家族シアター の商品レビュー

辻村深月(著者)

2023/10/01

一言、ひとつの行動で家族のかたちは揺らぐ。この7つのお話は、小さな幸せ、嬉しさを共有しているようでおもしろかった。

2023/09/21

何度か読み返してしまうぐらい面白いです。
短編集なので、読み返しにもばっちり。
タイトル通り、家族を題材にした短編集が7編入ってます。
私が三姉妹だったからか、特に姉妹の話はなんかとっても共感できて温かくて、ほっこりとても良い感動を味わえました。
ぶつかり合って、喧嘩して騒いで、それでも意識してライバルで、だけどやっぱり尊敬してて。
そんな姉妹の姿に、昔の自分を重ねてじーんとしました。
どの短編もちょっと泣けて良かった。

最後の短編。孫を可愛がる自分の親を見て、ドラえもんの「タマシイム・マシン」はあったよっていう話が妊娠中に特に響きました。
孫を可愛がる自分の親の姿は、まだ赤ちゃんだった自分を可愛がってくれてた親の姿と同じなんだなあと思う気持ち。
自分の子どもの目を通して、自分を可愛がって育ててくれた親の姿を見るのです。

ほっこり温かい、そんな本でした！
おすすめです。

2023/09/17

短編集だけどどの話も似たり寄ったり。というか設定やオチのパターンが全部同じだった。
結局は同族嫌悪というか、イケてない家族を疎みながらも、結局自分も同じ性質をもっていて..という話ばっかり

2023/08/14

内容は知らないまま、4年ぶりの帰省途中の新幹線内で読みました。
思わず登場人物を自分に置き換えて読んでしまいました。
孫であり、娘であり、母である自分。
その時その時で感じ方もずいぶん変わります。

特に共感したのは姉妹の話。
私は妹で、姉とは性格が全く違う話の中に出てくる姉妹のようでした。
今思えば、きっとお互いに意識していたのでしょう。
もう何年も話しても会ってもいませんが、再会したら何事もなかったように話せるような気がします。
家族って不思議。

2023/08/08

うまくいかないこともあるけれど、ほんのりと暖かい「家族」の物語7つ。
自分が一人っ子だからあまり感じないけれど、今も家族の誰かはすこし無理をして「家族」を成立させているのかなと思った。いつか自分の家が「帰る」ところではなくて「訪れる」ところになると思うと、今のこの家族を大切にしないといけないなと思う。

どの短編がすきか、選べないけれど印象に残ったのは「タイムカプセルの八年」かな。お父さんの言動があまりにも子供に無関心なそれすぎる…こういうお父さんいる…！という感じ。けれどそんな主人公が内に秘めた熱い思い(?)で行動を起こす姿はなかなか心動かされるものがある。

2023/08/07

オチというオチはないですが、色んな家族ならではのシーン、感情が描かれています。
ドラえもんエピソードが良かったです

2023/07/29

家族と言っても許せないことだったり、イラついてしまうことだってありますよね。家族だからって言う時も。そんな家族の短編集。

2023/07/27

家族に関する7つのお話し。
姉妹、姉弟、母娘、父息子、姉妹、祖父孫、家族。
それぞれの関係でそれぞれの愛を感じるお話しでした。
「タイムカプセルの八年」の様に、子どもにわからなくても、愛を注げる親になりたいと思いました。

2023/07/19

他人の家族の話というのはあまり聞くことがない。 そんな家族の話を様々な視点から見れて面白かったです。

2023/07/15

家族の絆を再確認できる短編がたくさんありました。
なかには、イラっとする家族もいるけど、最後は身内なんだな。って感じ（笑）