家族シアター の商品レビュー
姉妹、兄弟、親子…いろんな家族のお話 どの話も、家族の微妙な関係性があって 気まずさを抱えているところからスタートする しかし、次第にお互いの本音を知り、 良い関係性に変化していく 温かい気持ちになれるところが好き
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真面目な姉と姉を反面教師に可愛くて強くなった妹。 アイドルオタクの弟と傍若無人のバンギャの姉。 可愛い娘を望んだ母と真面目な娘。 教師を夢見る息子たちのタイムカプセルために奮闘する、大分ズレた大学准教授の父。 宇宙飛行士を夢見る年子の妹と普通の姉。 可愛い孫への愛情...
真面目な姉と姉を反面教師に可愛くて強くなった妹。 アイドルオタクの弟と傍若無人のバンギャの姉。 可愛い娘を望んだ母と真面目な娘。 教師を夢見る息子たちのタイムカプセルために奮闘する、大分ズレた大学准教授の父。 宇宙飛行士を夢見る年子の妹と普通の姉。 可愛い孫への愛情の裏返しで、叱咤激励し、嫌われる祖父と、竹とんぼ作り。 ドラえもんが繋いだ2人の縁と幼い息子に見るタマシイム・マシン。 親、兄弟。なかなかわかりあってるようで、わかりあえない。 わかるでしょ?って、じっくり話さない… わかるなぁ… どの話も心が温かくなる… 家族だな、大事にしなければと思う。 なんでもないことなんだけど。
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タイムカプセルの話がよかった。ちゃんと子どもを思う気持ちがあるから、それが子にも伝わってるんだろうなー。姉妹の話は自分も妹弟がいるからわかる!てなる。鬱陶しいと思ってても、人から悪く言われるのはやめてほしいんだよねー(笑)
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家族とは大切なものと知識では知っているけど、なんか表現しにくい。その表現をこの作品はしてくれている気がしました。どれも感動的でしたが、一番私が心動いたのは「1992年の秋空」です。妹への嫌悪感、罪悪感、後悔など様々な感情を経て、妹への愛を膨らませていく姉。そして、最後には姉妹が高...
家族とは大切なものと知識では知っているけど、なんか表現しにくい。その表現をこの作品はしてくれている気がしました。どれも感動的でしたが、一番私が心動いたのは「1992年の秋空」です。妹への嫌悪感、罪悪感、後悔など様々な感情を経て、妹への愛を膨らませていく姉。そして、最後には姉妹が高い空の下で心が一つになっていくような感じが素敵だと思いました。半泣きでした。この本は道徳の教科書に入っていてもいいのでは??
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7編の家族の物語はきっと、どれかやどこかが、当てはまる家族も多いのではないかと感じる。 7編のうち、特に好きな家族の物語を2つ。 「タイムカプセルの八年」父親である“私”について、最初は言動が好きになれなかったけれど、本当は心根が優しくて、子ども想い。正直で不器用なだけなと...
7編の家族の物語はきっと、どれかやどこかが、当てはまる家族も多いのではないかと感じる。 7編のうち、特に好きな家族の物語を2つ。 「タイムカプセルの八年」父親である“私”について、最初は言動が好きになれなかったけれど、本当は心根が優しくて、子ども想い。正直で不器用なだけなとのだと思う。 “私”はきっと自覚はないだろうけど、いい父親。親父会のお父さんたちもみんなそう。 今はもういない、自分の父親を思い出す。 「1992年の秋空」はるかとうみかの姉妹の絆にジーンとする。本当は認めあって、想い合ってる。私にも妹がいる。妹たちに優しくできているだろうか。自分を顧みる。 実は最初の方を少し読んでから、途中、結構なあいだ寝かしてた(積んでた)けど、再び読み始めてからは一気に読めた。 要所要所に、ジワッと泣けるポイントがあり、自分や家族を投影できたりするところもあり。 辻村深月さんの作品は、はじめましてだったけど、他の作品も読んでみたい。
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少しヒリヒリズキズキするような家族関係や、学校での友だちとの付き合い方などが描かれていて、自分自身の嫌な思い出や微妙な時期があったことを思い出してちょっと胸が痛んだ。でもどの話も、心が救われるホロっとするラストがあるのでよかった。
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“家族”をテーマにした短編集。 家族って本当に面倒な物に感じる時もある。 近いからこそ、余計な一言を言ってしまったり、遠慮がないから派手な喧嘩もする。 でも、余計な一言も喧嘩も家族だから許せるんだろうな。そんな事を思いながら読んだ。 私のディアマンテ、タイムカプセルの八年、19...
“家族”をテーマにした短編集。 家族って本当に面倒な物に感じる時もある。 近いからこそ、余計な一言を言ってしまったり、遠慮がないから派手な喧嘩もする。 でも、余計な一言も喧嘩も家族だから許せるんだろうな。そんな事を思いながら読んだ。 私のディアマンテ、タイムカプセルの八年、1992年の秋空、孫と誕生会がとても良かった。
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タイトル通り「家族」をテーマにした短編集。 姉妹や父子など、血の繋がりがあるからこそややこしい関係の人々の姿を描いている。 地下アイドルオタクの弟とビジュアル系バンドファン(バンギャ)の姉がお互いを理解できないと罵ったりしながらも、心の中では気にかけてもいる。本当に家族って面白い...
タイトル通り「家族」をテーマにした短編集。 姉妹や父子など、血の繋がりがあるからこそややこしい関係の人々の姿を描いている。 地下アイドルオタクの弟とビジュアル系バンドファン(バンギャ)の姉がお互いを理解できないと罵ったりしながらも、心の中では気にかけてもいる。本当に家族って面白いなと思わされる作品。
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4.0点 妹という祝福 姉妹だなぁ。姉も妹も 私のディアマンテ 気持ちはすれ違えど母の愛は偉大です。このお母さんの心情が色々と切なすぎる… タイムカプセルの8年 序盤と後半で同じ文章でも全く違って読めるのが面白い 孫と誕生日会 すき。おじいちゃんの感情好き。 タマシイム・マシン ...
4.0点 妹という祝福 姉妹だなぁ。姉も妹も 私のディアマンテ 気持ちはすれ違えど母の愛は偉大です。このお母さんの心情が色々と切なすぎる… タイムカプセルの8年 序盤と後半で同じ文章でも全く違って読めるのが面白い 孫と誕生日会 すき。おじいちゃんの感情好き。 タマシイム・マシン さすが辻村さん。ちゃんと説明されるまでタイムマシンと読んでた笑 道具の回収の仕方もさすがです!!
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辻村深月さんの本を読むと、人が好きになる。家族シアターに収められている短い物語の数々を読むと、自分の家族のことが大切に思えるし、好きになる。些細なこと、些細な気持ちを的確に文章にして人を感動させる、本当にステキな作家さんだと思う。
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