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アルテミス(下) の商品レビュー

3.6

55件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2022/06/27

月の居住施設の大騒ぎSF作品。 次々に降りかかる難題をテンポ良く解決していくのが楽しいです。 やっぱり一人称で読者に話しかけてる構成がスレイヤーズっぽい気がする。

Posted byブクログ

2022/05/02

なんというか、ハラハラドキドキな場面の連続だけどハラハラドキドキしないまま終わってしまった。話は壮大なのに、仕掛けがせせこましいというか。とりあえずお口直しが必要です。

Posted byブクログ

2022/04/22

ひとつ前に読んだ北欧ミステリー700ページに比べて、なんて“ライト”! 一冊270ページの上下2刊に分割されて本持つ手も疲れないし、老眼対策の行き届いた大き目の文字で、かつ、行間のゆとりもバッチリ。 多少とばして読んでもストーリーに影響ないし、ページもサクサクと進むから適度に...

ひとつ前に読んだ北欧ミステリー700ページに比べて、なんて“ライト”! 一冊270ページの上下2刊に分割されて本持つ手も疲れないし、老眼対策の行き届いた大き目の文字で、かつ、行間のゆとりもバッチリ。 多少とばして読んでもストーリーに影響ないし、ページもサクサクと進むから適度に眼球も運動していてドライアイにもならない(泣かせるって訳じゃないよ)。 主人公ジャズ風にいえば ピューと進めて、ドバっとやって、ウワッとして、フゥーってなって、ウン読んだって感じ……わかった??? わざわざ舞台を「月」にしなくても、未来のマンハッタンやロンドンのダウンタウン、あるいは未来都市ドバイでもって思ったけど、騒動の根源が月じゃないといけなかったのね(軽くナイショ)~。 あ!あと月なので、いろんなことが密室! だって漏れてたら死んじゃうじゃない。 これはこれで、私的にあり!…だね。 リフレッシュできたしね~

Posted byブクログ

2022/04/14

ミステリ要素も大詰めを迎え、物語の舞台も派手なものに変わってくる。まぁ、なんというか、「えぇ、そこまでやっちゃうの?」感はあるものの、そこは未来が部隊な小説、この時代にはそうなんだろう、と、割り切って読めばそこまで気にならない。 物語として大きな感動があるほどではなかったが、上巻...

ミステリ要素も大詰めを迎え、物語の舞台も派手なものに変わってくる。まぁ、なんというか、「えぇ、そこまでやっちゃうの?」感はあるものの、そこは未来が部隊な小説、この時代にはそうなんだろう、と、割り切って読めばそこまで気にならない。 物語として大きな感動があるほどではなかったが、上巻同様、豊富な科学描写を満喫し、一貫して楽しめた。 私が生きている内に、月への植民は進むのかなぁ。。このレベルの植民は無理だろうが、アルテミスの建設計画や人が常駐しての初期調査ぐらいいければいいな。

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2022/03/29

面白かったです。 次々に事件が起き飽きない。 地の文が主人公目線の時の読者への語りかけ (というかツッコミ?)が好きだった。 理系分野にまっったく造形がない私でも読めた。 ありがたい。 (ところどころ頑張って脳内映像を作ったけど) 月面都市という未知の世界ならではのルールが...

面白かったです。 次々に事件が起き飽きない。 地の文が主人公目線の時の読者への語りかけ (というかツッコミ?)が好きだった。 理系分野にまっったく造形がない私でも読めた。 ありがたい。 (ところどころ頑張って脳内映像を作ったけど) 月面都市という未知の世界ならではのルールが しっかり設定されていうのも良かった。

