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向こう側の、ヨーコ の商品レビュー

3.3

34件のお客様レビュー

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2024/11/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なるほど、 A面とB面は、同一人物のパラレルワールドではなく 同じ世界の別の人物(名前が同じヨーコ)だったのか〜〜〜 終始真梨さんらしいハチャメチャっぷり そして全員殺される。。あーねー… 他の方も書いていたが、読んでいて頭がとっ散らかってあれ?どちらのヨーコの話だっけ?と混同しそうになる。実際にお互いの世界線の人物が登場して来て 2個目のどんでんはジゴロと夫が同じ名前だったっていう 女性同士の鬱陶しい絡み合い、探り合い、マウントみたいなものは大人になって特に母親になってからはほぼないんだが、 がるちゃんとかX見てるとあるところにはあるみたい フレネミー、とか もしくは環境の変化と、私が受け流せるようになっただけなのか 小説内での女同士のドロドロは好き 本作で一番感じたのは 『隣の芝は青い』 たられば言っても他人と比べても仕方ない でも、これを言えるようになったのは、紆余曲折経て今が安定しているからかもしれない あと、専業主婦が奮起して一攫千金!東大受験!みたいなストーリーよく見るけど、もともと相当野心家だったでしょ。とツッコみたい。 ある程度歳を重ねても冒険したい、ずっとバリキャリ、稼ぐ欲求みたいなマインドはなんだかんだやっぱり男性思考だなと思ってしまうが、私の考え自体がもう古いのだろうな。あと強靭なメンタルと肉体と世渡り上手さが必要(全部ない) 作家さん、研究者、士業の方といった専門職は 好きを、才能を極めて仕事してる感がする

Posted byブクログ

2024/01/26

小説家40代独身、永福陽子。中学の同窓会に出席し裕子、真由美、純子、久美子と再会する。それぞれ妬み嫉みを持ち、陽子はもう一人の自分の夢を見る。それはサラリーマンと結婚し子供を持つ家庭の向こう側のヨーコ。そして、裕子が殺され純子も殺され、なんかみんなで殺されたのだっけ?A面の小説家...

小説家40代独身、永福陽子。中学の同窓会に出席し裕子、真由美、純子、久美子と再会する。それぞれ妬み嫉みを持ち、陽子はもう一人の自分の夢を見る。それはサラリーマンと結婚し子供を持つ家庭の向こう側のヨーコ。そして、裕子が殺され純子も殺され、なんかみんなで殺されたのだっけ?A面の小説家の世界の永福陽子、B面の主婦である大森陽子の場面が交錯しどちらが夢なのか途中でわからなくなった。巻末の登場人物を確認しながら読むが錯綜する。結局、犯人は誰だったのか?A面B面が繋がった。そして、亀井仁志って?

Posted byブクログ

2023/11/02

騙されました。パラレルワールドの方の人生も、本来の人生も結末は同じで、どう転んでも一緒という終わり方なのかと想像して読んだのですが、違いました。騙されました。けっこう伏線は散りばめられてたんだけどなぁ。最後も、ちゃんと終わらない感じがなんとも…。面白かったです。

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2023/02/11

最近、難解で読みづらさを感じる真梨幸子さんの長編小説 今回は巻末(348ページ)に主な登場人物が紹介されていたので 心して読み始めました。 タイトル通り、こちら側にも向こう側にもヨーコさんがいて A面、B面と交互に物語が展開して行きます。 パラレルワールドに登場人物の多さ、...

最近、難解で読みづらさを感じる真梨幸子さんの長編小説 今回は巻末(348ページ)に主な登場人物が紹介されていたので 心して読み始めました。 タイトル通り、こちら側にも向こう側にもヨーコさんがいて A面、B面と交互に物語が展開して行きます。 パラレルワールドに登場人物の多さ、女性間の嫉妬、更年期、不倫、殺人と要素が多過ぎて次第にこんがらがって行きました。 ラストに近づくに連れて真相が明らかになりますが、それもとってつけた感じがあり、結局誰にも感情移入する事も出来ず、主題がなんだったのか理解出来ぬまま読了しました。 パラレルワールドのテーマ自体は面白かったので、要点を絞ればもっと面白く読めた様な気がします。 以前の様なシンプルでありながらザワザワした感じのイヤミスが読みたいです。

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2022/12/14

1974年生まれの名前ランキング。 陽子、裕子、真由美、久美子、純子。 そんな名前がたくさん出てくる話。 小説家として売れた陽子は、昔から もう一人の自分であろう「ヨーコ」のことを夢でみる。 ヨーコは、パラレルワールドのもう一人の自分。 もしかしたら、自分がこうなってたかも…。...

1974年生まれの名前ランキング。 陽子、裕子、真由美、久美子、純子。 そんな名前がたくさん出てくる話。 小説家として売れた陽子は、昔から もう一人の自分であろう「ヨーコ」のことを夢でみる。 ヨーコは、パラレルワールドのもう一人の自分。 もしかしたら、自分がこうなってたかも…。 そんな中、陽子の周りで殺人事件が起きる。 陽子の話とヨーコの話。 リンクしてそうで、してなくて…。 だから、読んでて頭の中ごちゃごちゃになったー笑 分かってるのに、 まんまと真梨幸子ワールドにはまりましたー。 多分この騙された感じを味わいたいために 私は真梨幸子さんの作品を読んでる気がするー笑

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2022/02/11

訳あり女達の妬み嫉みを描かせたらこの作家に勝る人無しですね。読み進めて行くとパラレルワールドと現実とよくわからなくなるが、そこに放たれる殺意!意外な犯人に驚愕するのは私だけでしょうか?

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2021/11/03

後半に入ってスピードアップするのはこの作者さんならではだなって毎回思う 何が夢で何が現実でどっちの世界?ってわからなくなりつつなのに面白く読める

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2021/05/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分が辿るはずだった別の人生を夢に見る…空想することはあるかもしれないが、これは睡眠時に見る夢の話。と思わせて見事に騙された。 女たちの醜い部分や生々しさが目白押しで、こちらまで一緒にショックを受けたり驚いたりした。 間を開けて読んだら混乱しそうな、A面の陽子とB面のヨーコ。終盤、陽子とヨーコの繋がりが判明してからは、勢いよく頭の中が整理されていくのが心地よかった。

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2020/09/26

真梨さん独特の女性キャラが今回もたくさん! でも最後に本物のサイコパス登場。 思春期に家庭が不和だったのは同情するけど。

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2019/12/28

あ〜こういうのは時間開けて読んじゃだめだな〜 一気に読まないと… ヨーコは子供の頃から 違う選択をした違う世界のもう一人のヨーコを夢想していた。 という前置きから ついミスリードさせられる。

Posted byブクログ