教場(2) の商品レビュー
警察官個々人の責任が如何に重いか改めて考えさせられる。 一方で教場の現場はこんなにもシビアな世界なのだろうかととも思ってしまい、警察官の方に話を聞いてみたいとの思いが強くなる
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前作の方が好み。今作は、出てくる人のアクが少ない。いい人が多く、「そうきたか!」と思えなかった。 いろんなテクニックは面白かった。 創傷…元医師と銃の密輸者 心眼…いじめられっ子とストーカー 罰則…アスパラトイレと濡れ衣着せ男 敬慕…映え女と模範手話女将 机上…刑事ドラママニアとホームセンター息子と遺族の気持ち 奉職…前職意外ランキング1位の暴力厳禁男 (自分用のメモとはいえ、なかなかひどい)
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続けて読んだ。 1作目より風間教官に人間味が出てきて○。 どんな仕事も大変だが、試験に合格してから、また学校があり篩にかけられるのは、消防、自衛隊等、危険な公務員にしかないだろうな。 自分は楽してる。 敬わないといけない。
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教場シリーズ第2弾。 前作もあまり良い印象がなかったのだが、映画化されるというので、つい手に取ってみた。 前作ほど、嫌な印象はなかった分、逆にどの話もぼんやりしていて、警察学校にはまともな人材はいないのかと不安を感じてしまう。 佐伯を美化しすぎているところも映像化を見据えた伏...
教場シリーズ第2弾。 前作もあまり良い印象がなかったのだが、映画化されるというので、つい手に取ってみた。 前作ほど、嫌な印象はなかった分、逆にどの話もぼんやりしていて、警察学校にはまともな人材はいないのかと不安を感じてしまう。 佐伯を美化しすぎているところも映像化を見据えた伏線なんだろうか。美化したことによって、作品がより軽くなってしまった気がする。
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う〜ん、前作のほうがおもしろかったかな。津木田はしょうもなさすぎる。「心眼」に出てくるいじめっ子コンビも。こういうのがまかり間違って警察官になっちゃうと問題を起こすんだろうな。「敬慕」はなんかじんわりよかった。
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警察学校の教官風間と様々な問題を抱えた?生徒達の連作短編集。それぞれ主人公が異なり、去るもの、立ち上がるもの様々である。 警察学校という、学校でありながら、大人が、厳しい寮生活の中で過ごす特殊な環境の中で起こる事件は、ある意味人間むき出しとなり興味深い。 前半はリアルな問題児が多...
警察学校の教官風間と様々な問題を抱えた?生徒達の連作短編集。それぞれ主人公が異なり、去るもの、立ち上がるもの様々である。 警察学校という、学校でありながら、大人が、厳しい寮生活の中で過ごす特殊な環境の中で起こる事件は、ある意味人間むき出しとなり興味深い。 前半はリアルな問題児が多く、警察学校なのに…という感じだが、後半は、自己を見直す話が多く面白かった。
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目次 ・第一話 創傷 ・第二話 心眼 ・第三話 罰則 ・第四話 敬慕 ・第五話 机上 ・第六話 奉職 警察に不要な人材をはじきだすためにある警察学校ということだから、前作は読んでいてうんざりするほど嫌な人物や事件ばかりだったが、今作はその反省があったのかわざと人を傷つけたりする...
目次 ・第一話 創傷 ・第二話 心眼 ・第三話 罰則 ・第四話 敬慕 ・第五話 机上 ・第六話 奉職 警察に不要な人材をはじきだすためにある警察学校ということだから、前作は読んでいてうんざりするほど嫌な人物や事件ばかりだったが、今作はその反省があったのかわざと人を傷つけたりするような人はあまり出てこなくてよかった。 特に元医師の桐沢の存在がいい。 人をよく見て適切なアドバイスができるのも、医者としての実績があるから。 彼のアドバイスで救われた生徒がいる半面、鬼教官としての風間の印象が薄くなったことは否めない。 だけど、警官を目指す人たちが揃いも揃って正確に問題があるよりはよほどいい。 頭の中にある知識だけでは実際の操作はできないことを思い知る「机上」がよかったな。 実家がホームセンターの熊木の、物の利用の仕方や観察眼が面白かった。
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警察学校を舞台にした連作短編の第二弾。面白かったが、それぞれの話の結末、全体としてのエピローグへの繋がりは第一弾の方がよかった。
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必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが、警察学校だ。白髪隻眼の鬼教官・風間公親のもとに、初任科第百期短期課程の生徒達が入校してきた。半年間、地獄の試練を次々と乗り越えていかなければ、卒業は覚束ない。ミスを犯せば、タイムリミット一週間の“退校宣告”が下される...
必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが、警察学校だ。白髪隻眼の鬼教官・風間公親のもとに、初任科第百期短期課程の生徒達が入校してきた。半年間、地獄の試練を次々と乗り越えていかなければ、卒業は覚束ない。ミスを犯せば、タイムリミット一週間の“退校宣告”が下される。総代を狙う元医師の桐沢、頑強な刑事志望の仁志川など、生徒たちも曲者揃いだ。その中でも「警察に恨みがある」という美浦は、異色の存在だった。成績優秀ながら武道が苦手な美浦の抱えている過去とは?
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一昨年だったか「教場」の一作目を読んだ時には、その設定と展開の意外さに驚いたものだが、二作目は二番煎じということもあって前作ほどの驚きはなかった。 起承転結がはっきりしていて、読みやすい短編集。
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