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魔力の胎動 の商品レビュー

3.5

243件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    94

  3. 3つ

    99

  4. 2つ

    14

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2023/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

魔力の胎動 東野圭吾 ラプラスの魔女シリーズ② ∞----------------------∞ 1~4章は鍼灸師のナユタが主人公で、患者の悩みを円華と一緒に解決していくもの。5章はラプラスの魔女の前日譚。 第一章 あの風に向かって翔べ 引退を考えるスキージャンプ選手。その元へ行く円華。風を読むのが得意な彼女がスタートを切る合図をすれば高得点に?でもそれだけじゃない。自分の力を信じることも大切。 第二章この手で魔球を ナックルボールが捕れなくなったキャッチャーを奮起させる。催眠術はさすがに胡散臭いし、猛練習も嘘臭い。芸術的なナックルボールを投げられる人が引退されたら困る円華の願い。 第三章 その流れの行方は ナユタの風貌が明らかに。坊主に無精髭。 学生時代の恩師は、自分の子供が川に落ちた時の判断が間違っていたのではと悩んでいた。円華は川の流れも制す。恩師の子供も円華と同様の手術を受ける。 第四章 どの道で迷っていようとも ナユタは"凍える唇"の主役だった。そしてそのせいで虐められてた。 ナユタの患者は盲目のアーティスト。同性愛をカミングアウトしたことによって相方が自殺したのではと苦しんでた。 第五章 魔力の胎動 青江が温泉地のラプラスの魔女以前に温泉地で硫化水素中毒死を調べていた。一家心中ではという憶測。危険地帯を表すXと「宝物の在処」を示すXの印。 2023/08/20 読了(図書館)

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2023/07/14

こちらは五章からなる短編集となっております。 羽原円華の不思議な能力で、身の回りの深刻な悩みが解決され大活躍!  内容は、一章から四章までが前回読んだ「ラプラスの魔女」のスピンオフです。 第一章 あの風に向かって翔べ  第二章 この手で魔球を 第三章 その流れの行方を 第四章...

こちらは五章からなる短編集となっております。 羽原円華の不思議な能力で、身の回りの深刻な悩みが解決され大活躍!  内容は、一章から四章までが前回読んだ「ラプラスの魔女」のスピンオフです。 第一章 あの風に向かって翔べ  第二章 この手で魔球を 第三章 その流れの行方を 第四章 どの道で迷っていようとも 第五章 魔力の胎動  但し、第五章は、本編の前日譚です。  本編で書けなかったお話で、以下の通り抜粋します。本書の後半に書かれていますが、ネタバレではありません  『世界は一部の天才や、あなたのような狂った人間たちだけに動かされているわけじゃない。一見何の変哲もなく、価値もなさそうな人々こそが重要な構成要素だ。人間は原子だ。一つ一つは凡庸で、無自覚に生きているだけだとしても、集合体となった時、劇的な物理法則を実現していく、この世に存在意義のない個体などない。ただの一つとして』  物理学的な説明の一節ですが、無理を承知で言い回しがおもしろい。  読書は楽しい。

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2023/07/06

以前読んだ 2回目 羽原まどか、天才?地形や風を読む不思議な力。スキージャンプ、ナックルボールの捕手、同性愛 工藤ケイタ、ゲイ、鍼治療、昔映画に出ていた

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2023/06/01

ラプラスの魔女よりちょっとだけ前のお話。でも、最後につながっていく。 評価が低かったので期待しないで読んだら、結構面白かった。鍼灸師(多くのスポーツ選手も見ている)の工藤ナユタと羽原円華がかかわって、スキージャンパー、捕手、息子が意識不明になっている先生、ピアニストを救っていく。...

ラプラスの魔女よりちょっとだけ前のお話。でも、最後につながっていく。 評価が低かったので期待しないで読んだら、結構面白かった。鍼灸師(多くのスポーツ選手も見ている)の工藤ナユタと羽原円華がかかわって、スキージャンパー、捕手、息子が意識不明になっている先生、ピアニストを救っていく。そして、なぜナユタが今回の語り手になっているのかが、終盤でわかる。 最後の第五章が泰鵬大学の青江と助手の奥村のラプラス前が描かれる。 短編のように少しずつ読めるので楽しみやすい。ラプラスの魔女を読んでいたら楽しめると思う。ただ、既存の常識にとらわれている人には読後感悪いかも。中学から。

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2023/05/23

魔女シリーズを通して読んでみたくて購入⭐︎ラプラスの魔女を再度読み直してから読んだ。ラプラスの後の話かと思ったらラプラスの前の話だったのに少し驚き。円華のつんけんして見えて実際は面倒見がよく優しいところが好き。ラプラスと繋がる部分もあるので。。次の魔女と過ごした七日間はどうやって...