Posted byブクログ

2022/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読書備忘録642号(下巻)。 ★★★☆。 さて下巻です。 巻末の解説にも書かれていましたが、私が表現した重力1/6の世界のミッションインポッシブルは正しい表現でした。笑 下巻を読み終わってもやはり★3.5は変わりませんでした。読むのが苦痛な訳では決してないですが、おもしろ~!という訳でもなかったです。 主人公ジャズ26歳女子。月面都市アルテミスで生活するポーター(荷物運び屋)。裏の顔は地球からの密輸稼業。 物語は、月の屋外活動EVA資格試験の風景から始まる。試験はジャズのEVAスーツの不具合で失格。 EVA資格を取れば、観光客相手の屋外ツアーを担当することが出来るため生活が安定する。 そのチャンスを逃したジャズは、実業家トロンドから持ち掛けられた高額の請負作業をオッケーする。 請負作業は、サンチェス・アルミニウムがアルミニウム生産の為に所有している収穫機なる資源収集ロボット4台を破壊すること! アルミニウム生産の過程で副次的に生産される酸素をアルテミスに供給することで莫大な利益を得ているサンチェス。トロンドはアルミニウム生産を止め、結果、酸素供給に困窮するアルミテニスに酸素を売りつけて儲けようとたくらんでいる。 ジャズは一つ目のミッションインポッシブルを仕掛け失敗。4台中3台しか壊せなかった。 怒ったサンチェス・アルミニウムを所有するブラジルの犯罪シンジケートのオ・パラジオ。殺し屋がトロンドを殺し、ジャズも命を狙われることに! しかし、この話には更に裏があった。トロンドは酸素ビジネスが成立しなくなったサンチェス・アルミニウムを安値で企業買収しようとしていたのだ。なぜか? 低重力下でしか生産できない光ファイバーZAFO。光の減衰率がゼロというとんでもない代物。ZAFOを生産するために必要な副産物がやはりアルミニウム生産の過程で生まれると。これを牛耳れば、地球の通信環境が一変するばかりか、天文学的なお金を生み出す。 しかし、オ・パラジオが牛耳れば、アルテミスはかつての南米の犯罪都市のようにギャングが仕切る暗黒世界に様変わりする危険性がある。 これを阻止するために、ジャズはアルミニウム精錬所の破壊を試みる!犯罪行為そのもの!これがミッションインポッシブルその2! もうドタバタ喜劇です。 この先は語らなくても誰でも想像できる展開。笑 映画になるようですが、これは小説より、映像で楽しんだ方が数倍面白いと思う。 アルテミスという月面都市の設定は非常に面白い。 半径500mのドーム型居住空間バブルが5つ連接された都市。2000人が暮らす。そして、アポロ着陸船のあるビジターセンターバブルと、サンチェス・アルミニウム精錬所バブルと原子力発電プラントが鉄道で接続されている。 バブルは地上がアップ、地下がダウン。アップ19と言えば地上19階フロア社会。ダウン10と言えば地下のフロア社会。なんとなく想像がつくと思いますが、地上が富裕層、地下が貧困層。ジャズは地下のカプセルホテルのような空間が住処。息苦しい・・・。 ただ、この世界を舞台にした小説は面白いと思う。続編を期待します!

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2021/11/13

アンディ・ウィアー第二長編。出来の良いアクション映画を見終えた気分。上巻ラストのサスペンスな展開から、都市における陰謀と巨悪に立ち向かうみたいな流れになっていくものの、この作者の描く人物には極悪人が登場せず、皆どことなくゆるい感じがあるのが特徴。しかしアクションシーンにおけるスリ...

アンディ・ウィアー第二長編。出来の良いアクション映画を見終えた気分。上巻ラストのサスペンスな展開から、都市における陰謀と巨悪に立ち向かうみたいな流れになっていくものの、この作者の描く人物には極悪人が登場せず、皆どことなくゆるい感じがあるのが特徴。しかしアクションシーンにおけるスリリングさはさすがで、ラストではちゃんと感動できるような仕掛けもある。月面都市アルテミス、住んでみたいなぁと思いつつ読了。決定しているらしい映画版はまだなのかな?

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2021/07/09

経済・社会小説としても読める。ハラハラドキドキ、ハッピィエンドもの。 月面基地としての設定は完璧。父娘の葛藤の描き方が少し寂しいか。 故郷とは何か、ということを考えさせられる。

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2020/10/28

「火星の人」作者によるSF小説。 今回の舞台は月、女性ポーターのジャズが月面都市の利権にからむ事件に巻き込まれ、その解決のため奮闘するストーリー。 前作はサバイバル中心だったが、今回はアクションメイン。テンポよくストーリーが展開するので読みやすい。 個人的には主人公に感情移入...

「火星の人」作者によるSF小説。 今回の舞台は月、女性ポーターのジャズが月面都市の利権にからむ事件に巻き込まれ、その解決のため奮闘するストーリー。 前作はサバイバル中心だったが、今回はアクションメイン。テンポよくストーリーが展開するので読みやすい。 個人的には主人公に感情移入できなかったのと、前作が面白かったのがあって、若干微妙だったというのが感想。

Posted byブクログ

2020/08/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『火星の人』が面白かったので、この人の他の作品も読んでみたいと思った。 今回は月が舞台で、女性が主人公で、サイバーパンクな冒険活劇。前作は「近々ありそうな未来」だったが今作は「SF」。そんな違いはあったが共通するのは主人公がユーモアで困難を乗り切る力。今いるひどい状況をあきらめず、(陳腐な言い方だが)一生懸命にがんばれば未来は開ける、という希望が読んだ後に感じられるところも共通している。 あとがきによると、本作は映画化される予定だとか。月を舞台にした別の作品も考えているとか。どちらも現時点では未定の状態だが、どちらも楽しみ。

Posted byブクログ