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いつかの人質 の商品レビュー

3.2

86件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    42

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    1

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2019/07/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

そもそも最初の誘拐事件に関しては、迷子の子に善意で声を掛けた結果、うっかり家まで連れ帰ってしまっただけのことだったので、落ち着いて対処していればそこまでのオオゴトにはならなかったように思うのだけど、人間、動転しているとことごとく間違った選択をしてドツボに嵌ってしまうこともある、ということ。なのだろうか。それにしても誘拐を偽装したのは本当に拙かったと思うけれど。 優奈の、叶わないと悟っているから夢をあきらめるのではなく、夢に向かうことができない理由を探して言い訳にしようとしている姿勢はなんとなく理解できたのだけど、「誘拐事件の加害者の娘」として、どういう目に晒されながら生きてきたのか、という面がほとんど描かれなかったのがちょっと物足りなかったかな。

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2019/06/20

事件の動機が辛すぎる。そんなん全員不幸になる未来しかないのに。 そんな中で愛子の成長が救いだった。あんな怖い思いをしたのに、繭から出て行こうとする強さが救いだ。 2019.6.20 95

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2019/06/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最後、成長したんだけどそれだけではなくて悲しい関係性が露に。もうそこには戻れないし。 誘拐の理由が純粋で、でも欠落してる常識があいまって狂気。

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2019/04/21

最初の偶然が、そもそもないなと思ってしまったので、 最後まで読んでも、なんか納得いかないなと思いました。 でも、よかったのは、優奈ちゃんの成長の部分。 守ってもらえてたのに気づいて変わろうとしたところ。 ここだけ、妙に感情がリアルだなと思いました。

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2019/02/24

途中まで面白いのに終盤とエピローグがつまらない。あと超個人的感想だけど、漫画オタクの描写が細か過ぎてなんか引く。

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2019/02/01

かつて誘拐(故意ではなかったが)の被害者だった少女が、またも誘拐の被害に遭う。 現実的にはまあ、あり得ない設定に興味を惹かれ、頁をめくる。 囲われた場所から何とか脱出しようと試みる少女(一度目の事件でほぼ視力を失っている)の懸命な試みに、何とか頑張れと、つい感情移入して,頁をめく...

かつて誘拐(故意ではなかったが)の被害者だった少女が、またも誘拐の被害に遭う。 現実的にはまあ、あり得ない設定に興味を惹かれ、頁をめくる。 囲われた場所から何とか脱出しようと試みる少女(一度目の事件でほぼ視力を失っている)の懸命な試みに、何とか頑張れと、つい感情移入して,頁をめくってしまう。 解説によると、著者は動機やトリックから「逆算」して物語を作るのだそうだ。筋書きの破綻のなさに、なるほどと納得。 しかしこの場合の、犯行の動機と、犯人の過酷なまでの被害者への危害に、必然が無いように思う。そこまでするかと、違和感を抱いてしまうのは、読み手ばかりではないだろう。 もちろん、それでこの作品の価値がマイナスになるということではないが。

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2019/01/21

幼い頃誘拐された女子高生が再び何者かに連れ去られる。最初の事件から12年後の「被害者」と「加害者」の事件の真相とは。急展開するラストに驚愕するサスペンス・ミステリー。 過去の事件の衝撃度に比べると、新たに起こった事件の偶発性も必然性も認められない。サスペンスとしては面白いが、登場...

幼い頃誘拐された女子高生が再び何者かに連れ去られる。最初の事件から12年後の「被害者」と「加害者」の事件の真相とは。急展開するラストに驚愕するサスペンス・ミステリー。 過去の事件の衝撃度に比べると、新たに起こった事件の偶発性も必然性も認められない。サスペンスとしては面白いが、登場人物の誰一人として好意を持てないので気持ちが乗らなかった。途中、マンガオタク的なシーンが登場したところで興醒め。

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2018/12/17

面白かった。後半一気読み。ミスリードさせつつしっかり裏切るラストの展開も良かった。説明にならず連続した感情描写の文章も厚みを保ちながらとても読みやすい。作者の芦沢央、1984年生まれだって。注目。

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2019/07/10

3歳の時に連れ去られた宮下愛子は、視力を 失っていた。そして、12年。誘拐犯の娘が 夫とともに宮下家を訪れた後に、2度目の 誘拐事件が発生した。犯人は誰なのか、 そして何の目的で愛子を狙ったのか…。

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2018/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

幼い頃に偶発的に誘拐され、その12年後に再び誘拐された少女。なぜ2回も。偶然なのか。加害者側の過去や少女の目が見えないという設定か効果的に使われていて緊迫した空気が作られていく。誘拐事件の本当の目的は。そして事件とは別に夢を追う人の心の動きも描かれていて夢を追うことの苦悩、迷い、諦めがちらつく心情がよくて、それが事件とうまく繋がっていく終盤が面白い。

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