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ψの悲劇 The Tragedy of ψ の商品レビュー

3.6

35件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2019/01/09
  • ネタバレ

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第1章で挫折しそうになり、第2章からちょっと面白くなって、第3章からはするすると読めました。 執事の鈴木はもしかしたら外国の人かな?と思ったけど、予想外の正体にびっくり!とはいえ、森ミステリィだからなぁ。と納得(´▽`) 島田文子の運転する車には、怖いもの見たさで乗ってみたい♫ 最後まで読めて良かった~♪という終わりかた。

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2018/10/27

遺書ともとれる手紙を残し、八田博士が疾走した。 大学教授だった彼は、引退後も自宅で研究を続けていた。 失踪から一年、博士と縁のある者たちが八田家に集まり、島田文子と名乗る女性が、実験室のコンピューターから「Ψの悲劇」と題された奇妙な小説を発見する。 そしてその夜、死が屋敷を訪れた...

遺書ともとれる手紙を残し、八田博士が疾走した。 大学教授だった彼は、引退後も自宅で研究を続けていた。 失踪から一年、博士と縁のある者たちが八田家に集まり、島田文子と名乗る女性が、実験室のコンピューターから「Ψの悲劇」と題された奇妙な小説を発見する。 そしてその夜、死が屋敷を訪れた。 Gシリーズ11作目。 後期3部作の2作目。 ひとつ前のχの悲劇からのこの展開好きです。 ゾッとしました。 「彼は、その深く冷たい眼差しのまま、今度は子供のように微笑んだのである。」 ってね! 本当に先が読めなくで飽きないです。

Posted byブクログ

2018/09/22

後期三部作の二作目。もうここまで来ると,Gシリーズというかこの三部作だけ別のシリーズなんじゃないかって思える程,時間軸も登場人物も異次元の世界。他シリーズの架け橋的な役割なのかしら? 前作ではχとして登場した海月くんもいないし…。島田文子のキャラがどんどん濃くなっていく。でもこの...

後期三部作の二作目。もうここまで来ると,Gシリーズというかこの三部作だけ別のシリーズなんじゃないかって思える程,時間軸も登場人物も異次元の世界。他シリーズの架け橋的な役割なのかしら? 前作ではχとして登場した海月くんもいないし…。島田文子のキャラがどんどん濃くなっていく。でもこの世界こそが,紅子や犀川先生,萌絵が言っていた真賀田先生の作ろうとしている,私達に到底理解できない仕組みの最初のステップかと思うとどこまでが伏線なのか,森博嗣の壮大な世界観の中で迷子になり続けている自分がいる。 ミステリィにSF要素が随分入ってきて,これから先自分の頭がついていけるのか心配。

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2018/09/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

作者の作品を読んだのは初めて。映像化されたものなどは見たことあったのだが。 なんとなく読んでみたというレベルなので難しいんだけども、こういう作風だとするならば、少し合わないかもしれないなぁ。さすが元大学教員という感じの設定なんだけども、少しSFに寄り気味というのが好みの分かれるところだろう。 ただ最後のオチは「あぁミステリィ」という伏線回収でgood。

