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学校の青空 新装新版 の商品レビュー

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17件のお客様レビュー

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2024/05/21

1995年くらいの作品 小学生、中学生、高校生の少女達の感情 その時でなく 歳を重ねてから腑に落ちる 考えていなそうで 案外いろんなこと考えていたあの頃 解説西田藍に興味がわいた 「小さな世界の衝撃」とする解説に驚いてしまった 私が感じたことを見事に文章にしている アイドルや...

1995年くらいの作品 小学生、中学生、高校生の少女達の感情 その時でなく 歳を重ねてから腑に落ちる 考えていなそうで 案外いろんなこと考えていたあの頃 解説西田藍に興味がわいた 「小さな世界の衝撃」とする解説に驚いてしまった 私が感じたことを見事に文章にしている アイドルやりながらエッセイとか書いてるらしい 可愛い なんか悔しい 「パーマネントピクニック」 思春期の危うい死生観 死を望むことに明確な理由がない だから醒める時も一瞬 「学校ごっこ」 小学生、そうだった様な気がする 私達は 学校で自分の役割を理解して 演じていたのかもしれない 「夏の出口」 高三女子達の一夏の冒険にならざる冒険

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2023/04/11

4つの学校にまつわる短編集。 最初引き込まれるけど最後ふわっと解釈をこちらに委ねる感じで終わる感じだった 放課後のフランケンシュタインはいじめっこが主人公で心境が細かく描かれてて珍しいなと思った。 とにかく誰かをいじめたい人っているんだなぁ病気だね 最初の自殺願望のある男女二...

4つの学校にまつわる短編集。 最初引き込まれるけど最後ふわっと解釈をこちらに委ねる感じで終わる感じだった 放課後のフランケンシュタインはいじめっこが主人公で心境が細かく描かれてて珍しいなと思った。 とにかく誰かをいじめたい人っているんだなぁ病気だね 最初の自殺願望のある男女二人の思春期の男女の考え方の違いが顕著に表れててキツかった 抱き合った時女の子側は魂に触れたような感じがして分かり合えたと感じてて男の子側は胸のサイズを意識してて友達同士でそのことについて話す 男女というか別々の人間が全く同じ感じで物事を感じたりすることは不可能なんだよなぁ、と少し切なくなった

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2022/06/29

逃げ出したい気持ち、このままでいいのかという焦り、もっと奇抜な人生を送りたいという進路の悩みを鮮明に描いている。その不安定な感情に懐かしさやもどかしさを覚える。

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2022/06/23

読み進めるうちに蓋をしていた小学生から高校生時代の感情を覗いている感じ。理由なく何でもできる気でいたり、何者にもなれない気でいたり..。「放課後のフランケンシュタイン」が好みかな。私の電熱器のコンセントはいつ抜かれたんだっけなぁ。いいや、蓋しとこ。

Posted byブクログ

2021/06/02

短編集。思ったよりも暗くて重い話が多かった。学校ごっこ、子どもの無邪気で可愛いところと不気味なところがよく描かれていると思うけど、なんだか怖い。最後の夏の出口は好きだった。タイトル忘れてしまったけど、いじめの話はなんとも後味がわるい。あの主人公の家庭環境とか、ああなった背景が描か...

短編集。思ったよりも暗くて重い話が多かった。学校ごっこ、子どもの無邪気で可愛いところと不気味なところがよく描かれていると思うけど、なんだか怖い。最後の夏の出口は好きだった。タイトル忘れてしまったけど、いじめの話はなんとも後味がわるい。あの主人公の家庭環境とか、ああなった背景が描かれていないから余計に。

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2021/03/24

読了感が悪いお話ばかりだった。学校あるあるの内容だと思うし、ハッピーエンドを望んでいるわけではないが、読み終わっても、なんだかスッキリしない。

Posted byブクログ

2021/03/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

抱えきれないこの気持ちをわかってくれなくていい。 小学生、中学生、高校生。恋愛、友情、いじめ、人間関係。少女の学校生活はそんなに単純じゃなくて、もやもやは大人どころか同級生の誰にも伝わらない。 「パーマネント・ピクニック」違う学校に進学した同級生の死と、一緒に死のうと約束した友則とのズレ。いつもどこかへ歩いていくおばあちゃん。主人公の割り切れない気持ちは、多かれ少なかれ誰もが抱いたことがあるのでは。同級生の男子は、自分よりももっと単純で俗物。けれど、主人公も結局は自分の気持ちを持て余し、その単純な友則に慰められるしか、今は行くところがない。 「放課後のフランケンシュタイン」自分の中の熱を持て余し、気に触る同級生をいじめてしまう。いじめると言う行為の理由は、好きなのか嫌いなのか、曖昧なところなのかもしれない。変質者が出たという噂に、どんどん尾鰭がついて、噂だけだと知っていても次第に膨れ上がる影。女子ってめんどくさいなあ、と言ってしまうとそれだけの話かもしれないけど、この主人公をまったくわからないという人とは相容れない。 「学校ごっこ」小学校は先生が決めた役割をみんなで演じる小さな世界。誰かから決められた役割なのか、元々の自分の個性だったものなのか、もうわからない。それを不公平だと、おかしいと、指摘できる子はいるんだろうか。気付いてしまったら、演じられなくなったら、学校にはもういられないのでは。 「夏の出口」女子高生という自分にどれだけの価値があるのか、自分でも決められないし、他人に決められるのもなんだか受け入れられない。だから何もやりたくない。女子高生という私が煩わしい。何も考えていないことをしているとき、ようやく生きていると思えるのかも。

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2019/07/16

すごいな、これ。1994年頃に描いた作品とは思えないくらい現代で。 や、現代の学校模様のほうがテクノロジーの進化でより、卑劣か。 4つの短編小説なんだけど、どこかで身に覚えのある感じ。 当事者だったり傍観者だったり、どこかに自分という存在がこの話にいて、 それがまたゾッとした。よ...

すごいな、これ。1994年頃に描いた作品とは思えないくらい現代で。 や、現代の学校模様のほうがテクノロジーの進化でより、卑劣か。 4つの短編小説なんだけど、どこかで身に覚えのある感じ。 当事者だったり傍観者だったり、どこかに自分という存在がこの話にいて、 それがまたゾッとした。よくないことだ。 とくにいじめを描いた「放課後のフランケンシュタイン」は厭な話だった。 中二病感あって、ずいぶんと昔に学校というものを卒業したわたしでも感慨深かったです。

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2019/06/19

学生時代の心の歪み、憧れ、虚無感を結末のない形でまとめた短編集。今、どこにいるのか?迷い迷って足掻く姿がよく表されていて良い短編集だった。

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2018/07/10

まだ自分の存在を認識できない少女たちのささやかな反乱。小学生から高校生までの不器用で切実な日常を描く青春小説。 女子の世界は、男子にはとてもじゃないが理解できない。その言動の意味するところや目的が想像を越え過ぎる。あの頃の女子たちはこんなことを考えていたんだと、今さらながら納得す...

まだ自分の存在を認識できない少女たちのささやかな反乱。小学生から高校生までの不器用で切実な日常を描く青春小説。 女子の世界は、男子にはとてもじゃないが理解できない。その言動の意味するところや目的が想像を越え過ぎる。あの頃の女子たちはこんなことを考えていたんだと、今さらながら納得する。

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