航空機構造破壊 の商品レビュー

遠藤信介(著者)

2018/06/15

53-54年のコメットⅠから，向田邦子の亡くなった81年の遠東航空B737，坂本九が亡くなった85年JALのB747，客席が広くむきだしになるほど破壊したが着陸し行方不明1に留まった88年のアロハ航空B737など，与圧や過荷重によるジェット機の構造破壊とそれへの対策の歴史を概観する良書。
取りあげられてる事故一覧(p.4)。
特にDC-10の貨物室ドア脱落の二件は痛恨。72年のアメリカン航空(死者0)の教訓が活かされてれば2年後のトルコ航空で346人は死ぬことはなかった
(同一原因で，トルコ航空は急減圧→客室床崩壊→空中分解まで至ってしまった https://t.co/5b5s0aVM3p

2018/04/29

日本航空技術協会機関紙『航空技術』の2010年6月号から2011年7月号までの間に
武田信一郎の名義で発表した連載をまとめたもの。

機体の構造破壊が主原因となった航空機事故のうち20件弱について、
事故の概要、構造破壊の詳細、事後の対策などをまとめている。