禅のすすめ の商品レビュー
はじめに 第1章 道を求めて 第2章 中国留学 第3章 如浄に学ぶ 第4章 仏法を広める 第5章 正伝の仏法ひとすじに 第6章 空手還郷――あたりまえの素晴らしさ 第7章 只管打坐――ただ坐る 第8章 無所得・無所求・無所悟――さとりを求めない修行 第9章 修証一等――修行とさと...
はじめに 第1章 道を求めて 第2章 中国留学 第3章 如浄に学ぶ 第4章 仏法を広める 第5章 正伝の仏法ひとすじに 第6章 空手還郷――あたりまえの素晴らしさ 第7章 只管打坐――ただ坐る 第8章 無所得・無所求・無所悟――さとりを求めない修行 第9章 修証一等――修行とさとりは一つ 第10章 行持道環――修行に終わりはない 第11章 大修行――結果を求めない修行 第12章 道得――真理を表現する 第13章 自己を習う 第14章 三界唯心――全世界は心そのもの 第15章 夢中説夢――夢のような現実を生きる 第16章 諸悪莫作――悪いことができない自分作り 第17章 有時――存在と時間は一体のもの 第18章 磨㙛作鏡――瓦を磨いて鏡とする 第19章 仏性――仏としての在り方 第20章 道元禅と現代――道元禅師の教えの現代的意義 道元略年譜
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”私は、それほど多くの修行道場を巡り歩いたわけではないが、ただ、たまたま先師天童にお会いすることができて、たちどころに眼横鼻直というあたりまえのことをはっきりと会得して、それ以後は誰にも惑わされることがなく、何も持たずに日本の故郷に帰ってきた(空手にして郷に還る)”。 道元禅師の...
”私は、それほど多くの修行道場を巡り歩いたわけではないが、ただ、たまたま先師天童にお会いすることができて、たちどころに眼横鼻直というあたりまえのことをはっきりと会得して、それ以後は誰にも惑わされることがなく、何も持たずに日本の故郷に帰ってきた(空手にして郷に還る)”。 道元禅師のことばがわかりやすく現代語で書かれている。道元禅師のことばはこころに響く。とくにこの眼横鼻直、空手にして郷に還る、は印象的。普通なら中国に留学してたくさん学んで、貴重なお経をたくさん持ち帰ってきた、といいたいところだが真逆なのが禅的。欧米のアドヴァイタのスピリチュアルティーチャーたちが時々道元に言及しているのを見るが、やはり道元の言葉は切れ味鋭く響く。
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禅に関する本の二冊目。前回読んだ「禅とはなにか」で、太極拳は動禅だという話を読んでから、「禅」とは何を目指しているのかを理解することが、太極拳をやるにあたって何を目指すべきかを探し当てるヒントになるのではないかと思って、この本を読みました。 こんな一説を見つけました。 「身体...
禅に関する本の二冊目。前回読んだ「禅とはなにか」で、太極拳は動禅だという話を読んでから、「禅」とは何を目指しているのかを理解することが、太極拳をやるにあたって何を目指すべきかを探し当てるヒントになるのではないかと思って、この本を読みました。 こんな一説を見つけました。 「身体をととのえ、呼吸をととのえて心が静まり、身も心も仏に任せて、仏の姿をまねて座ってみると、なんとも言われぬ平安に包まれます」 太極拳は単なる踊りではなく、単なる武術でもありません。この一説のように身体をととのえ、呼吸をととのえて、心を落ち着かせることも大きな目的です。 ただ、この本には随所に何かを求めて坐禅をしてはいけない、ということも書いてありました。「悟りをもとめず、ただひたすら行う修行」だそうです。 まだまだ理解は不十分ですが、とりあえず、太極拳はやり続けることで本来の自分を見つめることができるのではないか、ぐらいに考えて、毎日続けていきたいと感じています。 この本は、内容をさらに理解するために、引き続きもう一度読んでみたいと思います。
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