きまぐれな夜食カフェ の商品レビュー

古内一絵(著者)

2018/03/03

期待を裏切らないマカンマランシリーズでした。個人的には、もっとシャールさんを出してー‼という願望はあります…。こんなカフェならお酒を飲まなくても満たされそう。

2018/02/20

大好きなシリーズ第3弾。
今回もシャールさんの温かくて優しい一言一言に泣けた。
厳しい現実に苦しむ人達を否定することなく先ずは認めてくれる、シャールさんの懐の深さには読み手の心も救われる。
みんな「マカン・マラン」の門の明かりを見ただけでホッとするんだろうな。
くつろげる空間、楽しい笑い声、そしてシャールさんが真心込めて作った美味しい夜食…それらがあれば上機嫌に日々を過ごせる。

特に後半に出てきた燿子と比佐子さんには同じ女性としてとても共感した。
二人のその後がどうか明るいものになりますように、と願うばかり。

心が凝り固まった迷える人達も縁があれば「マカン・マラン」に辿り着ける…私もいつか辿り着きたい。
「あら、いらっしゃぁああい」と野太い低い声で出迎えられたい。
そして「よたび」で再びシャールさん達に逢えますように。

2018/02/17

3作目も面白かった。シリーズ化するとマンネリ化しやすいしなーといつも思うのだけど、この作品はそんなこともなく…物語の中の時間が前に進んでるからか？あといろんな人の視点で描かれる連作短編集だから飽きない、というのもあるのかも。食べ物小説最近いっぱい出回ってるけど、これのような、食べ物が中心でなくキーアイテムになってるような作品の方が好き。きれいなとこだけじゃなく暗かったり辛かったりかっこ悪かったりするとこほがそのまんま描かれてる、その人の描き方が好み。

2018/02/12

1話
コールセンターで働く女性
いじめ、ネットクイーン
妬みのシロップ
2話
料理人
小さい頃から天才と言われいざ修行に出るも店をやめ新進気鋭の料理もできず味がわからなくなる
料理人
最後にうるっときた
3話
専業主
シャールさんの初めてのお客様で、会社の後輩結婚式のドレス頼み離婚式のドレスも頼む
インドのアーユルヴェーダの料理
最後に涙が流れた
4話
比佐子さんの終活ノート

読み終わって、やっぱりお腹が減った。
温かいスープを読みながら作って、読み終えて食べた。

2018/02/03

ネット上で匿名で人や店、話題のモノをディスることでしか幸せを得られない綾や、修業中のトラブルで調理が出来なくなってしまった板前や、タワマン住まいの仮面夫婦や、比佐子さんの人生振り返りなど。

マカンマランみたび！相変わらずシャールさんはかっこよく、とても素敵。今回は毒が結構きつめだったけど、みんなラストは爽やかで安心と安定のマカンマランシリーズ。板前さんの話と仮面夫婦に苦しむ妻の話が特に良かった。私もしんどい日にはシロップを作ろう。

2018/12/06

シリーズ３作目、ますます絶好調です！今回のが一番冴えていました。！ほぼ一気読みです。
初めてシャールが「ここで食べさせない」と言った相手はディスりの女王。でも、見捨てることはなかったですね。
シャールさんは今回も、味覚異常になった料理人、離婚する夫人、一人暮らしの老婦人の心の支えになっていきます。自らの運命を飲み込みながら・・・。
見知らぬ人の人生を知り、自分とは違う考え方を知り、暮らし方を知る。エピソードの巧みな構築と、きめ細かい生活描写。仕草やため息まで聞こえて来そうな、彼らの実在感が、この物語の一番の魅力だと思います。
シャールさんも比佐子さんも、どうぞ息災でいてください、と祈るばかりです。
次回も楽しみに待っています。

2018/01/30

待ってましたの第3弾。今回の表紙は特にかわいい。
色んな悩みを抱えた人達が出て来ますが、今回は特に序盤は陰鬱で辛かった。シャールさんと関わってどう変わっていくのかとページをめくってました。
２つ目のお話しが今の自分の悩みと重なるようで、シャールさんの言葉に思わず涙が出てしまいました。でも１つ１つのお話しを読み終える度、ホッと息をついてしまいます。
この本だけでも楽しめますが、以前悩んでた人達のその後も分かって2倍楽しめます。
相変わらず美味しそうな料理がたくさん出てきて本当に近所にないかなあと探したくなります。年に一度通えるこの本が、マカンマランのお店が長く続いてくれるよう願ってしまいます。

2018/01/24

不安や苦しみが柔らかくなったとき、わたしの心も解放されたようでその読後感に癒される。
いつもながらそれぞれのタイトルもステキ。

2018/01/21

シリーズ3。変わらないパターン。でも安心して読めた。仕方ないが出てくる人が多すぎ。
2018.1.21

2018/01/09

大好きなシリーズの続編が読めるのは本当に幸せ。

今回もまた素敵なシャールさん達に出会えて嬉しかった。

このシリーズを読むと食生活、もう少し気を付けなきゃと改めて思わされる。

またいつかシャールさん達に会えますように。

2018.1.9 読了