友達以上探偵未満 の商品レビュー

麻耶雄嵩(著者)

2019/06/19

ライトノベルちっく？
作者のアンチミステリ風味はやや薄め。
主人公の二人は可愛い。

三重にすんでいると少し親近感。

2019/06/14

あれ？これ麻耶さんだよね？と思わず本を閉じて確認してしまったほど、普通にジュブナイル「風」ミステリです。ももとあおの二人の高校生が探偵として、出会った殺人事件に挑みます。最初の二つは麻耶さんの影は、ほとんど顔をのぞかせないのですが、3編目で二人の出会いのころに戻り、二人それぞれの視点で語られるとやっぱり麻耶さんの作品だな、と思えます。麻耶作品のファンだとびっくりすると思いますが、この柔らかさは逆に初めて麻耶さんを手に取る人には読みやすいかもしれません。謎解きとしては一編目の伊賀の里が一番好みです。

2019/05/03

名探偵を目指す女子高生のももとあおがコンビで挑む事件3作。日常の謎とかいう軽いものではなくがっつり殺人事件でかつ問題編と解決編に分かれたミステリ。きちんと考えれば犯人特定出来るけど少し見落としあると罠に嵌まって悔しい。直感型のももと論理型のあおなのでももがワトソン役に見えるけど最後の二人の中学時代の「夏の合宿殺人事件」でのそれぞれの視点からの話を読むとタイトル通りの関係だと判るのがいい。ほんのり、いや結構百合です。「謎解きLIVE」見たけど記憶の彼方で真っ新な気持ちで読めたのは良かったのか。

2019/01/08

麻耶さんらしい探偵とはという話しを今までとは違う視点からそして麻耶作品今までからしたらわかりやすくした作品ですね。

2018/12/03

名探偵を目指す女子高生コンビが事件を解決するミステリ。麻耶さんにしては邪悪感の少ない（笑）とっつきやすい作品です。犯人当てにもなっているので、しっかりと考えて謎を解いてみることもできますよ。簡単には解けませんが……名探偵には遠いなあ。
お気に入りは「夢うつつ殺人事件」。事件そのものに関する手がかりはけっこう簡単で分かりやすいのだけれど。会話の謎がなかなか解けなくって惨敗したのでした。嗚呼、名探偵への道はとことん険しそうです。

2018/10/08

うーん、大好きな先生だから期待しすぎてしまったのか…もうちょいパンチが欲しかった。でも内容は本格推理推理していた。一問も犯人当ては解けなかった。

2018/09/29

地元で事件が起こるとき、人は遠巻きにイベントを楽しみ
探偵はとてもわくわくする！
実在する舞台のリアリティを守るためかいつものように大掛かり/大袈裟なトリックはなかったけど
構図の反転が鮮やかに行われるので読んでて小気味よい。
良い犯人当てやなあ。

2018/09/20

良くも悪くも麻耶さんらしさが無い作品。
ライトタッチなので読みやすいが、麻耶さんらしさを求める読者には向かない。
女子高生の凸凹コンビのコミカルさと、読者への挑戦状スタイルを楽しむも良し、二人の心の葛藤や事件の構図を楽しむも良し。
個人的には、麻耶さんには貴族探偵シリーズみたいな作品を期待したい。

2018/08/17

名探偵を目指す二人の女子高生の物語。
ももの兄が刑事で捜査情報ダダ漏れとか全体的にライトで毒も少なめだが、もともとはNHKの謎解き番組の企画らしく納得。
しかし第３話で明らかになるあおのももに対する想いは、さすが麻耶雄嵩である。

2018/07/28

2018年。名探偵になりたい伊賀もも、上野あおの女子高生。伊賀付近に住んでいる。中編集。
「伊賀の里殺人事件」
忍者のコスプレで集まる伊賀好き、俳句好き。で殺人事件。あおの推理が冴えて解決。もものお兄さんは刑事なので、情報も入るのだ。
「夢うつつ殺人事件」
伊賀高校で起こった殺人事件。
「夏の合宿殺人事件」
ももとあおが出会った中学での殺人事件。
あおはももをワトソン役に探偵になりたい。

どんな読者を想定しているのか謎な本。軽く読めるが、おもしろくもない。この方の小説好きなんだけど残念～