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いつかの人質 の商品レビュー

3.2

86件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    42

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    1

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2020/08/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

誘拐される少女のパートと漫画家の妻探しのパートが同時並行に描かれていくので、必然これらが最後どのように交わるのかを期待しながらの読書となる。誘拐のホワイダニットには、なるほどね、とまぁまぁ肯ける解答が用意されていた。 でも作中の様々なモヤっとするシーンにほとんどフォローがあてがわれないまま、終盤へ。エピローグではどうも作者由来と思しき感傷的な自慰のような展開へと落とし込んでいってしまったので、読後は何だかモヤっとしたままではある。 プロローグは本当に面白かったので、第一章それはさておき、みたいな感じで話が飛ぶところから、ちょっと浮いてる感じはあったかも。惜しい。

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2020/08/17

トリックや謎に関しては引き込まれるように面白い作りでした。 途中途中で既視感があったりで推理したくなるような場面が楽しかった。 ただ、シンプルに長くて読むのが疲れた。 1部伏線らしきものがあったけど、回収されずに終わって謎のままでした。 ミステリーの話の中でも夢のテーマにして...

トリックや謎に関しては引き込まれるように面白い作りでした。 途中途中で既視感があったりで推理したくなるような場面が楽しかった。 ただ、シンプルに長くて読むのが疲れた。 1部伏線らしきものがあったけど、回収されずに終わって謎のままでした。 ミステリーの話の中でも夢のテーマにしてる点は共感する部分も多く、ストーリーとは別に面白かった。

Posted byブクログ

2020/08/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

芦沢央さん、2戦目、ファイト!カーン。私の中でイヤミスの女王、今回もどんでん返しを期待!1度目の連れ去り事件で愛子が失明する。犯人は親子(母娘)であり、愛子を自宅へ連れて行き階段から落としてしまった。12年後、犯人は先ほどの犯人の娘の旦那、失踪した娘を警察に探してもらうために愛子を連れ去る。今回の話しは未成熟な親に育てられた不幸な子どもの物語で、連れ去る設定には相当無理があったかな。2回の連れ去り事件で愛子の成長が垣間見えた部分もありましたが、それ以外はハートをキックしなかった。0勝1敗1引き分け。

Posted byブクログ

2020/03/05

ナイーブな人の話だなーと思った。 その人のせいで夢を諦めたくても諦められない、というのは私は経験したことないけど(平凡な人間だから)、辛いものだろうな。 期待されすぎて、それに応えなきゃって思うのもきついもんね。 だけど礼遠、ナイーブ坊ちゃんで優しい人なのかな、と思ってたのにそれ...

ナイーブな人の話だなーと思った。 その人のせいで夢を諦めたくても諦められない、というのは私は経験したことないけど(平凡な人間だから)、辛いものだろうな。 期待されすぎて、それに応えなきゃって思うのもきついもんね。 だけど礼遠、ナイーブ坊ちゃんで優しい人なのかな、と思ってたのにそれはダメだろ。 自分のためにほかの人を不幸にすんな。 あと、せっかくビンゴしたのに何にももらえないなんて、子供にはかわいそうすぎるよ、と思った(笑)

Posted byブクログ

2020/03/04

幼い頃、偶発的に起きた誘拐事件の被害者が12年後に再度、誘拐される。 一方、突然、失踪した妻を探していた人気漫画家は妻を必死で探す。 妻を探す中、妻がかつての誘拐事件の加害者の娘であったことがわかる。 12年を経て起きた被害者と加害者のそれぞれの事件が交差する。 偶然か必然か‥ラ...

幼い頃、偶発的に起きた誘拐事件の被害者が12年後に再度、誘拐される。 一方、突然、失踪した妻を探していた人気漫画家は妻を必死で探す。 妻を探す中、妻がかつての誘拐事件の加害者の娘であったことがわかる。 12年を経て起きた被害者と加害者のそれぞれの事件が交差する。 偶然か必然か‥ラストの急展開はさすが!

Posted byブクログ

2020/02/16

なんとも救われない話。 意図しないできごとから始まって こんなにも悪い意味で広がってしまうとは。 救いは愛子がよくできた子すぎること。

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2020/01/08

誘拐された事になってしまった少女は、偶然に失明してしまう。 そして12年後、今度はきちんと誘拐されてしまう。 最初は偶発的に、でしたが、12年後の誘拐。 何が目的? というのもありますが 重要参考人は行方知れず。 その夫はぼんやりとしているというか、淡々としすぎていて けれど...

誘拐された事になってしまった少女は、偶然に失明してしまう。 そして12年後、今度はきちんと誘拐されてしまう。 最初は偶発的に、でしたが、12年後の誘拐。 何が目的? というのもありますが 重要参考人は行方知れず。 その夫はぼんやりとしているというか、淡々としすぎていて けれどこういう人物、のように周囲に語られているので そこまでの違和感はなし、という感じです。 それが読み進めていくと、まったくの違和感なく このためか、という納得の方が強くなりました。 この夫婦はちょっと変と言うか、確かにいびつな感じがします。 しかし誘拐された少女。 必死になって考えたのも、場所が場所だったのも 良かったかと。

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2019/09/15

この人の本は割と全部似たようなテーマだけど、毎回楽しく読めます。一度読んだだけでは、ん?となってしまい、何度か読みました。理解すると、あ、凄いとなります。

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2019/09/21

とても読みやすい文章で、他の作品も読んでみたいと思った。 犯人の動機はなるほどな、と思ったものの、この人そのあとどうするつもりだったんだろう?考えてなかったのかな。

Posted byブクログ

2019/08/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ミステリーよりはサスペンス? でも最後、犯人が明かされていく感じはページをめくる手が止まらなくて一気に読んだ。 陽介、麻紀美、愛子の親子のその後もう少し描いて欲しかったなって思いました。 陽介と麻紀美の関係の修復は描かれてないなーって。 結局、この2人は破綻したのかそうではないのかモヤっとした感じで終わっちゃったのがちょっと残念。 私が読み解けてないだけ? 加害者側のちょっと希望を持たせたラストはわりと好きだけどね

Posted byブクログ