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残念な職場 の商品レビュー

3.6

17件のお客様レビュー

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2023/08/26

客観的に見た数字に基づく話の本。 また女性活躍で無能女性に下駄を履かせてる人事も是非読んだほうがいい本。

Posted byブクログ

2023/01/30
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※このレビューにはネタバレを含みます

1-4章まで日本の残念な職場文化について、 そうなってしまう原因や、実際どのようにヤバいのかを社会学の観点から様々なデータや証言を用いて述べられているのがおもしろかった。 最終章は「残念な職場から脱するためにどうすればよいか」というところに言及している。 個人的には理想の職場=「人生の邪魔をしない職場」というワードがお気に入り。仕事、家庭(プライベート)、健康の3つに関してバランス良く比重を保てるよう自分なりに出来ることからやってみようと思った。

Posted byブクログ

2022/08/11

著者の人間らしさにクスッとしながらも、どこまでも本来は「人」だよなぁと思わされた本でした。 組織は残念な方が上にあがっていってしまうことは、心当たりが大アリでした。

Posted byブクログ

2021/07/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

途中で読むのをやめました。失敗した経営者を前の章でこき下ろして、次の章では失敗した経営者だが筆者と長い付き合いがあった人を庇うような記述があることに少し疑問です。その章では、組織は傾いたけど苦労人、いいところがあったがメディアにはこき下ろされたという内容が書かれています。この方と前の章で取り上げたような経営者の違いはなんでしょうか。きちんと前の章でこき下ろされた経営者と付き合いを持っていて書いているならいいけど、少し感情が偏ってはないでしょうか。

Posted byブクログ

2020/01/16

冒頭から「無責任な人ほど出世する職場」が数多く ある、と結論付けられています。 まあ、うまく立ち回った人が出世するのが今の 会社のありようである、と言ったところの結論です。 そうであるなら「残念な職場」だらけじゃないか、 となります。 そう、日本は「残念な職場」ばかりなので...

冒頭から「無責任な人ほど出世する職場」が数多く ある、と結論付けられています。 まあ、うまく立ち回った人が出世するのが今の 会社のありようである、と言ったところの結論です。 そうであるなら「残念な職場」だらけじゃないか、 となります。 そう、日本は「残念な職場」ばかりなのです。でも 最後の方に、それを変えるためにはどうしたら 良いのか。という希望も語られていて、少し安心 します。 「まだまだ捨てたものじゃないぞ日本の会社」と ポジティブに思って読むのが正しい一冊です。

Posted byブクログ

2019/07/27

働くことに関連する様々な要素をコンパクトにまとめた良書。 色々な考え方を総花的にまとめているというよりも、筆者が自分の言葉で咀嚼して、簡易に語っているところに好感が持てた。 前半は、出世、上司にまつわる話。 出世する人が無能に見える訳、若いころに”職場の意味不明”と思っていた...

働くことに関連する様々な要素をコンパクトにまとめた良書。 色々な考え方を総花的にまとめているというよりも、筆者が自分の言葉で咀嚼して、簡易に語っているところに好感が持てた。 前半は、出世、上司にまつわる話。 出世する人が無能に見える訳、若いころに”職場の意味不明”と思っていたことを出世すると問題なくやりたがる など、職場あるあるの構造が、シンプルに解き明かされる。 すごく腑に落ち、ある意味、目からうろこ状態。 自分も20年以上働いているけど、ここに書いてあるようなことを実体験として経験しながら、その仕組みに気付けていないということに、自らのニブさをひしひしと感じた。 後半は働くことにまつわる、色々な考え方、要素がテンポよく提示されて、新書でこれだけの範囲をカバーできるってなかなか良くまとまっていてコスパが良い本だと思う。 それぞれの考え方は導入レベルなので、気になった考え方はそのテーマを深めるために別の本を読んでいけばよいと思う。

