタイル、予算、3)墓(p156) ・夫婦は同じスタイルで生活する必要はないのでは、結婚を解消するのではなく、別居する暮らし「卒婚」(p176) ・もらった500円(お金)で、自分のための珈琲を買った人より、友達に御馳走した方が幸せを強く感じる(p213) ・50代から実行したいこと、1)モノよりコトに使う、自分の中に残るコト、2)外部サービス利用により「時間・ゆとり」を購入する、3)ローン、クレジットカードは控える、4)自分と利害関係のない人のために、お金・エネルギーを使う(p214) ・幸せを買う方法、1)経験を買う、2)ご褒美にする、3)時間を買う、4)先に払って後で消費する、5)他人に投資する(p215) 2018年5月27日作成
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