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菩薩花 の商品レビュー

4.1

52件のお客様レビュー

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2024/03/13

前作に続いての一気読み。火消しを名物にしていた小藩が代替わりで方針転換し、火消組の存続のためには、途方もない成果を出せという指示。真面目にやってきた大将は、自分で火をつけてそれを消すという悪魔の囁きに揺れ動く。果たして江戸では不審火が相次ぎ、なぜかこの小藩が真っ先に駆けつけること...

前作に続いての一気読み。火消しを名物にしていた小藩が代替わりで方針転換し、火消組の存続のためには、途方もない成果を出せという指示。真面目にやってきた大将は、自分で火をつけてそれを消すという悪魔の囁きに揺れ動く。果たして江戸では不審火が相次ぎ、なぜかこの小藩が真っ先に駆けつけることが続くが、不自然さに気づくものも現れる。その1人、読売(瓦版)の書き手が突然行方不明となり、疑いが一層濃くなる。そんな中、菩薩と崇められる火消しの不審な行動が明るみに出る。不審火との関係は。姿を消した読売の書き手は。そして小藩の運命は。現代にも通ずるストーリーだが、これは江戸のお話。とてもよく描かれていて唸らされるレベル。

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2024/02/16

【羽州ぼろ鳶組シリーズ5】 江戸へタイムスリップ♡ 安永2年(1773年)も秋、年明け発表の人気火消し番付が気になる面々。中には、番付を上げようと、他の火消しの手柄を横取りする柊与市のような者が現れる。 また、火事の遺児を引き取り『菩薩』と崇められている進藤内記。 火事の記...

【羽州ぼろ鳶組シリーズ5】 江戸へタイムスリップ♡ 安永2年(1773年)も秋、年明け発表の人気火消し番付が気になる面々。中には、番付を上げようと、他の火消しの手柄を横取りする柊与市のような者が現れる。 また、火事の遺児を引き取り『菩薩』と崇められている進藤内記。 火事の記事を書く読売の文五郎が今回の登場人物。行方不明になる人物を追い、謎解きに翻弄する松永源吾率いるぼろ鳶組。 深雪も、会うとご利益があるといわれるもう一方の『菩薩』だ♡ 本当の親心が今回のテーマ。 深雪さん、無事のご出産おめでとう

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2024/01/28

シリーズ第5作。 今回のテーマは現代社会にも通じるものがあって色々考えさせられる。 ミステリ調で進む話もやはり最後は熱い男達の火消し話で締めくくってくれる。 田沼捌きも粋で最高でした。

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2023/11/26

今回も熱い仕事を見させていただきました! 『番付』が事件を引き起こす⁈ 今回はミステリーの要素も高く、楽しかったです♪

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2023/10/19

2023/10/19 おもしろーい!! だけに常に怖いのは歴史的事実。田沼様の治世が続くパラレルワールドでもいいのよ。 私の一押しは新之助。どんどん好きになる。 愛すべきキャラクター。 牧秀悟ばりのムードメイカー。 私も作者も阪神ファンなのでタイガースの選手じゃなくて不本意ですが...

2023/10/19 おもしろーい!! だけに常に怖いのは歴史的事実。田沼様の治世が続くパラレルワールドでもいいのよ。 私の一押しは新之助。どんどん好きになる。 愛すべきキャラクター。 牧秀悟ばりのムードメイカー。 私も作者も阪神ファンなのでタイガースの選手じゃなくて不本意ですが。 しかも剣の達人。 もっと彼らに会いたいけど、いつも窮地に立たされてるので会ったら会ったで心労もあり。 新之助いつも無茶するからな。 日常番外編とかゆったり読みたいなろう思考が湧きました。

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2023/10/12

5作目だが、これまでのパターンを踏襲することなく全く新しい面を描いている。くらまし屋でも同じように思うけど、今村さん、すごい! 今回も源吾もかっこいいけど、脇役がみんな活躍して嬉しい。新之助、ますます精進してね

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2023/04/11

この作品の前に読んだ本が『矜持』と言う題名であったが、そちらが警察官の矜持だとすれば、こちらはまさに江戸火消しの矜持と言えるであろう。 濃いキャラクターがより一層魅力を発揮する展開が面白い。

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2023/03/21

柊与一と読売文五郎、進藤内記、繋がらないそれぞれの関係が次第に繋がっていくストーリーが、ミステリーのよう。いつもの通り読み応えがあった。

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2023/03/12

あー、そろそろぼろ鳶飽きてきたかなーなんて思い始めたが!! 深雪さんの陣痛が始まると同時に!! 俄然面白くなって一気読み。やっぱりわたしは新之助さんと深雪さんが大好きだーー(((o(*゚▽゚*)o)))♡

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2023/01/03

久々の『ぼろ鳶』今回の中心テーマは『火消番付』でしょうか。今回の悪党は、なんとも憎たらしい。早くぼろ鳶にやっつけてほしくて、どんどん読みました。そして、いつも通り最後の火消しのシーンでは、ジーンと胸が熱くなり、また最後に、今回のテーマの番付発表の時の読売からの手紙にも胸が熱くなり...

久々の『ぼろ鳶』今回の中心テーマは『火消番付』でしょうか。今回の悪党は、なんとも憎たらしい。早くぼろ鳶にやっつけてほしくて、どんどん読みました。そして、いつも通り最後の火消しのシーンでは、ジーンと胸が熱くなり、また最後に、今回のテーマの番付発表の時の読売からの手紙にも胸が熱くなります。これは、このシリーズ、ずっと読み続けないといけませんね。余談ですが、凧揚げのルーツが、まさかイカだったとは、驚きです。

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