クラウド・ナイン の商品レビュー
グーグルっぽい会社をモデルに現在の情報化社会の現実とリスクについて描いた小説。 たまたま、楡周平さんの小説(スリーパー)を読んで、 情報化社会の知られざる真実についてもう少し知ってみたくなったので、 こういったSF的な近未来を予想した小説が読んでみたくなって、選びました。 当初...
グーグルっぽい会社をモデルに現在の情報化社会の現実とリスクについて描いた小説。 たまたま、楡周平さんの小説(スリーパー)を読んで、 情報化社会の知られざる真実についてもう少し知ってみたくなったので、 こういったSF的な近未来を予想した小説が読んでみたくなって、選びました。 当初の目的とは違って、前半部分は、サッカーのビックデータ分析の話やら、 ドーピングの話やらが出てきて、 個人的には「あれ、あれ?」と思いながら読んでいたのですが(でも、中身は面白い)、 多面的に近未来に我々の知らないところで起こること(もしかすると、既に起こっていること)を感じ取れて、 とても面白い内容の小説になっています。 前半部分:サッカーのビックデータ分析、ドーピング(医療) 後半部分:ロケット(衛星)、気象コントロール、データ消失危機 この辺りのキーワードが小説内に散りばめられているので、 何かビビビときた人がいれば、ぜひ読んでみてください。
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「クラウド・ナイン」(服部 真澄)を読んだ。服部さんはずいぶん昔に一冊読んだっきりだな。 今回のこれは面白いしテンポも良くてガシガシ読めちゃいました。トレンディなネタを上手に調理してます。 そういえばこの作品にあるような、衛星による気象コントロールの類の映画の予告編を最近見たな。
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2つの小説に分かれていると読み終わってから気が付いた。 しかし著者はよくITを勉強しているなぁ、という印象。
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確かに面白いんだけど、ちょっと登場人物が頻繁に変わるし謎解きとしてはいいけど、物語としてはいまいち感情移入できない感じがした どことなく山崎豊子の様な雰囲気だった 帯の事件はメインではなくてデータ喪失の詳細なシュミレーションはなかった
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2話とも近未来のプロットが有りそうで、「さすが服部真澄」という感じだった。 (デビュー作の衝撃ほどではなかったですが。)
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全データ消失。その「事故」に世界は耐えられるのか 検索エンジン・サービスで巨大企業となった『オッド・アイ』だが、猛スピードで生成され続けるデータに、世界のデータセンターは限界が近い。巨大IT企業の死角に二転三転する物語で迫る興奮のインテリジェンス小説!
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