会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。 の商品レビュー
自分の為に楽しく働くことの重要性を説く また、サイボウズという自ら経営している会社の取組を紹介 成果主義ではなく市場主義であれば、個人プレーではなくなる。書いてあることはとても共感できる。ただ、我慢して大企業にいるよりも楽しく働ける会社に転職した方が良い。 経営トップでありな...
自分の為に楽しく働くことの重要性を説く また、サイボウズという自ら経営している会社の取組を紹介 成果主義ではなく市場主義であれば、個人プレーではなくなる。書いてあることはとても共感できる。ただ、我慢して大企業にいるよりも楽しく働ける会社に転職した方が良い。 経営トップでありながら育休を三度取得 夫婦別姓を認めさせる為に裁判を起こしている
Posted by
・いかにユニークさを出すか。 1つのカギは掛け算の発想です。 掛け合わせてスキルを作ることです。 農業をやっているひとは、クラウドサービスのことがよく分からないし、 クラウドサービスに詳しいIT業界のひとたちの中で、農業を本格的にやっている人はまずいません。 両...
・いかにユニークさを出すか。 1つのカギは掛け算の発想です。 掛け合わせてスキルを作ることです。 農業をやっているひとは、クラウドサービスのことがよく分からないし、 クラウドサービスに詳しいIT業界のひとたちの中で、農業を本格的にやっている人はまずいません。 両方を理解している彼は、NKアグリと一緒に、自分の農地にセンサーを設置し、 クラウドサービスを活かした情報管理を進めました。 さらに効率よく販売するための仕組みもクラウドサービスで作り、全国に分散する農家が連携しながら、 安定した価格で販売できるネットワークを作っていきました。 これはまさに掛け算の発想です。 クラウドと農業。 どちらも100人に1人のスキルだったとしても、2つを組み合わせると、1万人に1人の貴重なスキルになります。 ・掛け算が希少なユニークさを生む イノベーションという言葉の起源は、もともと「新結合」を意味する。 これとこれを結合すると、今までになかった新しい価値になる。 いままでなかったユニークな組み合わせによって、新しい価値、可能性がうまれることがイノベーションだと解釈できます。 ・サッカーの岡田監督は、あえて中国のサッカーチームの監督となった。 当時の中国は反日活動も盛んで、言葉の通じない国での監督業で成果を出すことは難しかったろうと思います。 しかしこの経験から、岡田さんはサッカー界では珍しい「中国」という掛けあわせの要素を身に着けました。 今後は、アジアで高まりつつあるサッカー熱の先頭を走られることでしょう。
Posted by
100人いれば100通りの働き方を公式に宣言し、実践している会社の社長さんの本。 一人一人の幸せを考えるというよりも、一人一人生き抜いていくためには交渉する力が必要で、その力をつけることが楽しく生きることだと。 また、働き方の交渉をする限りは自分で折り合いをつけて決断した選択...
100人いれば100通りの働き方を公式に宣言し、実践している会社の社長さんの本。 一人一人の幸せを考えるというよりも、一人一人生き抜いていくためには交渉する力が必要で、その力をつけることが楽しく生きることだと。 また、働き方の交渉をする限りは自分で折り合いをつけて決断した選択だという「覚悟」が非常に大切だと言われている。 だれかに決められた働き方をしていると感じれば、結局不満がでてきたら他人のせいにする。でも数ある選択肢の中から相手と交渉して自分自身で決めたことなら責任をもつ。 そういう風な交渉をすることこそ、大切だと言われている。 働くときに人と働くことが多いから、不満がでてくるのはつきもの。 でも、それぞれの人に覚悟を持ってもらうことが重要なことだと気づけた一冊になった。
Posted by
タイトルの問題提起は素晴らしいと思うが、内容がそこまでスケールの大きいものにはなっていないように思う。 ひとつの成功例をつくられたことは画期的だが、 参考にすることのできない業種・職種・組織も多そう。
Posted by
青野さんの本というのと、表紙が絆創膏っぽい、 少し面白いデザインだったので読んでみました。 働くのが楽しくない、モチベーションが上がらない、 というそもそもの理由を突き詰めるにあたって、 まずは会社ってどんなところか?というところから 入って問題提起、今後について書いてあります...