Posted byブクログ

2018/08/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

Gシリーズ10冊目~私は引退した化学系大学研究者の八田家の執事・鈴木だ。この家に来た2年前より先の記憶はない。庭に作った実験室で八田洋久を手伝い日々を送っていたが,主が1年前に突然失踪し解雇になりそうで,帰る場所を持たないので不安だ。失踪した記念の日に,友人である元公安の刑事・暮坂,教室の後継者・大久保,八田家の主治医・吉野,雑誌記者の先崎八田家に集まった。招いてもいない島田文子は洋久が失踪前に連絡を取っていた団体の広報だという。実験ノートには高名な真賀田四季博士の名と謎の数字があり,マウスが右から左に移動していた洋久のパソコンを開き,ψの悲劇というファイルが発見された。私には面白味が感じられない。皆も端末で読んでいるはずだ。未明に家政婦の桂川が飼い猫がキッチンで死んでいると知らされた。牛乳に何かが入れられたのかも知れないが,パックの中の残りは誰かが飲んでも困るので捨てておいた。朝食の用意が整っても現れないゲストを呼びに行くが,島田は間もなく現れたが,医師の吉野の姿が見当たらない。朝食後に捜索すると,実験室内で鉄製花瓶で頭を殴られ死亡していた。犯人は誰か,鍵は鈴木と未婚の長女・順子しか持っていない。ひょっとしたら,失踪中の洋久も持っているかも知れない。簡単な事情聴取の後で,島田が嘘の連絡先を残して姿を消した。衛星を介した連絡が島田からあり,疑われているのは鈴木だと告げられ,島田自体は国家権力からマークされていると教えられる。事件解決が膠着して一月後,洋久の次女の小5の将太が牛乳を飲んで痙攣を起こし,病院に緊急搬送された。再び,島田から連絡を貰い,買い物に出た足で,島田に連れられて逃走が始まる。島田は,自分が自然人ではないという自覚はあるのか? 鈴木は第一号実験体で,頭の中に洋久のデータが詰まっているはずだが,中々連絡が繋がらないので失敗作かと疑われていること,自分のプロトタイプは冷凍されていて,第二号実験体であること。謎の小説が催眠のように聞いて,主治医に見殺しにされた洋久の妻の無念を鈴木が果たしたのだと告げられるが,鈴木自体に記憶がない。だが確かにそんな気がする。逃げ切った鈴木は新しいハコを得て洋久として,鈴木のハコの中身はデフォルトに戻され,八田家に帰った。復活した孫の将太はMIS進学後は,二人で歩んでいこうと提案してきた~読み終えるのに一週間掛かった。AIと人,人の方が要らなくなるという・・・最近のテーマはWシリーズと一緒,最初から鈴木さんは怪しい存在だなぁと思ってはいたが。φ,θ,τ,ε,λ,η,α,β,γ,χと来てψ,次はωでやぱり悲劇だそうだ。確かに執事という仕事は不思議だよなぁ。誰よりも早く起きて,休みもなさそうだし,幾ら金貰っても使いようがなさそうだから,ロボットで十分だよね

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2018/07/29

未来では忌避されている人体へのポストインストール。黎明期だからやっちゃうよ。もはやWシリーズで誰が出てきてもおかしくないですねぇ。

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2018/07/16

■またひとつ連環が明かされる。 遺書ともとれる手紙を残し、八田洋久博士が失踪した。大学教授だった彼は、引退後も自宅で研究を続けていた。失踪から一年、博士と縁のある者たちが八田家へ集い、島田文子と名乗る女性が、実験室にあったコンピュータから「ψの悲劇」と題された奇妙な小説を発見す...

■またひとつ連環が明かされる。 遺書ともとれる手紙を残し、八田洋久博士が失踪した。大学教授だった彼は、引退後も自宅で研究を続けていた。失踪から一年、博士と縁のある者たちが八田家へ集い、島田文子と名乗る女性が、実験室にあったコンピュータから「ψの悲劇」と題された奇妙な小説を発見する。そしてその夜、死が屋敷を訪れた。失われた輪を繋ぐ、Gシリーズ後期三部作、第二幕!

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2018/12/16

特に思い入れがない人物の事件なんて面白くも何ともない。という思いを抱いたまま読んでいたのですが、まさかこんな展開になるとは驚愕でした。 何より、森博嗣さんがこんな分かり易い形でシリーズ間の世界をつなぐ物語を描くとは想像していませんでした。そのことが嬉しくもあるけど悲しくもあります...

特に思い入れがない人物の事件なんて面白くも何ともない。という思いを抱いたまま読んでいたのですが、まさかこんな展開になるとは驚愕でした。 何より、森博嗣さんがこんな分かり易い形でシリーズ間の世界をつなぐ物語を描くとは想像していませんでした。そのことが嬉しくもあるけど悲しくもあります。森博嗣さんの長年のファンの方には伝わると思うのですが、作家になってしまったんだな。と、この作品を読んでしみじみと感じてしまった。 私の感慨は兎も角、エピローグで明かされた真相が恐ろしすぎ。

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2018/06/30

森さんは、なぜこうも読者をはめるのが上手いのか。 唯一シリーズで知った人物、島田文子のキャラがあれ?と思うほど別人。はたまた若いころ本当にそんなだったのか、それとも実は別人? そして、百年シリーズを彷彿とさせる意外なストーリー展開。真賀田博士はいつの時代も裏ボスとして登場している...

森さんは、なぜこうも読者をはめるのが上手いのか。 唯一シリーズで知った人物、島田文子のキャラがあれ?と思うほど別人。はたまた若いころ本当にそんなだったのか、それとも実は別人? そして、百年シリーズを彷彿とさせる意外なストーリー展開。真賀田博士はいつの時代も裏ボスとして登場しているが、それにしても、単なる殺人ミステリーじゃなかったんだね。 あ~やられた~。

Posted byブクログ

2018/06/17

Gシリーズ後期三部作、の第二作目、らしい。 すっかり重要キャラクタになった島田文子が大暴れ。 Wシリーズへ至る道筋を、きっちり示してくれました。 ここからさらにどう繋がっていくのか。 海月くん、どこ…?

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