魔女シリーズを通して読んでみたくて購入⭐︎ラプラスの魔女を再度読み直してから読んだ。ラプラスの後の話かと思ったらラプラスの前の話だったのに少し驚き。円華のつんけんして見えて実際は面倒見がよく優しいところが好き。ラプラスと繋がる部分もあるので。。次の魔女と過ごした七日間はどうやって繋がってるのかなと楽しみ。

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2023/05/12

「ラプラスの魔女」の前日譚。 そっちを読んだのははるか昔で記憶に乏しいが、特に支障なく読めた。 四作が連作短編で、徐々に深まり面白くなっていったのに、最後の一篇だけ急に関連がなくなり不思議な感じ。 前作を読めば繋がってくるのだろうか。

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2023/05/08

「東野圭吾」の連作短篇作品『魔力の胎動』を読みました。 「東野圭吾」作品は、約2年前に読んだ『マスカレード・ナイト』以来ですね。 -----story------------- 自然現象を見事に言い当てる不思議な力。 君はいったい何者なんだ? 映画化『ラプラスの魔女』前日譚 ...

「東野圭吾」の連作短篇作品『魔力の胎動』を読みました。 「東野圭吾」作品は、約2年前に読んだ『マスカレード・ナイト』以来ですね。 -----story------------- 自然現象を見事に言い当てる不思議な力。 君はいったい何者なんだ? 映画化『ラプラスの魔女』前日譚 自然現象を見事に言い当てる、彼女の不思議な“力”はいったい何なのか――。 彼女によって、悩める人たちが救われて行く……。 「東野圭吾」が価値観を覆した衝撃のミステリ『ラプラスの魔女』の前日譚。 ----------------------- 4年くらい前に読んだ『ラプラスの魔女』の前日譚、、、 『魔力の胎動』というタイトルの通り、魔女が生まれる前の5つの物語… 主に鍼灸師「工藤ナユタ」の視点から、いろいろな人たちの問題を自然現象を見事に言い当てる不思議な力を持つ少女「羽原円華」が解決していく様が描かれています。  ■第一章 風に向かって飛べ  ■第二章 この手で魔球を  ■第三章 その流れの行方は  ■第四章 どの道で迷っていようとも  ■第五章 魔力の胎動 『第一章 風に向かって飛べ』では、「羽原円華」が、「工藤ナユタ」の患者で、ここ数年不調続きで優勝から遠ざかっていた引退間近の往年の名スキージャンパー「坂屋幸広」を復活させ、 『第二章 この手で魔球を』では、「羽原円華」が、「工藤ナユタ」の患者で、プロ野球の投手でナックルボーラー「石黒達也」の悩みである、唯一、彼のナックルボールを捕球できる捕手「三浦」の後継者「山東」を立ち直らせ、 『第三章 その流れの行方は』では、「羽原円華」が、「工藤ナユタ」の学生時代の恩師である「石部先生」が、川の事故で息子が植物人間になって悩んでいることから解放させ、 『第四章 どの道で迷っていようとも』では、「羽原円華」が、「工藤ナユタ」の患者で、作曲家兼天才ピアニストの「朝比奈一成」が、パートナーである「尾村勇」の死(崖からの飛び降り自殺?)が原因でピアノが弾けなくなったことから、死の原因を突き止めて立ち直らせ、 #ちなみに本章では、「工藤ナユタ」自身の問題や、その原因となった過去が明らかになり、映像プロデューサ「水城義郎」や映画監督「甘粕才生」等、『ラプラスの魔女』で主要な役を演じる人物も登場します 『第五章 魔力の胎動』では、地球科学を専門とする泰鵬大学の「青江教授」に、赤熊温泉で起きた硫化水素による中毒事故の原因調査と今後の対策のサポートをして欲しいという依頼があり、3年前に起きた灰堀温泉での硫化水素による中毒事故での顛末を回想しつつ、物語は『ラプラスの魔女』に繋がっていきます。 『ラプラスの魔女』とセットで読んだ方がもっと愉しめたでしょうね… 4年の間が空いちゃったので、なかなか繋がりが理解できにくかったですね、、、 それでも、それぞれの作品のクオリティが高く、短篇として面白く読めました。

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2023/05/03

シリーズ2作目。 時系列としては、こちらが前になるよう。 短編集となっていて読みやすい。 表題作「魔力の胎動」はどこかで読んだ気がする。 スポーツの解析は、正に物理学と繋がっているので、興味深く読んだ。

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2023/04/29

 ラプラスの魔女の評価がイマイチだったため、続編が出版された事に驚き、東野圭吾は出版の度に読んでいるが、少し作品に対するインパクトが薄れてしまった印象だ。(本格の時代まで逆行しなくても良いが、東野圭吾は凄い作家だったんだ!!) また、過去においてもそうだが意外に作者の短編は薄味の...

 ラプラスの魔女の評価がイマイチだったため、続編が出版された事に驚き、東野圭吾は出版の度に読んでいるが、少し作品に対するインパクトが薄れてしまった印象だ。(本格の時代まで逆行しなくても良いが、東野圭吾は凄い作家だったんだ!!) また、過去においてもそうだが意外に作者の短編は薄味のものも多く、今回も円華が関わっている不思議を表しているだけの様に思ってしまった。  新しいシリーズ作品を生み出す意欲があるのだとおもわれ、マスカレードシリーズと合わせて期待したいが、今後、どの様に展開していくのか、誰にフォーカスするのかを楽しみにしたい。

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2023/05/07

ラプラスの魔女こと羽原円華のかかわった事柄の短編集のようなもの。 ライトでさくさく読める感じだけれども、一つ一つが科学の面でも精神的な面でもしっかりしていて流石。

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