青野さんの本というのと、表紙が絆創膏っぽい、 少し面白いデザインだったので読んでみました。 働くのが楽しくない、モチベーションが上がらない、 というそもそもの理由を突き詰めるにあたって、 まずは会社ってどんなところか?というところから 入って問題提起、今後について書いてあります。 参考になることや勉強になることが多かったし、 なるほど~と納得感のある内容も多かった。 【勉強になったこと】 ・「カイシャ」のために働くとは正しくなくて、 正しい表現は「カイシャの代表」のために働く。 つまり就職・転職で会社を選ぶときは、 代表がどんな人なのか、共感できる人なのか、 をしっかり見極めて入らないと、 イケてない代表のために働くという事態となる。 要は会社名で選んではいけないということ。 ・組織にとって最も必要な概念は、企業理念。 企業理念がしっかりしていないと、 なんのために働くのかが分からなくなる。 ・人に「頼む」ことが出来る人は、 そもそも自分が何が出来て何をすべきかが しっかり理解出来ている。 そのうえで、誰に頼むのが適任かを把握する スキルを持っている。 ・今いる「カイシャ」に違和感を感じたら、 以下の3つのどこに軸足を置くのかをしっかり考えること。 ①カイシャに身をゆだねる ②自分の夢に合ったカイシャに移る ③自分でカイシャを作る ・実はスキルのコモディティ化も進んでいる。 色んなスキルを組み合わせて自分にしかない スキルを見出さないと、その他一般と同じ扱い となってしまう。 ・給料の金額は市場性を意識して決めるべき。 ・今はチャレンジして失敗することを恐れない、 否定しないカイシャしか生き残れない。
Posted by
サイボウズの青野さんによる働き方論。今のキャリアに悶々としている方には良い刺激になること請け合いです。 https://amzn.to/2Mjp4yA 続きはこちら↓ https://flying-bookjunkie.blogspot.com/2018/06/blog-post...
サイボウズの青野さんによる働き方論。今のキャリアに悶々としている方には良い刺激になること請け合いです。 https://amzn.to/2Mjp4yA 続きはこちら↓ https://flying-bookjunkie.blogspot.com/2018/06/blog-post_25.html
Posted by
時折、ハッとさせられる。 『あるカイシャが「たくさん雇用する」ことは、他の様々なカイシャの採用活動の妨げとなります。』
Posted by
こういう人はサイボウズに来てください、という採用活動の一環だろうか。 書いていることはいちいち真っ当だと思ったが、サイボウズがどれだけこの理想を実現できているのか、というのは気になる。 あと、経営者を悪意ある個人として描き出しているのはどうかと思った。彼らも意のままに振る舞える存...
こういう人はサイボウズに来てください、という採用活動の一環だろうか。 書いていることはいちいち真っ当だと思ったが、サイボウズがどれだけこの理想を実現できているのか、というのは気になる。 あと、経営者を悪意ある個人として描き出しているのはどうかと思った。彼らも意のままに振る舞える存在ではないのだろう。どちらにしろ、我慢をしていてもしょうがないという結論は変わらないわけだけれど。
Posted by
妖怪カイシャの見極め方は、これから働く人、既に働いている人すべてのカイシャ選びに役立つと思う。またサイボウズで取り入れられているモチベーションや交渉の能力を高めるフレームワークや多様な働き方を実現する人事制度など参考になるものが多い。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
★メモ 利益よりも、どこにお金を配分しているのかが大切。 どちらかと言うと利益よりも従業員の給与や報酬が大切で、利益はあくまでカス。その方が少なくとも働くヒトは幸せ。 サイボウズでも利益を出さないようにしている。法人税を払っていることに喜んではいけないのではないか。むしろ、会社の利益は自分たちの理念を実現するために、徹底的に自分たちで責任をもって使っていく。 会社や代表のビジョンと、従業員ひとりひとりのビジョンを重ね合わせる。その確認作業を怠らない。 やりたいは変化する、やれるは拡大して大きくはる、やるべきは期待に答えること。 やるべきの難しいところは選択を迫られること。そのときには自分でしっかりと意思決定をして、結果がどうであれ自分で責任をとること。それをサイボウズでは「覚悟」と呼んでいる。 すごい採用とすごくない採用。 すごくない採用は優秀な人を雇うこと。これは誰でもできるし、ある意味でリスクが小さい。 すごい雇用とは他の会社では採用されない人や、制限が多い人や、採用するのに勇気がいる人を採用すること。 フラスコ理論。フラスコの中に多様な人材をいれて、振ってみると、化学反応がおこって面白いアイデアがでてくる。フラスコの口が狭まっているのは、会社にはビジョンがあるからであり、その制限こそがチームで実行可能なアイデアを引き出す。フラスコの口は明確なビジョンです。この狭い出口に向かって、全神経を集中させることで、エッジの効いた成果を出すことができる。 サイボウズでは、フラスコで化学反応が起こりやすくするための触媒として「公明正大」と「自立」がある。 サイボウズでは「みんな」という言葉を使ってはいけない。みんなと一括りにすると、多用な個性の存在を見落としがちなので。 書籍「嫌われる勇気」にも同じようなことが書かれている。
Posted by