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魔力の胎動 の商品レビュー

3.5

243件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    94

  3. 3つ

    99

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

    1

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2024/02/09

5つの短編集。最初の4つのお話は「ラプラスの魔女」の続きかな。硫化水素で父親に殺されそうになりながらも一命を取りとめ、植物状態を経て魔力を身につけたあの少年はどうなったんだろうと気にはなったが、今作は出てこない。1作目では他人のことなんて全く意に介さない体のマドカだったのに、今回...

5つの短編集。最初の4つのお話は「ラプラスの魔女」の続きかな。硫化水素で父親に殺されそうになりながらも一命を取りとめ、植物状態を経て魔力を身につけたあの少年はどうなったんだろうと気にはなったが、今作は出てこない。1作目では他人のことなんて全く意に介さない体のマドカだったのに、今回は進んで人助けしていくところも、アレアレ⁉️と困惑してしまう。 でもまぁ、何はともあれ、今作も物理学に則って華麗に問題解決をしてくれた。さすが。 最後の5つ目のお話は、「ラプラスの魔女」より以前のお話。マドカは出てこない。だから、胎動か。 青江先生が主となるお話なんだけど……。青江先生って大学の学者先生よねぇ?専門分野を長年研究し続けて、散々苦労もしただろうに、まだ10代半ばのマドカにその専門分野で先を越され、どんどん問題解決されてくのが、なんだか不憫で仕方ない。

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2024/01/24

ラプラスの魔女の続編(2作目) ナユタの周りの人達が、円華の不思議な力で救われていく物語。 かと思いきや、ナユタの過去やトラウマ、ある人物との意外な繋がりなど、驚きの連続でした。

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2024/01/20

順番は間違えてしまいましたが、ラプラスシリーズ既刊の全3巻読破することができました! 第2巻である今作は、前作『ラプラスの魔女』と時系列上や出来事、登場人物たちに繋がりがたくさんあったので、記憶が鮮明なうちに2巻続けて読むことができて良かったです。 前作の裏話のような話もあり、...

順番は間違えてしまいましたが、ラプラスシリーズ既刊の全3巻読破することができました! 第2巻である今作は、前作『ラプラスの魔女』と時系列上や出来事、登場人物たちに繋がりがたくさんあったので、記憶が鮮明なうちに2巻続けて読むことができて良かったです。 前作の裏話のような話もあり、点と点が脳内で繋がる感覚がゾクゾクして楽しめました。 羽原先生の手術が『ラプラス計画』以外にもちゃんと実用的かつ画期的な手術方法として使われている章もあり、マッドサイエンティストになっちゃうのかなと心配していたので、なんだか安心しました(笑) 第1章と第2章はスポーツ系の話だったのですが、スポーツに疎い私でもスラスラと理解できる文章で、存分に楽しめました。 個人的には第3章と第4章がお気に入りです。どちらも感動的なお話でした。親子間や恋人間の「愛」についてのお話で、どれだけ親しい間柄でも認識のズレは起こってしまうし、それが悲しい結果をもたらしてしまうこともある。いつか突然終わりが来るかもしれない日常の中で、日々を大切にし、何気ない会話だったとしても重ねていくことが大事だと思いました。 第5章は前作の前日譚のような物語だったのですが、結末がかなり悲しく、心が痛む話でした。 第4巻が出版される頃には、ラプラスシリーズの詳細を忘れてしまっていそうですが、伏線回収されていく感覚が堪らないので、再読してから最新刊を読もうと思います(^^)

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2024/01/17

不思議な力を持つ円華によって、悩める人たちが救われていく展開は爽快だ。また、中には切ない話もあり、読みごたえがある。

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2024/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

同作者の『ラプラスの魔女』の続編ですが、作品自体は前日譚にあたる5つの中編集になるのでこちらだけでも楽しめます。風の動きや、気候の変動を空気の変化などの些細なことから予測することができる不思議な力を持った少女・羽原円華が鍼灸師・工藤ナユタとともに,スポーツ選手,恩師,作曲家などの抱える問題を解決していく物語です。  『ラプラスの魔女』は人には予測できない自然現象を用いた殺人事件を紐解いていく物語でしたが、今作は人の精神を科学や物理の法則を使って救っていく物語になっています。

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2023/12/27

「ラプラスの魔女」の前日譚。 ナユタがそこにつながるとはビックリだった。 円華の力で、悩める人が救われていくのは、物語としておもしろかったが、三章、四章はちょっと切なかった。

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2023/11/21

ラプラスの魔女シリーズの短編集。 けっこう面白く読み進めた。 宇原さん、性格よくないな。愛想がない。 ガリレオも天才だったけど、結構好きだったが、宇原さんはそんなに好感がもてない。 話自体は面白いので、すらすら読めるのは東野さんの才能だな。

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2023/11/02

「ラプラスの魔女」第2弾ですが、前日譚で短編の最後が「ラプラス」に繋がっていきます。「ラプラス」を読んではいましたが、今イチ内容が思い出せなかったので、これはこれで別物の短編集と割り切って読みました。東野さんの作品の中ではあまり好みではないです。

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2023/11/01

おもろすぎ 羽原円華ちゃんのキャラが仕上がりすぎてて最高だし、しかも能力がマンガっぽいから、コレはマンガかアニメにしてほしい コナンくんみたいなちょっとインテリな作品になりそう

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2023/08/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『魔女と過ごした七日間』を読み、『ラプラスの魔女』の内容をほぼ覚えていなかったことに愕然としていたら、今作を発見。 SF部分がどうもしっくり来ていないのだけど、とりあえず読んでみた。 第1章から第4章までは鍼灸師のナユタを軸に、不思議な力を持った円華の助けで問題が解決していく。 第4章はナユタ自身のストーリーとなり、これがなかなかに苦しい。 最近問題となっていることも重なり、救いがあってほしいと願わずにいられない。 ここまではさくさくっと読めて、なかなか良かった。 第5章は『ラプラスの魔女』の前置きのようなストーリーらしいのだけど、円華らしき人が出てくるのは最後のみ。 青江先生も全く思い出せず、モヤモヤしたまま終わった。 これは『ラプラスの魔女』を再読するしかないか…。

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