メナヘム・プレスラーのピアノ・レッスン の商品レビュー
偉大なピアニストで、レスナーということだが、ポザール・トリオの名を少し聞いたことがある程度にしか存じ上げなかった。 きっと、直に習った方や、近くでレッスンを聞いたことがある方にとっては、とても大切な一冊で価値あるものなのだろうと推測されるが、何せ、一つ一つのプレスラーさんの言葉が...
偉大なピアニストで、レスナーということだが、ポザール・トリオの名を少し聞いたことがある程度にしか存じ上げなかった。 きっと、直に習った方や、近くでレッスンを聞いたことがある方にとっては、とても大切な一冊で価値あるものなのだろうと推測されるが、何せ、一つ一つのプレスラーさんの言葉が細切れでしか紹介されていなかったり、対象曲もあちこち飛んだりで、読んでいてもさっぱり入ってこなかった。苦しみながら大方読み切ったが、思うように何かを得ることは出来なかった。きっと偉大な方の大切な教えが沢山あっただろうに、もったいない一冊だった。 練習への姿勢やテクニックの練習の仕方など、一部は少し参考になった。 備忘録として… フレーズは、全体が見えるように演奏しなければならない。 強すぎます。強いと感じさせるのは、関係性を考えずに大きな音を弾くからです。その音を想像しなければなりません。感情を持って弾きなさい。 暗譜 曲をまとまりごとに暗記することを推奨し、また、楽譜アンプで片手ごとに引いたり、楽譜の変化を分析するよう勧める。 モーツァルトシューベルトで、主題の演奏が出てきたら分析しなさい。そしてどのような変化があるのかについて意識的になりなさい。 119、腕と手を軽くすると言う考えを持てば、大抵の技術的な難しさを克服することができる。プレスラーは、どの音でほんのわずかな身体的な休みを取ることができるのか、その方法を教えてくれました。そして「1音を選びなさい。あなたが常に焦点化できる1音で試してごらんなさい。そうすれば他もうまくいきます」と。つまりこういうことです。ごちゃごちゃしたパッセージの真ん中で、その中の1つの音に焦点を当てて、それが自分にとってうまくいくかわかれば、その他もうまくいくのです。
Posted by
よく知らないけど偉大なピアニストのレッスンの本。レッスンのやり方だったり、生徒が指導を受けたノートだったり。個人個人でアプローチが違うのでそれが誰にでも当てはまるわけではないが、誰にでも参考になると思う。
Posted by
- 1