Posted byブクログ

2019/06/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「うん、うん」「そう、そう」と納得する内容が盛りだくさんで、「なるほどそうなのか」という気付きもたくさん頂きました。 著者が女性で、女性の立場に立った話でスタートしたので、女性の地位向上の流れなのかなぁと思いましたが、読み進めていくうちにそんなこと忘れて、引き込まれて行きました。 「600万の黒字より、2億の赤字が評価される会社」「休暇を満喫し、愛を語らい、人生を楽しんでいるスペインやイタリアより、日本は生産性が低い」などの興味深い話や、初めて聞いた「ケア労働」という言葉、学びの多い本でした。

Posted byブクログ

2019/01/02

新聞広告で気になって図書館で借りた。タイトルで煽る感じの内容は前半部分。後半はなぜ起こるかの科学的な根拠など。 以下メモ。 ●現場で「これって意味ないじゃん」と口を尖らせていた社員までもが出世した途端、意味不明の世界に埋没していくという現実。人間は観念の動物であり、自分で解釈を...

新聞広告で気になって図書館で借りた。タイトルで煽る感じの内容は前半部分。後半はなぜ起こるかの科学的な根拠など。 以下メモ。 ●現場で「これって意味ないじゃん」と口を尖らせていた社員までもが出世した途端、意味不明の世界に埋没していくという現実。人間は観念の動物であり、自分で解釈を変えることもできれば、見えているものを見えなくすることもできるため。 ●「確証バイアス」。自分の意見を支持するものを受け入れ、反するものは目に入らない。見えているものを見るのではなく、見たいものを見る。自分に都合のいいものだけが鮮明に見える。 ●人間の記憶は書き換えが可能。実際になかったことを「あった」としたのはたったの25パーセント。しかし25パーセントと大きい数字。 ●責任感や几帳面さは昇進にマイナスに作用する。理由の1つは正義感。自らの責任に加え、他者への責任追及も厳しくなりがち。 ●心に残る上司とは自分を人として敬意を示してくれる人。上司部下関係を超え「1人の人間」として接してくれる瞬間を大切にする上司に部下の心は動かされる。 ●日本の技術力は高い。潜在能力は高いのに、それを発揮できていない。明らかに経営者のミス。 ●男性の高学歴熟年労働者40代が90年代の技術進歩率に負の影響を与えていた。IT化の進展により、生産現場で蓄積された暗黙のノウハウやスキルがデータベースに置き換えられて共有化された結果、40代の高学歴熟年労働者による人的資本が「陳腐化」した。その根本原因は人員を削減し負荷を大きくした「経営の問題」。「現場で語られるストーリーの大切さ」を忘れた経営者が、効率化というマジックワードで現場力を低下させた。 ●会話には単なる情報のやりとり以外のものが含まれている。会話はお互いにとっての意味の発見、規範や目的についての交渉、共感や否認、困惑、理解の表現が含まれる。そこには相互性とある種の関与、すなわちリレーションシップが暗示されている。 ●仕事の前後にマラソンのトレーニングに時間を費やし励んでいると「自分を律し自己管理が出来ている」と評価するのに、子育てに精を出す部下には「なんだ。家庭のことばかり気にして」と非難する。オフの時間を有効活用している点で差異はない。「タイムマッチョ文化」は改めるべきではないか。 ●女性が全てを手に入れるための6つの策。①人に直接会う文化を見直す②家族の価値を見直す③キャリアパスを見直す④幸せについて見直す⑤国を変える⑥男性に協力を得る ●「do」に価値を置く男性は「解決」をゴールにする。「be」に価値を置く女性は「共感」がゴール。 ●市場労働=商品として売買される労働力としての「有償の労働」。ケア労働=家事、育児、介護、ボランティア活動などの「無償の労働」。ケア労働を評価しない米国日本と、評価する北欧諸国。会社で仕事ばっかりやってないで、さっさと家に帰って家事や育児をしないと一人前じゃないぞ、という空気が熟成されている。今の日本の政策は市場労働に女性を参加させる、ことが目的となっている。 ●日本のサラリーマンは死ぬほど仕事をした後、同僚やクライアントと長々と飲み続ける。マラソンドリンキング。 ●睡眠3時間のショートスリーパーは人口の1パーセント。それ以外はエセ。疲れの見張り番が故障しているだけ。 ●長期雇用は雇用制度ではなく、経営哲学。私たちはあなたやあなたの家族が露頭に迷うことのないよう、安易にクビにはしません。長く働いてくださいね」という暗黙のメッセージであり、私は企業から大切にされている、と働く人が受け止めることで成立する心理的契約。

