1,800円以上の注文で送料無料

決断。 の商品レビュー

3.5

5件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2020/12/10

全盲の弁護士とピアニストの二人が結婚して目の見える二人の子供を育てている。 目が見えている立場からは想像も出来ないような生活ですが、お二人とも不便さを感じることがあっても前向きに人生を楽しんでいます。 「障害は不便だけど不幸じゃない」というしょうがいの言葉を聞いたことがありま...

全盲の弁護士とピアニストの二人が結婚して目の見える二人の子供を育てている。 目が見えている立場からは想像も出来ないような生活ですが、お二人とも不便さを感じることがあっても前向きに人生を楽しんでいます。 「障害は不便だけど不幸じゃない」というしょうがいの言葉を聞いたことがあります。 人の数だけ色々な人生がある。 幸せのかたちも色々あるのだから幸せか不幸は周りじゃなく自分で決めればいいんですよね。

Posted byブクログ

2018/06/19

全盲の弁護士である大胡田誠さんとその妻で音楽家の亜矢子さん。お2人が家族を築くまでの出来事をそれぞれの目線と思いとともに綴る。 視覚障害を抱えたお2人の人生は常に葛藤と決断の連続だったと思わされる。身体的・精神的に出来ることと出来ないことを選り分け、ときには誰かの制止を振り切っ...

全盲の弁護士である大胡田誠さんとその妻で音楽家の亜矢子さん。お2人が家族を築くまでの出来事をそれぞれの目線と思いとともに綴る。 視覚障害を抱えたお2人の人生は常に葛藤と決断の連続だったと思わされる。身体的・精神的に出来ることと出来ないことを選り分け、ときには誰かの制止を振り切ってときには誰かの助けを受けながら、挑戦を繰り返し可能性と幸せを積み重ねていったことが分かる。進路や恋に悩み、見えないからこそ不安だったり喜びだったりを感じる2人の交互の視線は恋愛小説のようだ。一方、前著「全盲の僕が弁護士になった理由」では語られなかった母の自殺や結婚までのすれ違い、流産は読んでいて胸を抉られるような気持ちになる。 子供時代に亜矢子さんが先生から言われた一言、「眼が見えないのだから看護師には絶対になれない」というエピソードは、教育には優しいと厳しさを併せ持って真摯に向き合う姿勢、子供の才能を信じ切る気持ちが必要なのだと感じさせられた。 現在こころちゃんと響くん、2人の子供を抱えて幸せな家庭を育まれている姿は人生の素晴らしさを教えてくれ、勇気をくれる一冊であった。

Posted byブクログ

2018/05/30

全盲のハンディを克服し弁護士になった男性と、武蔵野音大を卒業、声楽家になる夢を叶えた女性。出会って子を持つまでの奇跡の愛

Posted byブクログ

2018/03/18

図書館で借りた本。全盲の夫婦の生い立ちから出会い結婚、出産、子育て中までを書いたノンフィクション。奥様は双子で生まれ未熟児だった影響の為に全盲に。旦那様は弟も同じ先天性緑内障だというから遺伝的要素があったのかもしれない。小6でほぼ失明。2人とも全盲の人が受験で入る筑波大附属中学に...

図書館で借りた本。全盲の夫婦の生い立ちから出会い結婚、出産、子育て中までを書いたノンフィクション。奥様は双子で生まれ未熟児だった影響の為に全盲に。旦那様は弟も同じ先天性緑内障だというから遺伝的要素があったのかもしれない。小6でほぼ失明。2人とも全盲の人が受験で入る筑波大附属中学に入学し旦那様は29歳で司法試験に合格し弁護士に。子育ては親の助けもあり頑張っている。全盲でも生き甲斐を持ち、家族として支えあって生きる姿にあっぱれです。

Posted byブクログ

2018/02/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 今年一冊目に読み終わった本は、全盲の弁護士 大胡田誠さんと、奥様で歌手の大石亜矢子さんの著書です。 実は大胡田家のみなさんとは共通点がとても多く、 誠さんの本も読ませていただき、お仕事でもご一緒させていただいたことがあります。 亜矢子さんとも昨年フェイスブックで繋がらせてもらいました。 娘さんとうちの子の年齢が同じということもあり、母として共感できる部分がたくさんありました。 子供の頃から、お二人がそれぞれの視点で同じ時期の様子を振り返って交互に書かれていました。 お子さんが赤ちゃんの頃、爪切りができなかったという亜矢子さんの章を読んで、あの頃のことを思い出しました。 小さいころは何かあってはいけないと、つねに気持ちが張り詰めていた私。 見えなくてできないことがいっぱいある中、爪切りもできないなんて、と思って泣いたことを思い出しました。 でも、ヘルパーさんにお願いすることができ、綾子さんも近所の方にお願いしたと書かれていました。 見えないことで大変なことはあるけど、周りに素敵な人がたくさんいるんだろうなと思いながら読みました。 学生時代の話、東日本大震災直後の出産、産後鬱の話…。 赤裸々に綴られている文章の中に、お二人の真っすぐ里明るさが書かれていました。 素敵な一冊でした。

Posted byブクログ