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注文をまちがえる料理店のつくりかた の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2018/03/20

とてもよかった! 認知症になるとできなくなってしまうこともあるけれど、その人が得意なことやできることを一つでも自力で続けられるようにしていくことが、どんなに大事なことか。認知症サポーター講座の時にも、ひとりの人間として尊重されることが大事、と言われており肝に銘じた。 あとは、社会...

とてもよかった! 認知症になるとできなくなってしまうこともあるけれど、その人が得意なことやできることを一つでも自力で続けられるようにしていくことが、どんなに大事なことか。認知症サポーター講座の時にも、ひとりの人間として尊重されることが大事、と言われており肝に銘じた。 あとは、社会に貢献するいいことだからこそデザインも料理の内容もベストものにこだわって、かつユーモアも温かみもあるところ。いい、いいなぁ。 小国さんの思いつき(妄想)にいろいろな人が共鳴してステキなアイデアが集まった結果がこの「注文をまちがえる料理店」で、これをまた継続できるプロジェクトにしていってるところがまたすごい。 写真がまたよい。みなさんいい顔してる。 それから、このプロジェクトになくてはならない福祉サポートチームの和田行男さんの存在と和田さんがバリバリ動くためになくてはならない社長の小林さんによるサポート。コラム11は本当にぐっとくる。

Posted byブクログ

2018/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『社会課題は、社会受容の問題であることも多い』 僕たちがほんのちょっと寛容であるだけで、解決する問題もたくさんあるんじゃないかなぁ(030より引用) 認知症・身体障害・知的障害・発達障害・LBGT。 どこか差別・偏見の意識を持っている自分が居て、頭ではそんなこと思ってはいけないとわかっていて。そんな潜在意識が変えられない自分が心底嫌だなぁと思う。 相手を傷つけない言葉・行動を取り繕っているだけで、心の底から彼らを受け入れているのか。 そんなことを最近考えていました。 この本『注文をまちがえる料理店』は、認知症の方がスタッフ。認知症の方がスタッフとして、注文を取り配膳します。認知症の方なので、間違ってしまうことがある。 ・でもまちがえる事を目的にしないこと ・認知症の人の心を組むこと ・過度に助けないこと ・お客様に最高のおもてなしと料理を提供すること。 ・私の普通と当事者(認知症の方etc)の考えと生活の違い 色んな課題のバランスを取ってPDCAを繰り返し、実現された本物の料理店のお話です。 資金集め(クラウドファンディング)・コミニケーションデザイン・料理・接客・公告… いろんな面で彼らが構成した料理店は素晴らしいの一言で言い表せないくらい、素敵なお店。 写真もたくさん使われていて、スタッフ一人一人の自然な笑顔が、このプロジェクトに関わった人たちの心をどんな風に変えたのか伺えます。 超絶おススメです。 私は、泣きました(;o;)

Posted byブクログ