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アルテミス(下) の商品レビュー

3.6

55件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    3

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2021/01/24

「火星の人」映画「オデッセイ」の作者の第2作目。 「オデッセイ」がとても不思議な物語で印象に残っていたため、読んでみた。 月面都市アルテミスでの物語で、あまり読んだことがないタイプの物語のような、逆に、設定以外はいかにもアメリカ小説にありそうな、不思議な印象。 物理学や化学...

「火星の人」映画「オデッセイ」の作者の第2作目。 「オデッセイ」がとても不思議な物語で印象に残っていたため、読んでみた。 月面都市アルテミスでの物語で、あまり読んだことがないタイプの物語のような、逆に、設定以外はいかにもアメリカ小説にありそうな、不思議な印象。 物理学や化学に詳しければ、もっと楽しめそう。文中にポリビニルブチラールが出てくるなんて驚いた。 映画化もされるようで、是非とも見てみたいが、忠実に映画化されてしまうと子どもには勧められないかも。 (80)

Posted byブクログ

2020/01/13

前作に対して主人公が女性であるのは真逆だけど、持ち前の知識をフル動員して活躍するところと、宇宙服大切!なところは同じだった。 ラストは「それで済んじゃうの?」って思ったけど、地上とは違うルールの月面だからいいのかな。

Posted byブクログ

2019/10/18

上巻の終わりで大きな陰謀に巻き込まれたジャズだったが、持ち前の明るさと溶接の知識を活かし、街の仲間と共に見事アルテミスを救う。「困難に直面した時の明るさ、前向きさ」は前作のマーク・ワトニーに通じるものがある。非常にテンポ良く読めたが、全編通して軽すぎて何か考えさせられる、という類...

上巻の終わりで大きな陰謀に巻き込まれたジャズだったが、持ち前の明るさと溶接の知識を活かし、街の仲間と共に見事アルテミスを救う。「困難に直面した時の明るさ、前向きさ」は前作のマーク・ワトニーに通じるものがある。非常にテンポ良く読めたが、全編通して軽すぎて何か考えさせられる、という類の作品では無い。逆に言えば何も考えずに読めるのでSFの入口には良いかもしれない。前作によって良くも悪くもハードルが上がり過ぎてしまった感じがする。アルテミスを舞台とした他の物語の構想もある様なので期待せずに待とう。

Posted byブクログ

2020/03/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

数十年後にも“偽のアカウント”が簡単に作れるのは観光業のセキュリティ面でどうか「言葉が通じない」ふりをするが自動翻訳もあるはず。莫大と言っても1億円ぐらい?の報酬で数兆?値段が付けられない月面の酸素製造設備(「酸素は蓄えてある」「1年あれば別のを建てられる」の保証は?)を再建できないぐらいにメチャクチャ破壊というミッション。それはマフィアの持ち物で、採掘機を壊した段階で首謀者は報復に殺害された。ヒロインにも危機が迫る、警察も/ヒーローは1人も見殺しにしてはいけない!工場長が退去しないので引っ掴まえに行く…

Posted byブクログ

2019/02/16

映画オデッセイの原作者の第二作。 スピーディーなストーリーで楽しく読了。 映画になるんだろうなあと思っていたら、巻末に決定したと書いてありました

Posted byブクログ

2019/02/10

二作目って大変だなあと思う。試金石にする人も多いだろうし、プレッシャーも相当あるのではないだろうか。 下巻が伏線回収なのでこっちの方が面白いです。畳み掛けるストーリー、主人公ジャズの機転と勇気が炸裂する。「火星の人」を愛読した人にはその持ち味も見せながら、女性主人公やアウトロー...

二作目って大変だなあと思う。試金石にする人も多いだろうし、プレッシャーも相当あるのではないだろうか。 下巻が伏線回収なのでこっちの方が面白いです。畳み掛けるストーリー、主人公ジャズの機転と勇気が炸裂する。「火星の人」を愛読した人にはその持ち味も見せながら、女性主人公やアウトローといった新しい要素に取り組んでいく作家に敬意を。 映画化するようなので、たぶんそっちも見ます。

Posted byブクログ

2018/11/08

殺人事件からの急展開。 テンポが速くて面白かったが、ちょっと誰が何やってる人かわからなくなるところもあった。 主人公は死なないけど、最後に落ちがあって大成功で終わるわけでもなかった。 全体を通して面白かったが、前作がちょっと良すぎたので、それと比べてしまうとね。。。

Posted byブクログ

2018/10/21

軽妙な女性一人称。ザ・理系小説だった『火星の人』と比べると、人間関係描写が増え、経済小説っぽい面もあって、微妙に路線が変わった印象。つい主人公の母親目線になっちゃってやきもきしつつ、下巻から勢いづいて面白かった。映画化も楽しみ。

Posted byブクログ

2018/10/08

9:前作の大ヒットを受けてどんな作品を世に送り出すのかと思っていたら、まさかの剛速球ストレート。だからこその面白みを堪能できました。訳者さんの尽力もあると思う。 ドミノ倒しのような展開で、(仲間というほどアツい関係性ではないけど)信頼できるメンツと不可能ミッションに挑むジャズの建...

9:前作の大ヒットを受けてどんな作品を世に送り出すのかと思っていたら、まさかの剛速球ストレート。だからこその面白みを堪能できました。訳者さんの尽力もあると思う。 ドミノ倒しのような展開で、(仲間というほどアツい関係性ではないけど)信頼できるメンツと不可能ミッションに挑むジャズの建設的なポジティブさが爽快。 ケルヴィンの存在がニクいなあとニヤニヤ、お父さんとのエピソードでホロリ。 ワトニーのドリフ的コメディ(来るかな?来るな?来たー!)とは違った、月都市での猥雑さや人々のバイタリティをも楽しめる、素晴らしいエンタメでした。

Posted byブクログ

2018/09/08

なるほどねぇ。そう来たか。 まぁ、そもそも、この作品の雰囲気から行って、こういう風に行かざるを得なかったというのは間違いないですけどね。 そもそも素粒子物理学者の息子と言う事で、科学に慣れ親しんていたのか、科学的背景の描写には、優れていますね。この作品も、(裏は取っていません...

なるほどねぇ。そう来たか。 まぁ、そもそも、この作品の雰囲気から行って、こういう風に行かざるを得なかったというのは間違いないですけどね。 そもそも素粒子物理学者の息子と言う事で、科学に慣れ親しんていたのか、科学的背景の描写には、優れていますね。この作品も、(裏は取っていませんが)非常に詳細な科学的描写があり、私的には非常に興味を引かれました。そういう舞台背景がしっかりしていないとね。空想、いや妄想で描かれると、ちょっと興ざめですからね。 物語はテンポよく進むので、あっという間に読んでしまいます。主人公を変えてのシリーズかも検討されているようですので、期待してまっています。

Posted byブクログ