Posted byブクログ

2018/12/16

無責任な人ほど出世する。 経営しない経営者。 女はめんどくさい。 残業のリスク。 改善案。長期雇用。社員への投資。Job Security。 会話、共感。学びと教え。喜びと誇り。

Posted byブクログ

2019/01/11

借りたもの。 何故、職場の上司は残念になるのか――若手の頃は熱意にあふれていた人もいずれそうなってしまう――、そのメカニズムを心理学、様々な統計結果を通して紐解く一冊。 心理学用語や統計結果のソースを紹介するに留まる本のため、気になる詳細は自分で調べろ、ということか。 現代の出...

借りたもの。 何故、職場の上司は残念になるのか――若手の頃は熱意にあふれていた人もいずれそうなってしまう――、そのメカニズムを心理学、様々な統計結果を通して紐解く一冊。 心理学用語や統計結果のソースを紹介するに留まる本のため、気になる詳細は自分で調べろ、ということか。 現代の出世制度そのものに構造的な問題があることを指摘。出世に伴い求められるスキルが変わってしまう……現場などで活躍できる人材が、人を束ねる人材に向いているとは限らない、等…… 残念な職場が醸造されるメカニズムについては前半くらいで、次第に職場は「会社」に、会社は「社会」へと視野が広がってゆく。 そうした「職場」が「社会」をつくっていると言って過言ではないだろう。 話は日本の「働き方」そのものを言及してゆく。 女性の働き方についても。 著者が女性であるから、という問題ではない。 共働き世帯が多くなったとはいえ、未だ女性の社会進出は阻まれている。それは女性と男性の価値観の違いも一因で、長く男性社会だったため、“女性の価値観”への社会の認知不足が影響していることを示唆していることが興味深かった。 何でも、男女比6対4で、初めて個人が評価される職場になるそうだ。 過労死問題について、 高度経済成長期やバブル期などは人手も足りず、需要に供給が追い付かなかった。 そして「働いた分だけお金をもらえた」ため、「残業」をしていたのだが、それが崩壊した時、“人件費削減”の名目で「残業文化」だけが残った…… それは「経済」一辺倒で人材やその育成を「コスト」と見做し、それを削減することに重きを置き続けた日本社会の病理だった。 私の主観だが、そうした社会の在り方が、機能不全家族、愛情不足な人々、依存症、虐待などを引き起こした原因となったと思う。人そのもの、人材育成を「コスト」と見做した社会が、次世代を育てることに寛容な訳がなく、“少子化”となるのは必然だったと思うのだ。 それらの経緯にもまた、人間の矛盾する心理作用――疲労を無視したり、保身に走ったり、もはや誤作動レベル――があることを紐解いている。 本の最後に、SOC(ストレス対処力)形成の重要性を紹介。 ……そのためにも働き方そのものを本当に改革しないとまずいと思った次第。 所々で日本が本来メンタル強いとか、技術は一流と紹介しているけれど、現状、疑問を覚える。 メイド・イン・ジャパンはもう古い。技術立国ともてはやされたが、それはもはや日本の専売特許ではないからだ。 国の枠を超えた「個」のブランディング力が求められていることも加味しなければならないと思った。 瀧本哲史『ミライの授業』( https://booklog.jp/item/1/4062200171 )参照。

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