失敗の研究 の商品レビュー
企業の失敗までの経緯が比較的わかりやすい。ただ新聞記者の本らしく結論や見出しありきの内容でエビデンスに乏しく深みがない。失敗の研究という題名に惹かれたが、実用的ではない
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不祥事を起こした企業、組織をケーススタディとして、その原因と対策を考えよう、的なビジネス書です。 よくあるっちゃよくあるやつです。 でも著者が日経の記者さんなので、それぞれの案件の経緯とか関わる人の背景とかが丹念に書かれてて、それが面白かった! いちばん吃驚したのは、代ゼミが全国...
不祥事を起こした企業、組織をケーススタディとして、その原因と対策を考えよう、的なビジネス書です。 よくあるっちゃよくあるやつです。 でも著者が日経の記者さんなので、それぞれの案件の経緯とか関わる人の背景とかが丹念に書かれてて、それが面白かった! いちばん吃驚したのは、代ゼミが全国模試を廃止してたことだよね! それはあかんやろ…大丈夫か代ゼミ。
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8つの日本の企業を例に挙げ、大企業が起こす特有のスキャンダルはなぜ起きてしまうのかというところに焦点を当てた一冊。第1部では、具体的な事件や事故を取り上げて、その背景や原因となる組織体制について考察している。第2部では、それらの共通点を検証し、その似た症状について説明している。実...
8つの日本の企業を例に挙げ、大企業が起こす特有のスキャンダルはなぜ起きてしまうのかというところに焦点を当てた一冊。第1部では、具体的な事件や事故を取り上げて、その背景や原因となる組織体制について考察している。第2部では、それらの共通点を検証し、その似た症状について説明している。実際に起きた出来事を元に話が進んでいくので、とても読みやすく経営に関しても考えさせられる。
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人がどういう状況下で黙過を起こすのかを知れるよい文献だった。経済も人なんだと言うことが改めて知れた。 チームということが、教育界、医療界で盛んに言われているがこういった失敗から学んでおくことは必要だろう。
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【目次】 Ⅰ.軋む巨体 9つの失敗を解く 1.理研 「科学技術」という名のゼネコン 2.マクドナルド 3万店のハンバーガー工場 3.代ゼミ 生徒ゼロの大教室 4.ベネッセ 巨大名簿会社の虚実 5.東洋ゴム 肥大化した「ムラ社会」 6.ロッテ 国家またぐ循環出資 7....
【目次】 Ⅰ.軋む巨体 9つの失敗を解く 1.理研 「科学技術」という名のゼネコン 2.マクドナルド 3万店のハンバーガー工場 3.代ゼミ 生徒ゼロの大教室 4.ベネッセ 巨大名簿会社の虚実 5.東洋ゴム 肥大化した「ムラ社会」 6.ロッテ 国家またぐ循環出資 7.三井不動産 マンションの膨張と傾斜 8.化血研 エイズと背徳の20年 9.出光 読み違えた航路 Ⅱ.失敗の系譜 巨体を蝕む6つの病 1.膨張期 2.巨体維持期
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10年以上前に「三洋電機」という家電メーカーにいました。 内定をもらったときは絶頂期。入社した途端に粉飾決算や中越地震による工場倒壊など、「こんなこと起きる?」みたいなことが次から次へと目の前で!? 社員一律給与カット、自社商品の購入ノルマなどが起きているにもかかわらず、「ま...
10年以上前に「三洋電機」という家電メーカーにいました。 内定をもらったときは絶頂期。入社した途端に粉飾決算や中越地震による工場倒壊など、「こんなこと起きる?」みたいなことが次から次へと目の前で!? 社員一律給与カット、自社商品の購入ノルマなどが起きているにもかかわらず、「まあ、うちは潰れないっしょ」という楽観的な空気をみて、「やばいでしょ。。。」と思ってました。笑 まあ、その後はご承知の通りパナソニックに買収されましたが、その間の顛末を同期や先輩から聞いていると「むむむ。。。」と思うことばかりでした。 不祥事や倒産する会社には、共通のパターンがあるというのをこれまでの記者生活から体系立てて説明しているのがこの一冊。しかし、「優良企業だと思っていたのに。。。」なんてことはもはや通用しない時代に突入しているのでしょうね。 自分の会社は大丈夫か?そんなことも客観的に見られる感覚が大事ですね。
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・最近の不祥事事例集 ・第一部、第二部と分かれていて、第二部でも追加で事例を出していることから、ひとつひとつのエピソードは短め。「失敗の研究」としてまとめるためにネガティブな側面ばかりを強調し、ストーリー性を持たせるために煽る雰囲気がやや強い ・数字の話もあまり出てこないので、本...
・最近の不祥事事例集 ・第一部、第二部と分かれていて、第二部でも追加で事例を出していることから、ひとつひとつのエピソードは短め。「失敗の研究」としてまとめるためにネガティブな側面ばかりを強調し、ストーリー性を持たせるために煽る雰囲気がやや強い ・数字の話もあまり出てこないので、本当にそうなのか、他社と比べてどうだったのかがわからない ・掴みとして面白く書いてあるので、興味のあるものは自分で追加で調べればいいか。化血研周り、理研周りとか
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新年1冊目にふさわしい本。9つの事例とその分析と今後の展望なのだが、知ってることばかりでもう一つ物足りない感じ。外部からの状況証拠だけではこれが限界か。 私の勤務先も、まさに焼け太りした脂肪の塊のような組織がさらに巨大化のみを目指しており、意思決定はムラ化、独善化し、一般社員から...
新年1冊目にふさわしい本。9つの事例とその分析と今後の展望なのだが、知ってることばかりでもう一つ物足りない感じ。外部からの状況証拠だけではこれが限界か。 私の勤務先も、まさに焼け太りした脂肪の塊のような組織がさらに巨大化のみを目指しており、意思決定はムラ化、独善化し、一般社員からは迷宮化した組織の実態把握などできず、恐竜化し倒れつつあるその姿を傍観するしかないといった状況になっています。サービスやメーカーだけでなく金融も潰れる時代がすぐそこに来ている気がします。
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JAL、代ゼミ、武富士、雪印、JR西日本など、経営失敗事例を「肥満化」「官僚化」「迷宮化」「独善化」「ムラ化」で原因を分類した作品。 肝心の当事者の取材や証言がほぼ無きに等しく難あるが、周辺者への大量の証言で補い、説得力を増している。 多くの企業に現場軽視という事象が散見される...
JAL、代ゼミ、武富士、雪印、JR西日本など、経営失敗事例を「肥満化」「官僚化」「迷宮化」「独善化」「ムラ化」で原因を分類した作品。 肝心の当事者の取材や証言がほぼ無きに等しく難あるが、周辺者への大量の証言で補い、説得力を増している。 多くの企業に現場軽視という事象が散見されるのには参考となった。 接着剤で有名企業3Mの「自主性を持った多数の社員の集合体として企業が動いて行った方が成功する」という組織目標が本当に重い。
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